オーロラの瞳

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ことわざ/人間関係(恩・情・仇・憎悪)


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   仇を恩で報ずる
   (あだをおんでほうずる)
    └うらみを抱いて当然の相手に、逆に情けをかけること。

   雨晴れて傘を忘る
   (あめはれてかさをわする)
    └楽になると、苦しかったときのことも、そのとき受けた
     恩義も忘れてしまうことのたとえ。

   魚を得て筌を忘る
   (うおをえてせんをわする)
    └「筌」は、魚を捕るための竹製の道具。目的を達すると、
     それまで利用していたもののことは忘れてしまうという
     たとえ。また人から受けた恩を忘れることのたとえ。

   江戸の敵を長崎で討つ
   (えどのてきをながさきでうつ)
    └江戸で受けたうらみを遠い長崎で晴らす。昔のうらみを、
     思わぬとき、思わぬ場所で、または筋違いなことで仕返
     しすること。

   恩を仇で返す
   (おんをあだでかえす)
    └「仇」とはうらみ、害を与えること。恩を受けた相手に感
     謝するどころか、ひどい仕打ちをすること。

   酒買って尻切られる
   (さけかってしりきられる)
    └酒をごちそうした相手に、酔って尻を切られたという意
     味。転じて、好意でしたのに仇で返されるたとえ。

   大恩は報ぜず
   (だいおんはほうぜず)
    └人は大きな恩義を受けると、感謝して何か恩返しをしよ
     うと思うものだが、あまりに大きな恩義には、かえって
     気づきもせず報いようともしないものであるということ。
     「大恩は酬いず」「大恩は忘る」ともいう。

   搗いた餅より心持ち
   (ついたもちよりこころもち)
    └ごちそうされた餅より、もてなしてくれたその厚意のほ
     うがありがたいということ。品物よりその心づくしのほ
     うがうれしいというたとえ。餅と心「持ち」語呂あわせ。

   情けが仇
   (なさけがあだ)
    └相手を思い好意からやったことが、かえって相手にとっ
     て悪い結果になってしまうことをいう。

   情けの酒より酒屋の酒
   (なさけのさけよりさかやのさけ)
    └「なさけ」のさけ(=酒)よりも、酒屋の酒がいいという
     語呂合わせ。口先だけの同情よりも、実際に役立つ金品、
     援助のほうがありがたいというたとえ。

   情けは人の為ならず
   (なさけはひとのためならず)
    └人に情けをかければ、相手のためになるだけではなく、
     巡り巡っていつかは自分自身に返ってくるということ。
     善行を施すのは自分のためでもあるということ。

   情けも過ぐれば仇となる
   (なさけもすぐればあだとなる)
    └情けをかけるのも度が過ぎると、かえって相手のために
     ならなかったり、迷惑がられるということ。

   憎き鷹には餌を飼え
   (にくきたかにはえをかえ)
    └刃向かうものを力ずくで屈服させるより、むしろ利益を
     与えて手なずけるようにしたほうがよいという教え。

   鼠壁を忘る 壁鼠を忘れず
   (ねずみかべをわする かべねずみをわすれず)
    └鼠のほうは壁をかじったことなどすぐ忘れるが、壁のほ
     うには鼠のかじった跡が残る。加害者はすぐ忘れるが、
     被害者はいつまでも恨みを忘れないというたとえ。

   喉元過ぎれば熱さを忘れる
   (のどもとすぎればあつさをわすれる)
    └熱いものを飲み込んでも、熱さを感じるのは喉までで、
     それを過ぎれば熱かったことなど忘れてしまう。苦しか
     ったことも過ぎ去ってしまえば、その苦しさを忘れてし
     まう。また、苦しいときに受けた恩を、その苦しさが取
     り除かれると簡単に忘れてしまうというたとえ。

   人を呪わば穴二つ
   (ひとをのろわばあなふたつ)
    └相手を呪い殺そうと墓穴を掘る者は、自分も同じ目に遭
     って自分用の墓穴も必要となる。人に害を与えようとす
     れば、やがては自分にもそれが返ってくるということ。

   坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
   (ぼうずにくけりゃけさまでにくい)
    └「袈裟」は、僧が法衣の上に肩からかける布のこと。僧
     を憎らしく思えば、僧が着ている袈裟までも憎らしく思
     えるという意味。転じて、人を憎む気持ちがあると、そ
     の人にかかわるものすべてが憎くなるというたとえ。

   目には目 歯には歯
   (めにはめ はにはは)
    └目をつぶされたら相手の目をつぶし、歯を折られたら相
     手の歯を折るという意。受けた危害に対して、同じやり
     方で反撃するという「ハンムラビ法典」にあることば。

   世は情け
   (よはなさけ)
    └世渡りには、互いに思いやりの心、情けを持って助け合
     うことが必要であるということ。


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