2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全29件 (29件中 1-29件目)
1

キャンプの成果は?新生・埼玉西武ライオンズとして船出した2008年ですが、対外試合では未だに勝ち星なしで東京ヤクルトが韓国チームなどとの練習試合で連勝街道を突っ走っているのとは大違いです。と言ってもライオンズは元々2月のオープン戦の時期は勝てない「伝統」があるようです。黄金期でも2月は負けが多かった。2006年、2007年と2年連続で「オープン戦1位」という「不名誉な?ジンクス」(オープン戦1位は公式戦は優勝出来ないいうのが球界のジンクスです)にはまっていますが、昨年のオープン戦も最初はホークスに勝てませんでした。それでも気温の上昇と共に5引き分けを挟んで9連勝でフィニッシュして開幕を迎えましたね昨年は!対外試合結果2/23 ●西武 3-4 読売○(宮崎サンマリン)※練習試合投手:帆足-東-岩崎-小野寺-松永本塁打:中村 2ラン2/24 ●西武 2-10 広島○(日南天福)※練習試合投手:岸2/25 ●西武 1-2 福岡ソフトバンク○(ヤフードーム)※オープン戦投手:大沼-松永-正津2/27 ●西武 6-11 オリックス○(東部)※練習試合投手:山崎-東-許-山岸 2/28 ●西武 3-5 オリックス○(春野)※練習試合投手:キニー-星野-木村-岩崎-グラマンこの時期の試合は主に1軍当落線上の選手たちの出場がメインで、主力クラスは打ち込みや投げ込みで調整中のため出場しません。逆に言えばこの時期に若手・中堅選手は首脳陣にアピールしないと、主力選手が登場し結果を出すと2軍へと逆戻りになります。オープン戦や練習試合は「試合結果は二の次」ですが、選手個々には「結果」が求められるのは当然です。ここまでの4連敗の試合の詳細はスポーツ紙で読んで知っている程度ですが、ナベQ監督やコーチのコメントを読む限り「歯切れが悪い」のが気になります。投打ともに精彩を欠いているような内容で、課題の二遊間の守備の向上にはまだまだ時間が掛かりそうです。28日のオリックス戦でも初回に片岡のエラーもあり「5失点」(自責点「0」ですよ!キニーは)とは情け無い!キャンプでは一体どういう姿勢で取り組んでいたのですかね?打者では5年目松坂と「おかわり」中村選手の二人は好調のようですが、ボカチカとブラゼルは日本の投手に慣れるのが課題の段階でしょう。投手も27日の試合では山崎が大炎上しナベQ監督と小野コーチの怒りを買い、その場で即刻「2軍降格」を言い渡されていました。戦う以前の問題と「糾弾」された山崎投手!昨年は中継ぎで頑張りましたが、今年も結果を出さないと認めてもらえませんぞ!福岡でのオープン戦では大沼が先発し1失点と好投し、これにはナベQ監督もご満悦のようでした。大沼は先発でノビノビと投げさせれば、素質は高いので彼には技術面より「精神面」で良い意味での「図太さ」が身に付けば「大化け」する可能性は充分にあります。オープン戦は3月に入ってからは本格化しますので、20日の開幕に向けて「チームとして闘う姿勢」を見せてもらいたいです。昨年のように無気力でBクラスで戦う姿を見るのは二度とないようにお願いしますよ!←「キャンプ・オープン戦情報」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.29
コメント(0)

16.ジェシー・ジェームズの暗殺■原題:The Assassination Of Jesse James By The Coward Robert Ford■製作年・国:2007年、アメリカ■上映時間:160分■日本語字幕:岡田壮平■鑑賞日:2月9日、バウスシアター(吉祥寺)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本:アンドリュー・ドミニク□製作:デデ・ガードナー、リドリー・スコット、ジュールズ・ダリー、デイヴィッド・ヴァルデス、ブラッド・ピット□製作総指揮:ブラッド・グレイ、トニー・スコット、リサ・エルジー、ベンジャミン・ワイズブレン□原作:ロン・ハンセン□撮影:ロジャー・ディーキンズ□編集:ディラン・ティチェナー、カーティス・クレイトン□衣