晩秋に、羽状に裂けた葉をつけてまっすぐ伸びた茎先に、赤や黄、白などの一重や八重、丁字咲きなどの大輪から小輪の花がこぼれるように咲きます。
9月30日の誕生花は、日本の秋を象徴する国花、キク(菊)。
花の名は、漢名の菊の音読みで、1年の最後に咲くことから「究極、最終」を意味して名づけられました。
漢字の菊は、菊の花弁を米に見立て、散らばった米を手の中に集めるという意味があり、花の形を示しているそうです。
キクは平安時代に中国から薬草として渡来し、鎌倉・室町時代に嵯峨菊や伊勢菊などの園芸種が観賞用に作られ、江戸時代に江戸菊、肥後菊などの和菊が作り出されました。
ポットマムやスプレーマムなどの洋菊は、和菊のさまざまな品種がヨーロッパやアメリカに渡って改良されたあと、再び日本に戻ってきたものです。
花言葉「高貴」は、秋の花が咲き終わる頃、きらめくように咲き出す香り高い花の気品に満ちた姿からつけられています。
花言葉「清浄」は、霜にも耐えて清々しく咲く花の姿からでしょう。
古くから愛されてきたキクには黄や白、赤などの花色にも花言葉がつけられています。
鉢植えのキクは庭の片すみに追いやられて、最近はあまりかまってもらえないのですが、花が少なくなる晩秋から冬にきらめくように小輪の花を咲かせます。
鑑賞用のキクは、開花時期で春菊、夏菊、秋菊、寒菊に、花の大きさで大菊(菊花展で見かける厚物、管物など)、中菊(江戸菊、嵯峨菊など)、小菊などに分けられています。
キク科キク属、耐寒性多年草、原産地:中国。別名:イエギク(家菊)、サイバイギク(栽培菊)
キク(菊)の花言葉:高貴、高尚、高潔、清浄。
キク(菊)の誕生花:9月30日、10月14日、11月23日、11月27日、12月9日、12月13日
コギク(小菊)の花言葉:純情、真実、元気。
コギク(小菊)の誕生花:1月5日、8月6日
キク(黄)の花言葉:わずかな愛、破れた恋、思慮深い、高潔、長寿と幸福。
キク(黄)の誕生花:9月8日、10月1日、10月12日、11月3日、12月3日
キク(赤)の花言葉:愛情、愛しています、真の愛。
キク(赤)の誕生花:10月1日、11月27日、12月13日
流通時期:ポット苗を春に、鉢花を秋に見かけます。
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