二人目の目撃者
二人目の目撃者昨日の夜…家の前の道で冴鳥さんを見た…。
何をしていたかは思いだしたくもないけど――――
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私の家は土地が狭かったからかめずらしく三階建て。
部屋は三階にあって、屋根裏につながっており、吹き抜けから景色が一望できる。
そこから見える風景とか夜空とかが好きで、毎日寝る前に眺めるのが子供の頃からの日課。
昨日の夜も同じ。
普段通りに眺めてた。
深夜過ぎたぐらいだったかな物凄い勢いで走っている人がいて…
なんだろうなぁって見てたら 突然倒れて――
倒れたっていうよりは転んだみたいにみえたけど――― そこから先は
―――――― まぁ、ぐちゃぐちゃだった……。
震えがとまらなくて一睡もできなかった。
一時間ぐらいしてだれかが通報したらしい。
警察が来て、何かしてた。
親が私の様子を見に来たけど寝たふり。
朝には死体はなくなってた…もっとも白線で書かれた死体の後はばらばらだったけど。
テレビも何局かきてたけど、捕まる前に学校に向かうことにした。
でも…見られなくてよかった…。
怖かった。幻想的でもあったけど…。
あの子にはあんまり近づかないようにしよう。
こういう事件は見て見ぬふりが一番。
私が通報したり話したりしたところで誰も信じてくれないし。
証拠もどうせでない。
そもそも警察程度で彼女が捕まえれるのかな……
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