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2007/11/11
タイトルの「北欧の国々の真実」とはなんとも大それたタイトルではあるが、今年の4月、欧州のイースターの期間に1泊2日でドイツ、デンマーク、スウェーデンの国々をまわった。スウェーデンにいたってはたったの3時間程の滞在であったから行ったのかどうか怪しいところだが、このわずかな期間に興味深い出来事を目撃したのでそのことを書くとする。デンマーク、スウェーデンという北欧の国々は日本では「社会保障制度が充実している」ということで知れ渡っているだろう。ところが、実際にそれらの国々を訪れてみるとそうでもないらしいのだ。おれは、これらの国々で、特に駅で、酒のビンを片手に持った明らかにアル中の人々や、1人でうわ言をいっている挙動不審の、おそらくはヤク中の人々をたくさん見た。スウェーデンでは1人のアル中らしいホームレスが駅のホームに倒れこんでいて、仲間が駆け寄っている、という光景をみた。それに手を貸す地元の人はいなかった…どうも、これらの国々ではきちんと税金を払っている人に対しては国の過剰ともいえる社会保障を受けることが出来るが、そうでない人は、酒やクスリに溺れ、自らの責任で仕事を手に出来ずに税金など納められない人に対しては黙殺の方針らしい。コペンハーゲンとハンブルグを結ぶ特急列車の中でデンマーク人のおばさんと同席になったのを機に、それらのことを聞いてみた。おれの推測は正しく、きちんと税金を払っている人は社会保障が受けることが出来、レベルの高い生活をすることを出来るが、そうでない人はどんどん地に落ちていくらしい。日本でよく「北欧の国々の社会保障制度を見習おう」というようなことを聞く。確かに、医療費や学費が無料などというようなことを遠目から聞くと大変魅力的に聞こえる。ところが、そこには「きちんと税金を払う」という文句がついていたのだ。そう考えると日本は…。日本では税金など払わなくても最低限度の社会保障制度は保障されている。ホームレスの人々に対しても社会復帰させてあげようなどという制度が少なからずあるではないか。「北欧の国々の社会制度を見習おう」と声を上げている人の中で、その対象が税金を払わない人々も含めているならば、それは甘い子供じみた考えなのだ。北欧の国々を超短期間という期間ではあったが訪れてみて、当たり前ではあるが「税金を納めている人が国の社会保障を受けることが出来る」ということを改めて実感した。そして、治めた税金に対して国の社会保障制度が未熟ならば、税金を納めている人だけが国に対して不服をいうことが出来るのだ。
2006/09/25
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