オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/社会生活(衣食住・生まれ育ち)


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   家柄より芋茎
   (いえがらよりいもがら)
    └よい家柄よりも、食べられる芋茎のほうがよいという意。
     落ちぶれた旧家や門閥をあざけっていうことば。

   家貧しくて孝子顕る
   (いえまずしくてこうしあらわる)
    └家が貧しいと子供も家計を助けたりするので、自然とそ
     の孝行が人に知られてくる。逆境のときこそ、人の真価
     が現れて認められるという意。

   芋の煮えたも御存じない
   (いものにえたもごぞんじない)
    └芋が煮えたか煮えないかという簡単なことすら判断でき
     ないたとえ。世間知らずの若様や姫君の常識のなさを笑
     うことば。甘やかされて育った人間のたとえ。

   氏無くして玉の輿
   (うじなくしてたまのこし)
    └「氏」は家柄。「輿」は、昔の貴人が用いた乗り物で、「玉
     の輿」とは玉のように美しい輿の意。転じて、女性が富
     裕な男性と結婚すること。女は家柄に関係なく、その魅
     力によって高い身分の男に見初められて結婚し、富や地
     位を得られるということ。

   氏より育ち
   (うじよりそだち)
    └家柄や身分よりも、環境や教育など育ち方のほうが、よ
     りその人の人格形成に深くかかわっているので重要であ
     るということ。

   海魚腹から川魚背から
   (うみうおはらからかわうおせから)
    └海の魚は腹から割き、川魚は背から割くのが料理の定法
     であるということ。

   お里が知れる
   (おさとがしれる)
    └言葉遣いや、ちょっとしたふるまいによって、その人の
     生まれ育った環境がわかるということ。

   駆けつけ三杯
   (かけつけさんばい)
    └酒の席に遅れてきた者に、罰として酒を続けざまに三杯
     飲ませること。

   五臓六腑に沁みわたる
   (ごぞうろっぷにしみわたる)
    └「五臓」は、心臓・肝臓・腎臓・肺臓・脾臓、「六腑」は
     胃・胆・大腸・小腸・三焦・膀胱をいう。転じて、腹の
     底まで、体のすみずみ、心の中にまでしみ通ること。

   魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ
   (さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ)
    └魚と餅の上手な焼き方をいったもの。魚を焼くときは、
     何度もひっくり返すと身が崩れるから、殿様のようにお
     っとりとした人間が焼くほうがよい。餅は絶えずひっく
     り返して焦がさないようにするため、こせこせした人間
     のほうがよい。仕事には向き不向きがあるというたとえ。

   酒は憂いを掃う玉箒
   (さけはうれいをはらうたまははき)
    └酒は悩み事や心配事を払い清めてくれるすばらしい箒で
     ある、の意から、酒を賛美していうことば。

   酒は飲むとも飲まるるな
   (さけはのむとものまるるな)
    └酒を飲むのはいいが、飲みすぎて理性を失ってはいけな
     い。酒を飲むならほどほどにせよという戒め。

   酒は百薬の長
   (さけはひゃくやくのちょう)
    └酒は適度の量ならば、どんな薬よりも体によいというこ
     と。酒を賛美していうことば。

   酒池肉林
   (しゅちにくりん)
    └酒や肉が豊富にあるぜいたくな宴会のこと。

   空き腹にまずい物無し
   (すきばらにまずいものなし)
    └空腹のときは、何でもおいしく食べられるということ。

   雀百まで踊り忘れず
   (すずめひゃくまでおどりわすれず)
    └雀は百歳まで跳びはねる癖が抜けない。若いとき身につ
     いた習慣や道楽は、年老いてからも忘れず、改まらない
     ということ。

   匂い松茸 味しめじ
   (においまつたけ あじしめじ)
    └茸では、香りなら松茸、味ならしめじが一番であると
     いう意。

   猫も跨いで通る
   (ねこもまたいでとおる)
    └魚が大好物の猫でさえまたいで通り過ぎるほど味の悪い
     魚の意。だれも取り合わないことをたとえていう。

   花より団子
   (はなよりだんご)
    └美しい花を見るより、団子を食べるほうがよいというこ
     と。風流より実益、名や外観よりも内容を選ぶことのた
     とえ。また、風流がわからず無粋なことのたとえ。

   人酒を飲む 酒酒を飲む 酒人を飲む
   (ひとさけをのむ さけさけをのむ さけひとをのむ)
    └飲酒三態。はじめのうちは酒を味わって飲んでいるが、
     次第に酔ってきてその勢いで酒を飲み、最後には酒に飲
     まれてしまう状態をいう。酒の飲みすぎを戒めることば。

   河豚は食いたし命は惜しし
   (ふぐはくいたしいのちはおしし)
    └おいしい河豚は食べたいが、かといって毒に当たるのも
     恐ろしいということ。

   名物に旨い物なし
   (めいぶつにうまいものなし)
    └とかく名物と呼ばれるものに、おいしいと思われるもの
     がないこと。名と実は伴わないことのたとえ。

   安かろう悪かろう
   (やすかろうわるかろう)
    └値段が安い分、品質も悪いということ。

   安物買いの銭失い
   (やすものがいのぜにうしない)
    └安物は質が悪いことが多く、結局損をすることになると
     いうこと。


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