オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/人間関係(喧嘩・別れ・仲裁)


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   挨拶は時の氏神
   (あいさつはときのうじがみ)
    └「挨拶」は、仲裁の意。けんかや口論の仲裁をしてくれる
     人は、ありがたい氏神様と同じであるという意。仲裁人の
     調停には、速やかにしたがうのがよいという教え。

   雨降って地固まる
   (あめふってじかたまる)
    └雨が降ると、しみ込んだ水が地面を引きしめ、固くなる
     ことから、もめ事や困難なことがあったあと、その試練
     に耐えうることで、かえって物事が丸く治まり、落ち着
     くようになるたとえ。

   怒れる拳笑顔に当たらず
   (いかれるこぶしえがおにあたらず)
    └怒って振り上げた拳も、笑顔の相手には振りおろせない。
     相手の怒りや強気な態度には、かえって優しい態度で対
     するほうがよいという教え。

   鼬の最後っ屁
   (いたちのさいごっぺ)
    └鼬が人の前を横切ること。鼬は同じ道を二度通らないと
     いう言い伝えから、行ったきりで戻らない不吉な前兆と
     される。また、交際や音信がとだえることをさしていう。

   売り言葉に買い言葉
   (うりことばにかいことば)
    └相手に言われた悪口に、悪口で返すこと。「けんかを売
     る「けんかを買う」などの言い方に関連したことば。

   蝸牛角上の争い
   (かぎゅうかくじょうのあらそい)
    └「蝸牛」は、かたつむりのことで、その左の角にある国
     の触氏と、右の角にある国の蛮氏とが、領地問題で争っ
     たという寓言による。とるに足らない争い、狭い世界で
     のつまらない争いをたとえたことば。出典は「荘子」。

   喧嘩両成敗
   (けんかりょうせいばい)
    └「成敗」は、処罰の意。けんかや争いに決着をつけるとき、
     どちらに理があろうとも、共によくないこととした、双方
     を罰すること。中世・近世にこうしたしきたりがあった。

   多勢に無勢
   (たぜいにぶぜい)
    └大勢の敵に少人数で対抗しても、とても勝ち目はないと
     いうこと。数の多寡が勝負を決定するということ。

   闘う雀 人を恐れず
   (たたかうすずめ ひとをおそれず)
    └雀のようにか弱く臆病な鳥でも、雀同士で闘っている最
     中は、人が近づいても逃げようとしないという意味。何
     かに夢中になって我を忘れているときには、身の危険も
     顧みずに思いがけない強さを発揮するというたとえ。「
     闘雀人を恐れず」ともいう。

   叩かれた夜は寝やすい
   (たたかれたよるはねやすい)
    └人に害を与えて後悔するより、人から害を与えられるほ
     うが、心安らかでいられるということ。

   立つ鳥跡を濁さず
   (たつとりあとをにごさず)
    └水鳥が旅立ったあとは水が濁らないように、人も去る
     ときにはきれいに後始末すべきであるという教え。ま
     た、引き際がきれいなことのたとえ。「飛ぶ鳥跡を濁
     さず」ともいう。

   血で血を洗う
   (ちでちをあらう)
    └悪事には悪事で対抗する、殺傷に対して殺傷で報復する
     ことのたとえ。また、身内同士が互いに憎しみあって争
     うことのたとえ。過剰な内輪もめのこと。

   敵に塩を送る
   (てきにしおをおくる)
    └敵が困っているときに、助けの手を差し出すこと。

   敵もさるもの引っ掻くもの
   (てきもさるものひっかくもの)
    └競う相手もさすがに優れた者だ、と実力を認めることば。

   出る杭は打たれる
   (でるくいはうたれる)
    └才能豊かで頭角を現した人や、出すぎたふるまいをする
     者は、他人のねたみを受けて憎まれたり、邪魔にされた
     りするものだということのたとえ。

   時の氏神
   (ときのうじがみ)
    └争い事の収拾がつかなくなったところに現れて、事態を
     治めてくれるありがたい人をいう。

   泣く子と地頭には勝たれぬ
   (なくことじとうにはかたれぬ)
    └「地頭」は平安・鎌倉時代、荘園管理に当たった役人。泣
     く子と地頭とは争っても勝ち目がないということ。道理の
     通じない者と権力のある者には、道理も通じず、言いなり
     になるしかないというあきらめのことば。

   寝首を掻く
   (ねくびをかく)
    └人が寝ている間にその首を斬ること。卑劣な方法で、ま
     た不意打ちをして相手を陥れること。

   氷炭相容れず
   (ひょうたんあいいれず)
    └氷と炭火のように、性質が反対で合わないことのたとえ。

   覆水盆に返らず
   (ふくすいぼんにかえらず)
    └一度したことは、取り返しがつかないというたとえ。ま
     た、別れた夫婦は、元通りにならにというたとえ。

   真綿で首をしめる
   (まわたでくびをしめる)
    └「真綿」は、繭玉を湯につけて引きのばし、綿のようにし
     たもの。細かくて柔らかいが切れない真綿で首をしめるよ
     うに、遠回しに、じわじわと相手を責め苛むこと。

   真綿に針を包む
   (まわたにはりをつつむ)
    └柔らかくて心地のよさそうな真綿に針を隠しておいて、ち
     くりと相手にさすことから、外見は優しくふるまっている
     が、内心では敵意を抱いていることのたとえ。

   両雄並び立たず
   (りょうゆうならびたたず)
    └力の匹敵する二人の英雄が現れれば必ず争いとなり、ど
     ちらかが倒れるということ。出典は「史記」。



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