装:パトリシア・ノリス□音楽:ニック・ケイヴ、ウォーレン・エリスキャスト◆ブラッド・ピット(ジェシー・ジェームズ)アメリカ中にその名を轟かせたアウトロー◆ケイシー・アフレック(ロバート・フォード)幼い頃からジェシーに憧れ19歳で身の回りの世話をすることを許される◆サム・シェパード(フランク・ジェームズ)ジェシーの兄で自らも強盗を働くがやがて辞めて農場で暮らす◆メアリー=ルイーズ・パーカー(ジー・ジェームズ)ジェシーとは従姉でジェシーの愛妻◆ポール・シュナイダー(ディック・リディル)ジェシーとは南北戦争時代からの知り合い◆ジェレミー・レナー(ウッド・ハイト)ジェームズ兄弟の従弟で陽気な人物だがディックとは反りが合わない◆サム・ロックウェル(チャーリー・フォード)ロバート・フォードの兄、足に障害をもっている◆ギャレット・ディラハント(エド・ミラー)ジェームズ・ギャングの一味だったが後に離脱し農場で暮らす◆ゾーイー・デシャネル(ドロシー)ロバート・フォードの愛人で酒場の歌手。ロバートが心を開く唯一の相手だった【この映画について】アメリカで最も有名なアウトロー、ジェシー・ジェームズは南北戦争(1861~1865年、日本では幕末の頃)後、兄らとともに仲間を率いて25件以上の強盗と17件もの殺人を犯した重罪人ながら民衆からは英雄と称されている。そのジェシー・ジェームズを製作にも関わるほどの熱の入れようで、本人になりきっているかのようなブラッド・ピットの演技にも注目したい。原作はジェシー・ジェームズを暗殺したロバート・フォードに関する事実を丹念に調べ上げて書かれたロン・ハンセンの小説である。英題にもあるように、邦題とは異なりこの映画はあくまでも暗殺者である「ロバート・フォード」の視点で描かれている。【ストーリー】(一部ネタばれあり)南北戦争に参加したときの仲間らや兄と一緒に強盗を働くようになってから15年、ジェシー・ジェームズは犯罪を犯しては逃亡を繰り返すという生活をしながら生きてきた。家庭では子供を持つ父親としての顔もあるが、子供達は父の職業が何か一切知らない。1881年9月7日、ジェームズ兄弟率いる強盗団は、ミズーリ州ブルーカットでの列車強盗を企てていた。その日の夜の決行の為に集まった仲間の中に、一人だけ見知らぬ顔の若者がジェシーに自身を売り込みに来ていた。強盗団の一味チャーリー・フォードの弟ロバートで、ジェシーはこの若者の申し入れを快く受入れることにした。ロバートはジェームズ兄弟が仲間を率いて銀行強盗や列車強盗を繰り返し、世間から義賊のように扱われ「ジェームズ兄弟物語」なる三文小説まで出版されるなどの「活躍」に多大な影響を受けていた。ブルーカットでの列車強盗は成功に終り、兄はこの仕事を最後にすることを決めていたためジェシーとは距離を置くようになった。強盗団は次の仕事をするまでは解散状態なるが、ジェシーはロバートを身の回りの世話をさせるために残るように命じた。ここからネタバレに注意!!他のメンバーを差し置いてロバートだけが残されたことに有頂天になる。ジェシーと行動を共にし、彼の家族と生活をすることで一挙手一投足を観察し、伝説のヒーローの姿を目の当たりにするうちに、何時の間にか彼に対する憧れを通り越した感情が生まれてきた。潜伏生活で各地を点々とするジェシーに対して、何時の間に彼の首に多額の懸賞金がかけられていた。仲間の中にも不穏な動きを察し、ジェシーは何時の間にか疑心暗鬼になり疑い深くなる。そんな折、妻のジーだけはロバートの最近の微妙な行動の変化を肌で感じていた。ジーはロバートがジェシーを見つめるときの眼つきに何か狂気に似たような不穏な感情を感じ取っていて、それとなりにジェシーにも伝えていた。そして、ジーの嫌な予感は的中してしまう。何時ものように朝食の準備をしていたころ、ジェシーが自宅内の居間で額縁を直しているときだった。ロバートとフランク兄弟の放った凶弾がジェシーの命を瞬時に奪ってしまう。あわてて駆けつけたジーだったが時すでに遅かった。ロバートとフランクは逃亡を図りまんまと捕まらずに田舎へと移った。時代は流れ、ロバートは田舎町でバーを経営するが、利用客はロバートがジェシー・ジェームズを殺したことを非難するものばかりだった。そこで、ロバートとフランク兄弟が起死回生の策を打って出た。