青空のように

青空のように

54番から59番まで



眼がさめて、おそるおそるベッドから降りてみる。
痛みは昨日よりマシだが、それでも右足の付け根はキリキリ痛む。
リュックの重みがこたえるなあ。

この日も一日足をひきずりっぱなし。
このまま痛みがひかないようなら、山に登るのは無理かもしれない。

55番・南光坊は、今治駅のすぐ近く。今は階段がないのがなにより助かる。
このあたりは札所間の距離が短い。
しかしあらためて思うのは、四国の都市の名前って、ほとんど高校野球で知ってるだけだということ。
愛媛だけに限っても、今治・宇和島・西条・新居浜・川之江。僕が歩いてきた町みんな野球の強いとこだもんね。

札所間の距離が短いといいのは、同じ歩き遍路さんたちと何回も会えること。
最初に会った時は会釈するくらいだが、何度も会うとやっぱり話すようになる。
この日は、大分から来られていた母と娘さんの二人連れと、通しで回られている60代のご夫婦。
どこの寺に行っても、団体さんがあふれるほどいるので、個人で回ってる組はそれなりに連帯感みたいなものも生まれてくる。

へんろ石2
56番・泰山寺の外にあるへんろ石。右は県と建設省が設立している「四国のみち」道標。ややこしいが、こういうときは「へんろ石」にしたがったほうが無難。

川
56番と57番の間にある「蒼社川」。晴れが続くと歩いて渡れるそう。現在は通行止めになっていた。

道1
久しぶりのへんろ道。土の道はいいねえ。

56番・泰山寺で、お弁当のお接待をうける。
おばあちゃん(お寺の方か?)が、歩き遍路をみつけるとパッーと駈けて、お弁当を持っていってる。
大分のふたりも頂いていた。
こうなると足は痛いが元気は出るわけで、58番・仙遊寺への階段はなかなか強烈だったのだが、背中の弁当に頑張らせてもらった。

58門
仙遊寺の仁王門。ここからがタイヘン。

58階段
痛む足にはこたえるねえ。

境内のベンチで弁当をいただく。
中身は手作りで、おかずは煮物と漬け物。僕は煮物って苦手なのだが、もちろん全部いただきました。
元気は出たのだが、また雨が降り始めた。
スカッと晴れぬものかね。

足の状態は少し良くはなっていたのだが、この階段の下りでまた痛みだした。
これでは、石鎚山に登る途中にある難関、60番・横峰寺は無理と判断した。
去年の台風で遍路道もやられてるそうだし、万全の状態で夏、石鎚山とともに制覇してやる。
ということで、今回は泣く泣く断念。

59握手

雨の中を61番に向かって、歩けるところまで歩くことにする。
今夜も泊まりはビジネスホテル。
とびこみでも泊まれるし、朝早く出発できるのも気楽でいいけど、他のお遍路さんに会えないのは寂しい。
足はまだ痛い。シップ貼りまくり。でも、動けるだけ、昨日よりはいいかな。

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