「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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リキッドの奮闘記
下書き・6
敵のMig-29、数機が三機のF-15の下を通り抜け、後ろに食らい着こうとする。アンダーソンは後ろの僚機を散らさせると、操縦桿を引いてイーグルをインメルマンターンさせた。これを行うと速度が落ちるのだが、アンダーソンは不都合が無い様に更に速度を落とした。それによって彼の目の前にファルクラムのエンジンの火の玉が目に映った。その時は既に敵機は後ろを奪われない為に散らばっており、そのうちの一機が上昇した。アンダーソンは見逃さずにそれを追う。ミグは敵を振り切るために速度を上げ、右に旋回した。相手の動きを推測し、F-15は左に動く。
ファルクラムは完全に引き離そうと自分にGをかけたまま。方向を変えようとはしない。アンダーソンはそのまま左旋回を続けた。速度の差によって、最終的に彼はMig-29の後ろに出現する事になった。
ロックオンと同時にAAMが放たれ、ファルクラムの後部を吹き飛ばした。パイロットを吐き出した後、ミグは火を噴きながら重力によって地上に引かれていく。
敵がこちらを狙っていない事を願いながら、アンダーソンは爆撃機を狙う。銀色のB-52は二機編隊でその巨大な姿が目に入り込んでくる。何度か見ているが、気味が悪く成る程大きい気がした。編隊は四個程。思ったよりも多い。十機でこれだけ落とすのはなかなか骨が折れそうだ。
すると、ヴォレンのSu-27が敵爆撃機の編隊の横っ腹から、周りを気にする様子も無く突撃し、編隊をバラバラにさせているのが見えた。
<<護衛機!敵のフランカーが我々の編隊を乱している!追い払ってくれ!>>
<<分かっている!すぐに――――――ぐわぁ!>>
<<ああああああぁぁぁぁああ!>>
後ろからSu-27を撃とうとしていたファルクラムは突然旋回してきたB-52に激突した。どちらも積んでいる兵装が爆発し、跡形も無くバラバラに吹き飛んだ。ヴォレンはそれすら気にする様子が無い。一機のB-52を斜めから補足し、30mm機関砲を放つ。大口径の弾をまともに食らった爆撃機は火を噴き、高度を下げていく。
アンダーソンも一機の爆撃機をロックオンしたが、発射ボタンに指を置く前にフランカーのAAMが彼の獲物の体を破壊した。ストラトフォートレスと呼ばれた大型爆撃機は無残にも真ん中から圧し折れ、ガラスの様に砕け散る。どうやらフレアを使う暇も無かったらしい。
二機も落としたせいで、護衛機は彼を集中的に狙い始める。一機のミグがミサイルを放つのが見えた。
「ヴォレン!ミサイルだ!ブレイク!」
言われるまでも無い、とでも言うかのように彼は旋回、回転、を繰り返し、合計で三発来たミサイルを全て避けてしまった。それも爆撃機の編隊の間を縫って。一発はB-52に偶然当たった。
今は一人となってしまったワルキューレ隊の隊長。
いつもよりも起動力が格段に違う気がする。やはり悲しみと同時に怒りも、彼の心は背負っているのだろう。あんな動きをしてもヴォレンは疲れている様子も無く、レーダー上の点を掻き回していた。
このままだと撃墜数を全部持って行かれそうな気がした。Su-27の上にF-14とF-15が護衛機と爆撃機に襲い掛かり、敵の損害は増えていく。既に四個の編隊のうち、三つが地面に落ちるか、砕け散っていた。どうやら敵は油断していたのか、護衛機の数は最初から少ない。
この分ならすぐに終わりそうだ。
しかし、大抵いつもその様な期待は裏切られるものだった。