二人は全米各地の劇場を巡回して、二人が如何にしてジェシー・ジェームズを暗殺したかを舞台で再現するショウを繰り広げていったのだった。果たして、このショウの評判は如何なものだったのか?そして、ロバートへの理解者は現れるのか?...その辺は映画館かDVDでご確認あれ!【鑑賞後の感想】ジェシー・ジェームズは今でもアメリカのアウトローして、そしてヒーローとして崇められている?ようである。そのジェシー・ジェームズを演じたのがブラッド・ピットであり、彼はこの作品へプロデューサーとしても関わっていてそれだけ思い入れも強いようだ。役を演じるにあたっても彼はかなりリサーチをしたのではないだろうか?映画内のジェシー・ジェームズの動きとか話し方とか振る舞いを見ていると、ブラピの従来の出演作とは眼つきも違う。まるで、彼自身にジェシー・ジェームズの魂がのり移っているかのようというと大袈裟だろうか?しかし、実はこの映画の原題は直訳すると「臆病(卑怯)者ロバート・フォードによるジェシー・ジェームズの暗殺」である。そうなんです、邦題はこの前半分が欠落しているので如何にもジェシー・ジェームズだけについてを描いているかと勘違いしてしまう。それでもジェシー・ジェームズが主役なのですが、ロバート・フォードの視線でストーリーは進行している。それはジェシーを射殺したあとのロバート兄弟の苦悩などを描いている点からしてもそうだ。ロバートを演じたケイシー・アフレックは、ロバートの苦悩やジェシーに対する心境の変化とかジェシーとの緊張感を上手演じていたのは印象的だった。ブラピは俳優業と並行して、プロデューサーとしての一面も持ち合わせている。今回のジェシー・ジェームズはアメリカ人には馴染みの深いテーマだが、今後はどういう路線で行くのか注目したい。【自己採点】(100点満点)77点。ブラピの演技に渋さを感じた。←映画「ジェシー・ジェームズの暗殺」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.28
コメント(0)

松坂健太、レフト奪取へ!埼玉西武ライオンズの5年目、松坂健太外野手(まつさかけんた)が開幕レフトでのスタメン出場に燃えている。ライオンズのレフトは不動の5番打者として首位打者の経験もあった「恩知らず」和田一浩のFA移籍、福地の人的補償による東京ヤクルト移籍で2つのポジションが空いてしまった。手薄になった外野陣は「ライト・G.G.佐藤」だけは昨年の実績で当確。契約更改の遅れによる調整不足も懸念されたが、紅白戦やオープン戦でも結果を出しており心配はなさそうだ。G.G.佐藤はライトで出場以外でも「DH」「一塁」での出場も視野に入っていることから、控えの外野手はレギュラー奪取のチャンスである。そこに割って入ってきたのが「5年目、松坂健太」である。東海大仰星高(大阪)では投手兼外野手で西武には外野手として入団した。2軍での出場が続きけが等の不運が重なり1軍出場は優勝争いから脱落した閉幕直前に3試合出場し、京セラドームで本塁打を放ち1軍デビューを飾った。この1軍出場が自信となったようで、「練習の虫」とも称されるほど練習に没頭しキャンプ中の紅白戦、練習試合、オープン戦と出場試合では必ずヒットを放ち存在感をアピールしている。今後、対戦投手の調整が進んでもこの調子で打ち続けることが出来れば「開幕7番レフト、スタメン」も夢ではなくなってきた。大久保打撃コーチ(デーヴ)も「7番レフト」で辛抱強く起用することを明言しているので、このチャンスを是非生かすようなプレイを攻守に渡ってみせて欲しい。松坂は左ヒジ痛で出遅れ気味の栗山、赤田主将、伊東監督時代に干され気味だった佐藤友、2年目の大崎、代打要員として待機する高山久や大島らとのポジション争いに勝てるか?オープン戦での楽しみが一つ増えた!←「キャンプ・オープン戦情報」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.27
コメント(4)

15.ぜんぶ、フィデルのせい■原題:La Faute a Fidel■製作年・国:2006年、フランス■上映時間:99分■日本語字幕:高部義之■鑑賞日:2月2日、エビス・ガーデンシネマ(恵比寿)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本:ジュリー・ガヴラス□脚本協力:アルノー・カトリン□製作:シルヴィー・ピアラ、マチュー・ボンポワン□撮影:ナタリー・デュラン□編集:ポリーン・デルー□衣装:アニー・ティエルモン□美術:ロラン・デルー□音楽:アルマンド・アマール□録音:ニコラ・ネジュロンキャスト◆ニナ・ケルヴェル(アンナ)名門のカトリック女子小学校に通うお嬢様◆ステファノ・アコルシ(フェルナンド)アンナのパパでスペイン出身の弁護士◆ジュリー・ドパルデュー(マリー)アンナのママで雑誌記者◆バンジャマン・フイエ(フランソワ)アンナの弟でやんちゃ盛り◆マリー=ノエル・ボルドー(フィロメナ)アンナ一家のキューバ人のお手伝いさん◆オリヴィエ・ぺリエ(ジイ)オルドーに住む祖父◆マルティンヌ・シャヴァリエ(バア)ボルドーに住む祖母◆マール・ソデュップ(マルガ伯母さん)父フェルナンドの親戚で伯父が亡くなり同居することに◆ラファエル・モリニエール(ピラル)従姉妹で伯父の死に伴い同居することに【この映画について】1970年代、パリで弁護士の父と雑誌記者の母をもつアンナは何の不自由も無い生活を謳歌していた。しかし或る日、その大好きな両親が突然共産主義に目覚めてから、アンナを取り囲み生活はいっぺんした。その全ての原因は「フィデル(・カストロ)」のせいなのね!と不満を爆発させる。そんな仏頂面のヒロインを演じるのは500人の候補者から選ばれたニナ・ケルヴェル。左翼思想に傾いていった父は当時の世相の一部を反映させていて、そんな両親の心変わりに戸惑いながらも自分自身の成長とともに大人との接し方を学んでいくヒロインの姿に注目。【ストーリー】(一部ネタばれあり)1970年、パリ。アンナは名門カトリック女子小学校に通う成績優秀なお嬢様。スペイン出身の弁護士の父と雑誌記者の母の最近の取材対象は「中絶問題」。家族はアンナの他にはキューバ人メイドのフィロメナと弟のフランソワで、ジイとバアもアンナのことが大好きで夢のような生活を送っていた。ところが父の故郷スペインでキノ伯父さんが亡くなり、残されたマルガ伯母さんと従姉妹ピラルとの共同生活が始まる。そして父は母と二人でアジェンデ政権の誕生したばかりのチリへアンナとフランソワを置いて旅立ってしまう。帰国予定を延ばしてようやく帰ってきた二人は、共産主義の先例を受け父は弁護士を辞めてしまう。一家は今までの家から小さなアパートメントに引越し、大好きだったフィロメナも思想が理由で解雇されてしまう。学校でも宗教の授業を受けられないなど、アンナの不満は高まるばかりだった。ここからネタバレに注意!!父は弁護士を辞めて、家族で一緒に過ごしていた日曜日にはひげを蓄えた見知らぬ大人たちが家の中をウロウロしたり、反フランコのデモ行進に参加させられたりして怖い思いをしてしまい元気を失ってしまった。そして、大好きなボルドーのジイとバアの元を訪ねて行った。ボルドーから帰るとメイドがまたも変わって、相変わらず母は「中絶問題」の取材の為のインタビューに忙しくかまってくれない。フェルナンドは肩入れしていたアジェンデ政権が選挙で勝利したことを喜んでいた。その勝利の余韻が残る翌日の新聞には、マリーがフェルナンドに無断で署名した「私は中絶をした」という宣言書が記事になり大きな扱いを受けた。アジェンデ政権の勝利の扱いが小さくなり不満なフェルナンドは、記事のことでマリーと言い争いになる。険悪な家庭環境に嫌気が差したアンナは父に突然スペインの生まれ故郷に行きたいと懇願する。そして学校では授業中の先生との意見の対立で学校を辞めてしまう。1973年、マリーの取材してきたことが本になり出版された。フェルナンドがあれほど肩入れしていたアジェンデ大統領は軍事クーデターの最中に死亡したとのニュースがTVから流れていた。アンナも新しい学校に通いだし、新たな環境での生活に溶け込んでいくのだった。一家を激しく襲った環境の変化の波を戸惑いながらも潜り抜けていったアンナ。その中で彼女は誰にも経験できない体験をしたのだった。【鑑賞後の感想】この映画の背景にあるのは少女アンナの視点から捉えた大人の都合だろうか?今まで何の不自由も無い生活をしていたのに、父が急に共産主義に目覚めたことで生活環境が激変する。