ことわざ/社会生活(噂・評判・名誉)
人気blogランキング悪事千里を走る
(あくじせんりをはしる)
└悪い行いや悪い評価は、たちまち世間に知れ渡るもので
あるということ。出典は「北夢瑣言」。
後ろ指を指される
(うしろゆびをさされる)
└自分には見えない後ろから指をさされる。自分の知らな
い所で他人に悪口を言われること。
噂をすれば影(がさす)
(うわさをすればかげ(がさす))
└人の噂をしていると、その当人が近くに来ることがよく
あるということ。
聞いて極楽見て地獄
(きいてごくらくみてじごく)
└聞いた話では、極楽のようにすばらしいと思えたことも、
実際に見てみると地獄のようなひどさであるということ。
人から聞いた話と、自分で見た実際との違いのたとえ。
囁き千里
(ささやきせんり)
└ささやき声での話が、すぐ遠くまで伝わること。内緒話
や秘密が漏れやすいことのたとえ。「囁き八丁」とも。
死馬の骨を買う
(しばのほねをかう)
└つまらない者を優遇して、優れた人材が集まるのを待つ
こと。また、人材を集めるのに熱心なたとえにもいう。
人口に膾炙する
(じんこうにかいしゃする)
└｢膾」は細かく切った生の肉、｢炙」はあぶり肉で、共に中
国では美味なものとして人々に賞味されてきた食べ物。お
もに詩文や名句などが、多くの人々の口にもてはやされる
ということ。世間に広く知れ渡り話題になること。
曾参人を殺す
(そうしんひとをころす)
└嘘でも度重なると、人も信じるようになるというたとえ。
大徳は小怨を滅ぼす
(おおとくはしょうえんをほろぼす)
└大きな功績があれば、ささいな欠点や失敗などは問題に
されない。恩得が広大なら、わずかの恨みも自然に消え
てしまうということ。
得を取るより名を取れ
(とくをとるよりなをとれ)
└金銭の利益よりも人としての名誉を大切にせよ、という
こと。
虎は死して皮を留め人は死して名を残す
(とらはししてかわをとどめひとはししてなをのこす)
└虎が死後に立派な毛皮を残すように、優れた人は生前の
名声によって死後にも名を永く残すものであるというこ
と。また、死後の名誉を汚さないように、立派な生涯を
送る努力をすべきであるという教え。
名を竹帛に垂る
(なをちくはくにたる)
└歴史に名を残すこと。
抜け駆けの功名
(ぬけがけのこうみょう)
└「抜け駆け」は、戦いのときに手柄を立てようと、陣営
をこっそり抜け出して先駆けし、人より先に敵を攻める
こと。人を出し抜いて自分だけ手に入れた功名をいう。
根も葉もない
(ねもはもない)
└原因となる根も、結果である葉もない。まったく何の根
拠もないことのたとえ。単に「根もない」ともいう。
人の噂も七十五日
(ひとのうわさもしちじゅうごにち)
└世間の噂というのは、人に伝わるのも早いが、忘れられ
るのも早いものであるということ。
人の口に戸は立てられぬ
(ひとのくちにとはたてられぬ)
└人の口は、家の扉と違って閉めてはおけない。世間の噂
や評判は、防ぎきれないものであるということ。
人は一代 名は末代
(ひとはいちだい なはまつだい)
└人の命は一代きりだが、業績や名声は末永く後世に残る。
目先の欲得よりも、名を残すような生き方をせよという
こと。
見ると聞くとは大違い
(みるときくとはおおちがい)
└話に聞いたことと実際に見たことでは大きな違いがある
ことをいう。また、噂と実際が大きく違うこと。
洛陽の紙価貴し
(らくようのしかたかし)
└本の評判が高くなることのたとえ。また、著書の売れ行
きがよいことのたとえ。｢洛陽の紙価を貴からしむ」｢洛陽
の紙価を高める」、また、単に「紙価を高める」ともいう。
流言は知者に止まる
(りゅうげんはちしゃにとどまる)
└根も葉もない噂は、愚かな者の間では広まるが、知恵の
ある者は真に受けないので、そこで止まってしまうとい
うこと。出典は「荀子」。
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