booママ。の独り言

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さようならスカンジナビア






元豪華客船スカンジナビア沈没 和歌山・潮岬沖

         2006年 9月 2日 (土) 11:17


 スウェーデン製の元豪華客船スカンジナビア
(5105トン、127メートル)が2日午前2時ごろ、
改修工事のため中国・上海へ向かう途中、
和歌山県串本町潮岬の沖約3キロで沈没した。

スカンジナビアは現役引退後、静岡県沼津市で
日本初の海上ホテルやレストランとして営業していたが、
営業不振でスウェーデンの会社に売却された。

地元では、市民が「保存する会」を結成、
船体を買い取るトラスト運動が展開されていた。

 串本海上保安署によると、
スカンジナビアは8月31日正午ごろ、
昭英海運(長崎市元船町)所有の第10英祥丸
(藤本政文船長、乗員7人、188トン)にロープで引かれ、
沼津港を出港、9月7日に上海に到着する予定だった。

 引航中の1日午後9時ごろ、船体が突然左に傾き始め、
徐々に浸水。
約5時間後、深さ約72メートルの海底に沈没した。
スカンジナビア号は無人で、けが人はいなかった。
傾いた原因は不明という。
油の流出などがあるため、
同海保の巡視艇などが現場を警戒している。


 スカンジナビアは係留先の沼津市で昨年3月、
通算35年間の営業を終了。
惜しむ市民らが「保存する会」をつくり、
約1万6000人分の署名を集めるなどしたが、
7月にスウェーデンのペトロファースト社への売却が決まった。


 同社はスカンジナビアを上海で改修後、
スウェーデンで海上ホテル・レストランとして再び利用する予定だった。







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