芸術家の神経症





誰もが持っている、あるいは持っていた欲動が、芸術家
の場合とても強い。それこそ神経症になるギリギリの
状態で芸術家は生きている。

もちろんその欲動は抑圧によって押さえ
つけられるのだが、彼らの抑圧装置には柔軟性があり、
欲動を昇華し芸術へと向かわせるスキがそこにある。

欲動を野放しにしては結局快感原則で現実に向かうこと
になり上手くいかない。普通の人の場合はそうだ。

しかし芸術家は、芸術作品を作り上げ、空想の世界
から現実の世界へ帰ってくることができる。現実の
世界の人は芸術作品を鑑賞するし、また批評する。
ここで社会とのつながり、コミュニケーションが
成立するわけだ。

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: