ありがとう日記

ありがとう日記

ラパロを終えて


手術前と何ら変わらぬ生活が送れるまでに回復し、元気に仕事へ通っています。

ラパロを受けた事を振り返ってみて。改めて

「ラパロして良かった(^_^)」

と心から思っている自分が居ます。



オペを受ける前、「手術するほどの事なんかなぁ???」と自分が決めた決断ですら自信を持てず「頑張るんだ!!」と
ポジティブにもなれず、実は「ま、オペするって言って予約も取ったし、もう逃げられないし」と思って諦めてた所も有った。

本当に逃げ出せるのなら、逃げたい気分になったこともありました。
初めての入院、初めてのオペ。不安でいっぱいだった。
そんな時に励ましてくれたのがkumamamiちゃんだったり、夫だったり。不安定になりがちな気持ちの支えになってくれた。

「誰だって痛いことや辛いことはイヤで、できれば避けて通りたい。

 でもそれをしないと夢や目標が達成できないなら、やるしかない。

 少しの勇気でいい、ほんの少し。

 怖いけど、不安だけどでも頑張らなくちゃ。

 絶対あきらめちゃダメなんだ。」

kumamamiちゃんのラパロ記にあった一文を呪文のように頭の中で唱えていた。



AIHを5回受けて結果が出なかったときは正直、落ち込んだし、妊娠に対して全く期待も持てなくなっていた。
かといって直ぐに体外へステップアップする・・・という事にもためらいが有った。
それなら、体外へ進む前に一度お腹の中を見て貰って原因があるなら取り除いて。
こりゃ、体外した方が良いですよ」と医者に勧められたなら、迷いもなく体外を選択出来るだろう。
そう思って決断したラパロ。(詳しくは「ラパロを決意するまでの私」のページにて記載)

そして。オペ。


ラパロを受けて、決定的な不妊原因が見つかった訳ではなかったけれど、
初期の内膜症を処置して貰えたり、癒着を剥がして貰えたりしました。
もし、それが不妊原因であったとすれば、今後のAIHで妊娠できる可能性が高くなった。それだけでも有り難いことだと思う。


体の事、以外でも大きな副産物がありました。

一番は夫の看病を受けて、二人で頑張った!という気持ちが得られたこと。

今までは、私1人が注射に通い、痛い思いをし、内診で恥ずかしい気持ちも受け、仕事をしながら通院の時間を作り、
通院のために帰宅が遅くなれば夕食作りも急いで…と何だか全ての治療は自分1人でやっているような気持ちになっていました。
辛いのも私だけ、痛いのも私だけ、結果が出ず悲しいのも私だけ。
勿論、夫はいつも私の体を気遣ってくれ、精神的にも支えようと一生懸命してくれていたのですが、
自分1人孤軍奮闘しているという気持ちがぬぐえず「私の気持ちなんて分かるわけ無い」と喧嘩で口走った事もありました。

でも、オペ直後で大変な時に傍にいてくれ、起きあがるのを支えてくれたり、
忙しい学生生活の中で時間を作り毎日面会に来てくれたこと。
一緒に入院生活を乗り切った。苦しいことも一緒に頑張ってくれた。
という気持ちが生まれ、夫も痛がる私を見、色々と感じた事もあったようです。
この人とならやっていける。例えこの先、子宝に恵まれなかったとしても二人でやっていける。
そんな確信を持てた入院生活でもありました。


もう一つは自分の中での気持ち。
初めての入院、オペで、ほんの数センチ体を切っただけで、こんなにも不自由で
痛くて大変だ。という事が身をもって体験することが出来た。
世の中には沢山の病気で苦しんでいる人、体が不自由な人がいる。
今まで自分が当たり前に生活してきたこと、歩いてトイレに行けること、美味しくご飯を食べ、仕事に通い、
子供が欲しいと思えば治療に通えること。子供が授かるかも。と期待を持てること。
それら全てが、ありがたい事であり、夫婦二人が仲良く元気に暮らしていけること。
それだけでも実は素晴らしい事なんだ。という事に改めて気づかされたのです。

今まで何でも自分の思うようになる。ややもすれば、子供を授かることだって自分の都合で何とでもなると思っていました。
何という思い上がりでしょうか。

今、流行っている島田洋七さん著書「佐賀のがばいばあちゃん」の中で、ばあちゃんがこんな事を言います。

「金、金いうもんでなか。1億円あってもメダカ1匹作れんばい」

そうですよね。1億円あっても生きものは作ることが出来ないし、五体満足の体は買えないのです。
私たちが今、生きている奇跡。親から貰ったこの命。もっともっと大切にしなければいけない。そう思いました。


今まで結果を出すことばかり考えて、結果が出なかったら落ち込み、人と比べて
どうして私に赤ちゃん出来ないの?」と悲観ばかりしていました。

もう泣きません。人と比べません。

こうして元気で過ごして毎日が過ぎていく幸せを大切に、少しずつ前に進めたらと思っています。
もし、将来子供に恵まれなかったとしても、後悔しないよう、夫婦二人で相談しながら
納得がいく治療を、私たちのペースでやっていこうと思っています。

-----------------------------
補足:私の場合「子宮内膜症」という病名が付いたため、生命保険の
入院給付や手術給付が適用となりました。
(ほとんどの女性が多少の内膜症は持ち合わせているため、ラパロを受け、
入院給付を請求する場合、病名は付くよ。とDrが仰ってくれました)

私は1日目からの入院が保証される掛け捨てに加入していました。
現在、保険金の請求中で幾ら支払われるか分かっていませんが、もし、
これから先に検討されている方。加入されている保険内容も一度確認しておくことをお薦めします。
それと、簡易保険の手術給付が適用されるか。近日中に確認する予定なので
わかり次第、こちらへ記載したいと思っています。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: