晩夏から初秋に、3つに深く切れ込んだ葉をつけて長く伸びた花茎の先に、淡い紫色の筒状の小花が傘状に集まって咲いたあと、白い綿毛をもったタネが風にのって飛んでいきます。
9月8日の誕生花は、万葉の時代から親しまれている秋の七草のひとつ、フジバカマ(藤袴)。
花の名は、藤色の花の花弁の形が袴(はかま)に似ていることから名づけられました。
フジバカマは乾燥させた茎や葉に桜餅の葉のような香りがあり、平安時代の女性は匂い袋に入れたり、茎や葉を水につけて髪を洗ったりしたそうです。
花言葉「あの日を思い出す」は、村人たちが旅姿の若い女性の身につけていた藤の蔓をさらして織った袴を思い出して、この花に藤袴という名をつけて呼んだという故事からつけられています。
村人たちが街道のはずれに倒れていたうら若い女性を、身分の高いお姫様だろうと哀れに思い、手厚く葬ってあげると、お墓のあたりに可憐な草が生えて、秋に薄紫色の花を咲かせました。
花言葉「他人の恋の相談役」「恋のキューピット」は、少しずつ花を咲かせる傍らで、綿毛をつけたタネが大急ぎで飛んで行くことからでしょうか。
花言葉「ためらい」は、たくさんの小花が少しずつ咲いていくことからつけられています。
大きなプランターのフジハカマや鉢植えの斑入り葉、銅葉品種のユーパトリウム チョコラータ(Eupatorium rugosum 'Chocolate')、アオイロフジバカマ(青色藤袴)が秋の庭を彩ります。
チョコラータの深緑色の葉に入る葉脈や茎のチョコレート色は日光に当たるとよく発色して美しく、白い小花が晩夏から咲き始めます。
フジバカマの仲間は少しずつ花を咲かせるので、株が大きくなると長い間花を楽しめます。
キク科フジバカマ属、耐寒性多年草、原産地:中国別名:カオリグサ(香草)
フジバカマ(藤袴)の花言葉:ためらい、遅延、躊躇、あの日を思い出す、優しい思い出、他人の恋の相談役、恋のキューピット。
フジバカマ(藤袴)の誕生花:9月8日、9月14日、9月28日、10月17日、11月6日、11月8日
流通時期:鉢花を晩夏~秋に見かけます。
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