学校の授業の一部は受けれないし、家には見知らぬひげ面の男たちがたむろするし、仕事は辞めるし、母は自分の仕事に没頭し両親から全くかまってもらえなくなり戸惑う。それでもこの生活環境の変化の荒波を、子供なりに潜り抜けてきたアンナは大人の勝手な振る舞いにもしっかりと自分の意見が言えるまでに成長していた。この成長の過程がこの映画のテーマであり、親子関係の捉え方などが女性監督の視点で描かれていた。時代背景も盛り込まれているのだが、どこかもう一つ全体的にストーリーの柱になるような部分が欠けていたようにも感じた。仏頂面のヒロインを演じたニナ・ケルヴェルちゃんの、今度は子供らしい溌剌とした役もこなせるのか見てみたい気もする。【自己採点】(100点満点)72点。妥当な採点だと思う。人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.26
コメント(2)

アカデミー賞、日本人の受賞ならず!アカデミー賞の受賞結果が出揃った。主演男優賞は、アカデミー賞が25冠目となるダニエル・デイ=ルイスが貫禄の勝利。主演女優賞はフランス人として『年上の女』(1959)のシモーヌ・シニョレ以来となる、マリオン・コティヤール。『エリザベス:ゴールデン・エイジ』で候補に挙がっていたケイト・ブランシェットは助演女優賞部門でも逃し無冠に終わった。最も予想が難しいとされていた助演女優賞は、イギリス出身のティルダ・スウィントンが初のノミネートで栄冠。イタリア生まれのデイ=ルイスを含め、俳優部門はすべてヨーロッパ出身者が占める異例の結果となった。最多受賞は4部門での「ノーカントリー」で作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞と主要部門を含む受賞は立派だ。その他では3部門受賞の「ボーン・アルティメイタム」は編集賞、音響賞、音響編集賞と技術系の部門での受賞だ。ニコール・キッドマンがジャパン・プレミアで来日したばかりの「ライラの冒険 黄金の羅針盤」は視覚効果賞を受賞。公開されたばかりの「エリザベス:ゴールデン・エイジ」は衣装デザイン賞で受賞した。個人的には「フォーリング・スローリー」が『ONCE ダブリンの街角で』(アイルランド映画)の挿入歌として歌曲賞を受賞したのは嬉しかった。この映画はサントラ盤が全米でも1位に輝くなど素晴らしい成績を収めていたが、殆ど手作りのようなストーリーながら音楽は素晴らしかった。歌曲賞部門では分が悪いかもと思っていただけに受賞は凄いことだ。一方で最近日本でも注目を浴びる外国語映画賞は、現在公開中のオーストリアの『ヒトラーの贋札』が獲得。浅野忠信はカザフスタン映画「モンゴル」での受賞こそならなかったが、今回外国語映画部門でノミネートされたことで日本でも4月上旬から全国拡大公開が決まった。更に、米国でも6月から700館以上での公開が決定するなど、この映画への注目は高いようだ。「モンゴル」はモンゴル語で制作されカザフスタン、ロシアを中心とした4カ国共同制作で3部作とのこと。今回のノミネーションで次回以降の賞レースでは期待出来るかも。日本人関連では昨年に続いて2年連続でメイクアップ賞部門でノミネートされた辻一弘氏(米国在住)は今年も受賞はならなかった。日本人は俳優部門の渡辺謙、菊池稟子やメイクアップ部門の辻一弘、外国語映画賞とノミネートはされるものの受賞を逸してきている。来年こそは是非、日本人が栄冠に輝く姿をみてみたい。【受賞作品リスト】作品賞 『ノーカントリー』主演男優賞 ダニエル・デイ=ルイス『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』助演男優賞 ハビエル・バルテム『ノーカントリー』主演女優賞 マリオン・コティヤール『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』助演女優賞 ティルダ・スウィントン『フィクサー』監督賞 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督『ノーカントリー』長編アニメ賞 『レミーのおいしいレストラン』短編アニメ賞 『ピーター・アンド・ザ・ウルフ』(原題)美術賞 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』撮影賞 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』衣装デザイン賞 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』ドキュメンタリー長編賞 『「闇」へ』編集賞 『ボーン・アルティメイタム』外国語映画賞 『ヒトラーの贋札』メイクアップ賞 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』作曲賞 『つぐない』歌曲賞 「フォーリング・スローリー」『ONCE ダブリンの街角で』音響編集賞 『ボーン・アルティメイタム』音響賞 『ボーン・アルティメイタム』視覚効果賞 『ライラの冒険 黄金の羅針盤』短編実写賞 『ザ・モーツァルト・オブ・ピックポケッツ』(原題)脚色賞 『ノーカントリー』脚本賞 『JUNO/ジュノ』←「アカデミー賞受賞結果」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.25
コメント(2)

14.ウォーター・ホース■原題:The Water Horse:Legend Of The Deep■製作年・国:2007年、アメリカ■上映時間:112分■日本語字幕:戸田奈津子■鑑賞日:2月1日、新宿ミラノ2(歌舞伎町)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:ジェイ・ラッセル□脚本:ロバート・ネルソン・ジェイコブス□原案:ディック・キング=スミス□製作:ロバート・バーンスタイン、バリー・M・オズボーン、ダグラス・レイ、チャーリー・ライオンズ□製作総指揮:チャールズ・ニューワース□撮影監督:オリヴァー・ステイプルトン□編集:マーク・ワーナー□衣装デザイナー:ジョン・ブルームフィールド□美術監督:トニー・バロー□音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワードキャスト◆エミリー・ワトソン(アン・マクマロウ)第二次大戦に出征したまま音信普通の夫の消息を気にしながら息子アンガスを育てる母◆アレックス・エテル(アンガス・マクマロウ)音信不通の父を待ちわびる少年◆ベン・チャップリン(ルイス・モーブリー)軍を除隊してマクマロウ家の下働きとして住み込む◆デヴィッド・モリッシー(ハミルトン大尉)マクマロウ家の屋敷を宿舎としている中隊のリーダー◆クルーソー:ネス湖を住処にする伝説の生き物。アンガスに育てられ友情を育む【この映画について】スコットランドのネス湖(管理人も旅行で行きました!)で水面から長い首を突き出して悠然と泳ぐ伝説の生き物「ネッシー」の写真。世界で物議をかもしたこの写真については最近この写真を撮ったトリックが解明されたが、ニセモノ写真が撮られた背景には本物の感動秘話があったという発想から生まれたのが本作だ。英国のベストセラー作家ディック・キング=スミスの夢溢れる小説を「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのスタッフが完全映画化した。撮影の大部分はニュージーランドでのロケでスコットランドに見立てて行われたそうだ。【ストーリー】(一部ネタばれあり)第二次世界大戦に真っ最中、出征したまま音信普通の父を待つ少年アンガスは、母アンと姉のカースティと3人で暮らすが孤独だった。或る日、アンガスは何時も遊んでいるネス湖で大きな不思議な石の塊を見つけてこっそりと持ち帰る。その石は青く光る卵のようで、そこから生まれてきたのは見たことも無い生き物。しかし、最初に見たアンガスを親だと勘違いしたのか直ぐにアンガスに馴れる。アンガスはこのやんちゃ坊主のような生き物に「クルーソー」と名付け、離れの小屋で母や姉に内緒でこっそりと飼う事にした。そんな頃、マクマロウ家をイギリス軍が押し寄せてきて将校たちの宿舎にすると言い出した。リーダーのハミルトン大尉らは、ネス湖と通じる海にナチス・ドイツの潜水艦が来るのを撃退する積りだ。