日本語で二重否定という表現がありますが、英語のそれとは使い方が違うんですよね。日本語では否定の否定は“肯定”になりますが英語では否定の否定は“強い否定”になります。例えば日本語で「助けてあげないこともない」と言ったとき、「(場合によっては)助けてあげよう」という意味ですよね。ところがこれをバカ正直に英語で「I DON'T prefer NOT to help you」と言ったら(実際こういう表現をするかどうかは別にして)「助けてなんかやるもんか」と言う意味になります。正反対の使い方になります。日本語では(-1)×(-1)=1、英語では(-1)+(-1)=-2という考えなんでしょうね。分かっていても実際にその表現に出会ったときには戸惑うものです。
聞いた話ですがアメリカの病院に次のような張り紙があったそうです。 「God does NOT make NO junk」(神は無用なものなどお作りになりません)
フレディ・マーキュリー(QUEEN)のLIVING ON MY OWMという歌には3重否定が出てきます。 「I DON'T have NO time for NO monkey business」(子供だましに付き合ってる暇はない)