薔薇色のつぶやき

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2021年06月10日
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カテゴリ: 進撃の巨人
​​​​​​​​​最終巻、発売されました。

アニメは見てないですが、そろそろまた見てみようかなと思ったり。

最終巻は 加筆 があってラストの印象に変化が。
二度美味しい。
前巻の感想は こちら

本誌連載時の感想は以下の通り。
135話感想 ​  ​ 136話感想 ​  ​ 137話感想 ​  ​ 138話感想 ​  ​ 最終話感想

【内容情報】(出版社より)
巨人がすべてを支配する世界。
巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を
防いでいた。
だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まっ
てしまう。

パラディ島以外の土地を踏み潰し、次々と命を奪っていく「地鳴らし」。
一方、エレンの攻撃目標地点を見定めたアルミンやミカサ達。
敵、味方、かつての仲間、数多の命を失いながらもついにエレンに追いつくが……。
「進撃の巨人」ついに完結。

本誌連載時は衝撃過ぎて、うすらぼんやりとしか理解してなかったことが、通して
読んでみてやっと理解できたところもありました。

歴代の「九つの巨人」継承者は巨人化しても初めは意識がなかったわけですよね。
エレンの動きを止める者たちへの抵抗はユミルの意志。
それならばユミルは人類の虐殺を望んでいるのかとアルミンは考えますが、そう
ではなくて、むしろユミルは繋がることを望んでいた。

“過去の継承者” たちと繋がることが出来たん
ですよね。
ここのユミルの行動はあまり理解ができていなかったのですが、エレンが望むことを
させるための行動だったわけですね。

エレンはミカサが自分にトドメを刺すことを望んでいて、それは彼らを英雄とする

も必要で。

奇しくもエレンはフリップ王と同じく虐殺者となり、またユミルが虐げられたのと
同じようにエレンはミカサを突き放しました。
それでもミカサはエレンを忘れることは出来ず、エレンを救う選択をしました。
到底受け入れられる状況にない相手を好きになってしまい、ユミルは従うことしか
出来ませんでしたが、その結果は自由を求めて苦しむことに。

ミカサはエレンと結ばれることは出来ませんでしたが、エレンを止め救うことで彼の
想いを手にすることができました。
苦しみから解放されたミカサによってユミルも自らを解き放ったということですよね。
そしてユミルの民は巨人化することがなくなった。

アルミンの台詞も少し修正されてましたね。
アルミンは決してエレンのやったことを肯定したわけではなくて、決して許されない
ことだけれど、自分たちのために悪を演じたエレンの行いを無駄にしないために自らも
戦いの無い世界を作る覚悟 を決めたってことですよね。

そこを強調する台詞になってます。
本誌連載終了時にアルミンがエレンの虐殺を肯定したと受け取った読者がいたようで、
それに配慮した形になったんでしょうね。
さすがにそこは読み取れるのでは??と思いましたが色んな人がいるようです。

ただ私は作品を生み出した作者はその世界の創造神だから、その世界において神は
絶対の存在だと思ってます。
ま、わかりやすく表現するのも必要なことではあると思いますけど(^^;

ミカサの頭痛の原因 がはっきり明かされましたね。
ユミルがミカサの頭の中を覗くとき頭痛が起きていたようです。
なるほど・・・です。

そういえば、進撃のスクールカーストでユミル親娘らしき人達が登場してますよね。
なんかよかったです。

そしてラストの加筆はありがたかったです。
エレンはミカサの幸せを望んでいたから、しばらくは自分を思い続けていて欲しいと
思ってはいても一生ミカサに1人でいろとは思っていませんでした。
私としてはここで、全てをわかってるジャンにぜひともミカサを幸せにしてくれと
願っておりましたので多分そうだろうと思われる描写があって しかったです。

エレンのことはいつまでも思いつつもジャンと幸せに生きることを選択したであろう
ミカサ。
ジャン、ありがとう。
最期はマフラーを巻いて貰ってましたね。
それを巻いたのはジャンだったかどうかはわかりませんが、 幸せな一生 を送ったのだ
と思われます。

が、その後 発展をしていったパラディ島ではまた戦争が起き、島は壊滅的なダメージ
を受けたようです。
人間は歴史に学ばず を繰り返すということでしょうね。

あの樹の根元に眠るのはエレン。
そこへまた誰かが辿りついたようで・・・
まさか巨人化が繰り返されることはないと思いますが、 余韻 を感じさせるラストと
なりました。

連載時の終わり方もあれはあれで、っと思っていますがこの終わり方もこの作品らしい
と思います。
連載も追わせていただいて二度美味しい思いをさせていただきました。


壁の外に憧れた少年たちの物語 、諫山先生には感謝です。​​​​​​​​





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Last updated  2021年06月10日 00時31分20秒


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