オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/人間(体裁・誇張・恥)


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   頭隠して尻隠さず
   (あたまかくしてしりかくさず)
    └草むらの中に首を突っ込んで隠れたつもりでいる雉子が、
     尾が丸見えでも平気でいることから、悪事や欠点などの
     一部だけしか隠していないのに、本人は完全に隠したつ
     もりでいることの愚かさをいう。

   命長ければ恥多し
   (いのちながければはじおおし)
    └長生きをすると、それだけ恥をさらす機会も多くなると
     いうこと。

   内裸でも外錦
   (うちはだかでもそとにしき)
    └内実は貧しくても、世間体は立派につくろうこと。

   会稽の恥
   (かいけいのはじ)
    └敗戦による恥辱。人から受けた屈辱的な恥のこと。

   餓鬼の断食
   (がきのだんじき)
    └餓鬼は普段からものを食べないのだから、断食してもた
     いして意味はない。転じて、見えすいた偽善や体裁をつ
     くろって、善行をことさらに言い立てるたとえ。

   食いつく犬は吠えつかぬ
   (くいつくいぬはほえつかぬ)
    └実力のある者は、むやみに騒ぎ立てないというたとえ。

   沽券に係わる
   (こけんにかかわる)
    └「沽券」は、土地や財産を売買するときの証文。転じて、
     品位、体面、信用などの意。今まで保ってきた品位や体
     面にさしつかえること。信用を落とすこと。

   面の皮を剥ぐ
   (つらのかわをはぐ)
    └何くわぬ顔をした厚かましい人の悪行や正体を、公衆の
     面前で暴いて面目を失わせること。「面皮を剥ぐ」とも。

   釣り落とした魚は大きい
   (つりおとしたさかなはおおきい)
    └釣り上げる直前に落とした魚は、実際よりも大きく思い
     がちなように、手に入れかけて失ったものはすばらしい
     と思いがちであることのたとえ。

   取らずの大関
   (とらずのおおぜき)
    └番付上位の大関が、相撲をとって見せない、の意から、
     力量を見せたことがないのに、偉ぶっている人のたとえ。

   虎の威を藉る狐
   (とらのいをかるきつね)
    └強い虎の威勢を借りていばる狐。実力がないのに、権力
     者の威信を笠に着ていばりちらすこと。またそのような
     人物。出典は「戦国策」。

   逃した魚は大きい
   (のがしたさかなはおおきい)
    └釣り損なった魚が大きく見えるように、手に入れかけて
     から失ったものはことさら惜しいものであるということ。

   猫を被る
   (ねこをかぶる)
    └見かけはおとなしい猫のように、本章を包み隠しておと
     なしそうに装うたとえ。また、知って知らぬふりをする
     たとえ。「猫被り」ともいう。

   馬脚を露す
   (ばきゃくをあらわす)
    └芝居で馬の脚を演じている役者が、うっかり自分の姿を
     見せてしまうこと。転じて、包み隠していた事柄や正体
     が露呈することのたとえ。ぼろを出すこと。

   白髪三千丈
   (はくはつさんぜんじょう)
    └白髪が長く伸びたことを誇張していったもので、心配や
     悲しみが深いことを表すことば。また、年老いて人生の
     憂いや悲嘆の日々を嘆くたとえ。

   化けの皮が剥がれる
   (ばけのかわがはがれる)
    └今まで隠していた素性や物事の真相がばれてしまい、正
     体が露顕してしまうこと。

   八方美人
   (はっぽうびじん)
    └だれに対しても如才なくふるまう人。いろいろな方面に
     抜け目なく対応する人を軽んじていうことば。

   張り子の虎
   (はりこのとら)
    └竹と紙で作った虎のおもちゃ。肩書きだけで実力のない
     者、弱いくせに虚勢をはる者のたとえ。また、張り子の
     虎は首を縦に振るようにできているので、首を振る癖の
     ある人、ただうなずくだけの主体性のない人のたとえ。

   針ほどのことを棒ほどに言う
   (はりほどのことをぼうほどにいう)
    └小さなことを大げさに吹聴したり、取り上げたりするこ
     とのたとえ。

   人は見かけによらぬもの
   (ひとはみかけによらぬもの)
    └人間の本心や人柄の善し悪しは、外見からは判断できな
     いものである。人は外見からはうかがい知れない意外な
     一面を持っているということ。

   馬子にも衣装
   (まごにもいしょう)
    └「馬子」は、客や荷物を馬で運搬していた者で、身分の低
     い者の意。馬子でさえ、立派な衣装を着れば、見栄えがす
     る。つまらない人間でも、外面を飾り立てれば立派な人間
     に見えるというたとえ。

   羊頭を懸けて狗肉を売る
   (ようとうをかけてくにくをうる)
    └店の看板に羊の頭をかけておき、実は狗(犬)の肉を売る。
     見せかけや宣伝とは違う粗悪な品を売ること。表面は立
     派であるが、内容は劣っていることのたとえ。「羊頭を
     掲げて狗肉を売る」「羊頭狗肉」ともいう。



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