<<こちらAWACS!敵の爆撃機編隊が更に接近中。さっきよりもかなり多い>>
やっぱりこうなる。他の隊と連携を取るのが最適だ。
「ローエングリン1、済まないがここは任せる。片付け次第、こっちに手伝いに来てくれ」
<<了解。すぐに終わらす!>>
「よし、ジークフリート隊、続け!」
五機のイーグルは敵の第二派の迎撃へと向かった。
しばらく飛んでいると、さっきよりも多く点がレーダーに現れた。さっきの倍に近い爆撃機と護衛機。
<<五機でこんなに落とせませんよ!>>
フロートが嘆く。
確かにこんなにいては落とせない。護衛機がいないならいけるかもしれないが。
「AWACS、増援を呼んでくれないか?」
<<もう呼んである。そろそろ着く頃だが・・・・・・>>
スノー・アイの発言が中途半端に終わると、敵の爆撃機編隊がヴォレンが突っ込んだ時の様に乱れ始めた。どうやら他の部隊が攻撃を開始したらしい。レーダーに昨日と同じ様に友軍機の反応が現れる。
<<こちら第93戦術飛行隊“ローンウルフ”だ。八機だけだが手伝うよ>>
八機だけ、とは言うが、八機となると大編成だった。ジークフリート隊も乱戦の中に加わる。どうやらローンウルフ隊の機体はJA37ビゲンらしい。こちらも30mm機関砲で敵機に襲い掛かっている。威力が大きい分弾が少ないので、パイロットの技術が更に重要となる代物――――――とアンダーソンは考えていた。
ローンウフル隊のビゲンは真っ青に塗られている。水色の空の中、それは何故か際立って目立つ。少し旧式の機体をローンウルフ隊は見事に操っている。
ジークフリート隊も戦いに加わった。護衛機が任務を果たそうと襲い掛かってくる。
フロートは少し斜め上に見つけた、こちらに背中を見せているファルクラムをHUDに捕らえ、機体を上昇させながらバルカン砲を放つ。しかし、数発撃って当たらないのが分かると、赤い羊は上を見上げてMig-29の姿を目で追い続けた。何とかファルクラムの後ろに着いたと思うと、相手は上昇してこちらにまた背中を見せる。フロートはすぐに反応して同時に上昇し、今度は機銃を当てた。エンジンも燃料タンクも裂かれたミグは炎上し、火の玉になって視界から消えた。
「一機撃墜!」
代わりに彼は翼を傾けた爆撃機を視界に入れ、翼目掛けて弾を撃ち込んだ。一つのエンジンから煙が上がり、動きがおかしくなった。すると、その爆撃機は近くにいたB-52に近寄っていく。
<<ボムアウト6!寄るな!激突す――――――あああぁぁぁー!>>
二機のB-52は互いに爆発し、木っ端微塵になってしまった。
危うく炎に巻き込まれそうになったが、何とか赤い羊のエンブレムが描かれているイーグルはその場から離脱出来た。翼や胴体の破片が花びらには例えがたい様子で散った。
<<グッドキル!>>
バルクホルムがB-52に側面からAAMを撃ち、真っ二つにしながら言った。
ローンウルフ隊以外に増援が来る様子は無かったが、青のビゲンは二機で一機に襲い掛かり、火の粉を振りまく。護衛機も爆撃機もかなりの被害を負っていた。
やがて、ヴォレンとローエングリン隊も第一波を壊滅させ、二派目を攻撃し始める。大混乱の中、爆撃機は半分近くがあっけなく落とされていた。ヴォレンは空を焼き尽くしそうな勢いで攻撃を加えた。
敵も運が悪いとしか言えない。
だが、敵だけでは無かったらしい。攻撃に夢中になっていたマクロードはいつの間にか機銃を食らってしまい、F-14Dは煙を噴いていた。後ろにいたミグは彼の部下にその後すぐに落とされた。
「くっそー、被弾した!」
<<こちらスノー・アイ!マクロード大尉、すぐにベイルアウトしろ>>
「分かってるよ。ちなみに俺は自分で帰るからな!迎えに来なくていいからな!」