そして軍がやってきてから、今度はマクマロウ家に下働きとして一人の男ルイス・モーブリーが雇われ離れ小屋で住込むことになりアンガスはクルーソーの存在がばれないか気が気でなかった。成長の早いクルーソーの存在はやがて姉のアンとモーブリーの知るところとなった。モーブリーはクルーソーをケルト人の古い伝説に出てくる「ウォーター・ホース」だと教えてくれた。歳を取ると卵を一つだけ産んで死ぬので、何時の世にも一匹しかいない孤独な存在なのだと。モーブリーはウォーター・ホースは本来の生息地であるネス湖に帰すべきだと忠告する。情が移ってしまっているアンガスには辛いことだが、日に日に成長し何時の間にか強大な生物と化したクルーソーの姿を見て承諾するのだった。ここからネタバレに注意!!クルーソーをネス湖に帰してからもアンガスは度々クルーソーの背中に乗ったりして遊んでいた。しかし、そんなクルーソーを目撃した釣客の通報で、クルーソーを捕獲しようという動きが活発になってしまう。更に、マクマロウ家に宿泊している軍隊がクルーソーを敵国潜水艦と勘違いし砲撃命令をハミルトン大尉が下してしまう。クルーソーを捕獲しようという動きと、爆撃を緩めない兵士達に戸惑うアンガス、アン、モーブリーらは必死に助けようとする。クルーソーは何とか海とネス湖が繋がっているところまで泳いできたが、そこにはハミルトンらが仕掛けた罠があった。アンガスはクルーソーを身を案じるが...。【鑑賞後の感想】「ウォーター・ホース」とは直訳すれば「海(湖)の馬」であるが、この映画で出てくる「愛すべき」?キャラはまさに「馬面」をした怪物のような生き物だ。生まれた頃は流石の怪物も、単なるヤンチャ坊主で愛くるしい表情をしている。その怪物もあっという間に人間の考えも付かないスピードで「怪物」そのもののサイズに成長する。この怪物の正体をアンガスの年齢では理解出来ず、名誉除隊したモーブリーによってその知識はもたらされた。アンとアンガスはこの生き物を何とか母と大尉にばれないようにと、小屋に隠したりバスタブにつけて皮膚が乾かないようにしたりとケアをしていた。それでも母に怪しまれて何度も見つかりそうになりながら隠し通せたのだったが、ネス湖に帰ってからその正体がばれてしまう。アンガスは消息不明の父を慕っており孤独な心を、クルーソーとの交流で満たしていたのだった。そのクルーソーを泣く泣く手放しながらも、以心伝心でクルーソーを湖畔の桟橋で呼び出し怪物になっても二人の絆は結ばれたままなのは心温まるシーンである。時代が第二次大戦中ということもあって、ネス湖で敵艦を迎撃する訓練をしていた兵隊達に潜水艦と間違われるのは「実話」ということになっているが本当かな?クルーソーは最後は海へと消えていき二度とアンガスと会うことは無かったそうだが、クルーソーはちゃんと知らないうちに帰っていたというところで、この物語は最初と最後で繋がっているという設定になっている。映画の語り部は、地元のパブに偶然入店して店に飾ってあったネッシーの写真をみていた、冷やかし半分の観光客へ事の顛末を説明していた一人の老人だった。この老人こそが成長したアンガスだった。ストーリーとしては特に盛り上がる部分は多くないが、それでも展開としてはアンガス少年の成長期と重なる。人間的な成長をクルーソーとの交流を経て遂げた物語は、鑑賞後に爽快感をもたらしてくれた。余談ながら管理人は15年前にネス湖まで旅行してきました。この映画でネス湖のシーンとして使われていロケ地はニュージーランドらしいです。密かに本当のネス湖でのロケならと期待していましたが、ニュージーランドの風景も私がみた15年前のスコットランドと似ていて驚きました。また、行って見たいな~そんな気分にさせてくれた映画でした。【自己採点】(100点満点)81点。アンガスが大尉に鍛えられるシーンは不要なのでは?人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.24
コメント(2)

