ちっちゃな幸せのタネ

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花火が壊れた?


見事に開いた花とともに楽しみたいあの「どーん」という音。
まーやんは3歳のときはこの音が苦手だった。
しかし一年後彼は目覚しい成長を遂げ、花火の音には負けず、楽しめるようにとなっていた。

花火の中でも次から次へと打ち上げられる、スターマイン。
色とりどりでとても綺麗なものだ・・・。
しかしまーやんは違う。スターマインを見るたびに
「あ~、花火、壊れちゃったよ」

なるほどね。一度にたくさんあがるから、壊れてしまったように見えるのか。
まーやんにとってはドーンという一発の大輪花火が、花火なわけだ。
母はまた思う。なるほどね。

花火が壊れた・・・か。
そんな風に考えたことなかったな。
まーやんの目は、すごく素敵だと思うよ。

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