ありがとう日記

入院生活四日目

7:00 起床・検温。朝は発熱無し。
　　　髪を洗いたい。顔を洗いたい。と思い立ち、朝食までの間、お風呂のシャンプードレッサーで洗髪、洗顔を決行。
　　　腰をかがめると、お腹の傷が痛むが、ちょうど良い高さの洒落た椅子が置いてあり、腰掛けたりしながら
　　　おそるおそる。。。でもスッキリサッパリした(^_^)v

8:00 朝食　今日から普通食。今日は半分以上食べることが出来た。

9:30 kumamamiちゃん御見舞に来てくれる。オペの話で盛り上がる。

来てくれたときに、案外あっさりと起きあがる私の姿を見てビックリ。更に、今朝は洗髪洗顔したと言うと「あり得ん！！！」とビックリ。

kumamamiちゃんが来てくれたら、一緒にカフェでお茶しようと思っていたのに、
点滴を３本科せられる。しかも、kumamamiちゃんが来てくれてる時に点滴開始。
手首に針を刺そうとして失敗した看護師さん。
諦めて、肘の内側へ変更←なんで最初からそこじゃなかったんだ？？

仕方なく、点滴の為カフェを諦めお部屋で盛り上がる。
随分元気になった私は、トークでストレス発散できた。(^_^)

12:00　点滴終了。点滴を取ると針の後は腫れ上がっている。さっき失敗した看護師さん
　　　「腫れちゃったねぇ」
　　　「・・・・腫れちゃったって、あんたの刺しようが悪いんじゃないのか？（－＿－メ）」

昼食を取る。

14:00 暇なのでカフェへ行く。コーヒーを飲みたかったが、外来ナースと事務員が鎮座し、お昼ご飯中。
　　　　ヤンキーあがりっぽい看護師が怖くて、引き返す。（；・∀・）

16:30 夫がケーキを持参で登場。オペが無事に終わったお祝いだそうだ(*^_^*)
　　　　再びカフェへ行き、コーヒーとケーキを頂く。が、実のところ、体を動かしていない私は
　　　　あまり甘い物が美味しいと感じなかった。ごめん。。。。

18:00 この日、夫の分の付き添い食を初めて注文し、部屋に二つ運ばれてきた。
　　　　相変わらずのボリューム。私の食べ残しを含め1.5人分を食べた夫は満腹に。(笑)

21:00 夫が帰り消灯。少し発熱があるので、アイスノンを借りる。

この日も寝付けず、テレビを見ていた。船越英一郎が出ている番組で「命」を扱った番組だった。（番組名失念）
軟骨無形性症で、背が伸びず、わざと骨を折って骨の成長を促す手術に耐える子供や、
事故で右腕を失い、筋電義手という義手で手の感覚を取り戻すお話。を見ていた。

それを見ていて、私は色んな事を考え、涙が止まらなくなった。

今まで、私は何不自由無く暮らしてきて、それが当たり前だと思っていた。
でも、ほんの数センチお腹を切っただけで、こんなに痛くて大変だ。という事を知った。
世の中には、もっともっと大きな病気で苦しんでいる人が沢山居る。
体が元気で仕事に通い、ご飯が美味しく食べる事が出来る幸せ。
自分で歩いてトイレに行ける。それがどんなに幸せなことか。
今まで何も気づかなかった。

夫婦２人が元気で楽しく笑って生活していられること。これだって奇跡のようなものだ。
それなのに、不妊治療に行き詰まり、夫婦仲も危うい時期があった。
私だけが頑張って治療して。痛い思いをして。その上、仕事も家事もやっている。
なのに、どうして結果が出ないのか？
周りはどんどん妊娠しているのにどうして私だけ？
そんな事ばかり思っていた。

自分が今までどんなに思い上がっていたのか、欲張りだったのか。
考えると涙が出た。

当たり前にある健康や幸せを、心の底から「有り難い」と思い、感謝しなければと思った。

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