<<分かった分かった>>
スーパートムキャットはマクロードを撃ち出し、そのまま無人飛行を続けた。パラシュートに身を任せたまま彼は戦闘から目を離さない。あれだけ落とされてはもう敵も任務を果たせないだろう。
バルメシアの連中もそれに気付いたらしく、方向を変えて撤退し始めた。やがて、地面に足が着いたマクロードは衝撃に少し体を引き攣らせながら、落下傘を外し、何もこっちに落ちてこない事を祈りながら緑色の寂しい草地を歩いていた。アルシム周辺には雪が降っているが、ここは冷たい風が草を揺らしているだけだ。
ずっとこんな所で助けを待つのも面倒なので、マクロードはアンダーソン達が任務を終えて引き揚げて行くのを見てからナイメートンの方向へと歩き始めた。八機のビゲンも帰って行く。自分の隊の二倍の数とは、随分多いもんだ。
丘を見つけたので、彼はそこに登って方向があっているか確かめようとした。風を切りながら丘に上がると、目の前に戦闘機の残骸が燃えていた。焦げ臭い臭いが鼻を突く。何とかファルクラムだと判別出来た。破片が辺り一面に落ち、無残な姿だ。
マクロードはある言葉を思い出した。
“戦闘機ってのは落ちたら終わりなんだ”
2005年に放送されたベルカ戦争のドキュメンタリー番組。三回以上は見た記憶がある。それに出ていたあるエース・パイロットの言葉だった。
確かにあのパイロットの言う通り、落ちてしまえばそれで終わりだ。中の人間も脱出出来なければ同じ。
自分は運よく出られたが、次はどうなるやら。
さっきまで乗っていたF-14は終わったんだろう。空中でパイロットの手から離れたのだから。
残骸から離れると、マクロードはナイメートンの方向を確認し、再び歩き始めた。
敵は全滅させられてしまったのだろうか。
戦争に哀れみは無用だが、それでも人間の本能が働いた。どちらにせよ、どっちかが勝つか負けねばならない。
彼はファルクラムの残骸にきびすを返すと、足早にその場を後にした。
方向がこっちで合っていればいいんだが。
一台のジープが沿岸に位置するガードケルクに向かっていた。オーレンに行ったのは良かったものの、危うく敵に見つかりそうになったのである。既に友軍は撤退してしまったらしい。
「ガードケルクはまだでしょうか?」
ファイア軍曹はハンドルを握りながら細い田舎道を走っていた。ここにも雪は降っていない。
「この道を行けば着くはずだ
」クリスは持っているデザート・イーグルを後部座席で磨いていた。
銀色の銃が午前の太陽に照らされて光っている。
そして突然、ファイアがゆっくりと車を停めた。
「どうした?」
クリスが拳銃を磨く手を鎮める。
「誰か歩いてますよ」
遠くに誰が歩いていた。水色の服を着ている。クリスは前部座席に乗っているパイロットの背中を見た。
この男と同じ格好だ。
マクロードは戦闘で多少、体力を使っていたので思ったよりも歩くのがキツかった。やっぱり救助隊を呼ぶべきだったかもしれない。
ゆっくりと歩いていると、車が走る音が後ろから聞こえた。敵であるはずは無い。まだここはフォーバットの領土なのだから。
振り向くと、案の定味方だった。
ジープは自分の目の前で停まり、後部座席の中年の陸軍将校が言った。
「あんたパイロットだろ?乗せてってやるよ」
マクロード大尉は、これぞ神の助けと思い、すぐに乗り込んだ。何とか荷台に乗る事が出来る。
「すまない。何処へ向かっているんだ?」
マクロードが落ち着いて尋ねる。
「ガードケルクさ。一番近い」
クリスが言った。
ガードケルク・・・・・・どうやら道を間違えていたらしい。
ま、いいか。
第三章 完
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