米国当局、「ロス疑惑」解明へ!1981年にロサンゼルスで妻一美さんを殺害したとして、いわゆる「ロス疑惑」で殺人などの容疑で三浦和義元被告が米国自治領(北マリアナ連邦)のサイパン島で逮捕された。三浦被告がサイパン空港で旅券を提示した際に、入国管理官の表情が見る見る変わり青ざめていった。係官が見ていたコンピューターには逮捕状が発行済みであることを示していた。早速、警察に連絡し三浦元被告の身柄を確保した。三浦元被告は連行される際に「日本では無罪判決が出ている」と叫び、連行される車内で窓を激しく叩いていたそうだ。ロサンゼルスで裁判を受ける可能性があるとしている。サイパンの空港警察当局は、ロサンゼルス市警の逮捕状に基づき、元被告を22日午後、拘束したと語った。日本の捜査当局は逮捕を確認していない。同紙によると、三浦元被告がサイパン島を訪れるとみて、ロサンゼルス市警はグアムとサイパンの当局と捜査協力。元被告は同島の空港で逮捕された。市警などはサイパン当局に元被告の身柄引き渡しを求めている。1985年、警視庁が殴打事件の殺人未遂容疑で元被告と知人の元女優を逮捕、1988年には銃撃事件の殺人容疑で元被告と駐車場経営者を逮捕した。 銃撃事件では1994年、東京地裁が無期懲役の判決を言い渡したが、98年、東京高裁が無罪判決を言い渡し、2003年、最高裁が検察側の上告を棄却、無罪が確定した。殴打事件では元被告と元女優の実刑が確定した。この事件は管理人が大学生時代に発生した事件で、当時は連日ワイドショウを賑わせていた。事件発生当時は三浦元被告は「悲劇の主人公」的な扱いだった。それが一変したのは週刊誌が「疑惑の銃弾」として掲載したことが発端だった。事件現場はその後「観光名所」と化し、私もロスに行った際に観光バスが現場傍のハイウェイを通った際にガイドさんが「ロス疑惑の事件現場が見えます」と案内していたのをはっきりと覚えている。その時の印象は「こんな目立たない場所が現場か...」と思った。三浦元被告には「保険金殺人事件」として疑いの目が彼に集中した。彼の派手な女性関係、はたまた水ノ江瀧子の隠し子説などその遍歴に注目が集まった。当初は意に介していなかった三浦元被告にも、週刊誌報道がきっかけで捜査の手が身辺に及びはじめてからは雲行きが怪しくなってきた。「フルハム・ロード」なるカフェ兼輸入雑貨店を開業し話題を振りまいたが、直ぐに経営に行き詰まるなど派手な生活を支える収入源は「保険金」と揶揄されていた。▼ロス銃撃・殴打事件とは... 1981年11月、米国ロサンゼルス市内で三浦和義元被告の妻一美さんが頭に銃撃を受け、約1年後に死亡、一緒にいた三浦元被告も左足に重傷を負った。1984年、週刊文春の連載「疑惑の銃弾」をきっかけにマスコミが保険金殺人疑惑として報道。警視庁は1985年9月、銃撃事件の3カ月前に一美さんがロス市内でハンマーのようなもので殴られケガをした殴打事件の殺人未遂容疑で三浦元被告らを逮捕。1988年11月に東京地検が銃撃事件の殺人罪で起訴した。殴打事件は1998年9月、三浦元被告の実刑判決が確定し、2001年1月に刑期満了。銃撃事件は一審で無期懲役だったが、二審は逆転無罪に。最高裁も2003年3月に検察側の上告を棄却し、無罪が確定した。 ←「ロス疑惑の三浦元被告を米当局が逮捕!」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.23
コメント(6)

13.28週後...■原題:28 Weeks Later■製作年・国:2007年、イギリス・スペイン■上映時間:104分■日本語字幕:松浦美奈■鑑賞日:1月26日、新宿グランドオデヲン座(歌舞伎町)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本:ファン・カルロス・フレスナディージョ□脚本:ローワン・ジョフ、E.L.ラヴィニュ、へスス・オルモ□製作:エンリケ・ロペス=ラヴィニュ、アンドリュー・マクドナルド、アロン・ライヒ□製作総指揮:ダニー・ボイル、アレックス・ガーランド□共同製作:バーナード・ベルー□撮影:エンリケ・シャディアック□編集:クリス・ギル□プロダクション・デザイナー:マーク・ティルデスリー□音楽:ジョン・マーフィーキャスト◆ロバート・カーライル(ドン・ハリス)28週間を生き延びたハリス家の父親で隔離地区の責任者◆キャサリン・マコーマック(アリス・ハリス)離れ離れの子供達を心配するハリス家の母親◆イモージェン・プーツ(タミー・ハリス)避難先のスペインから帰国するハリス家の長女◆マッキントッシュ・マグルトン(アンディ・ハリス)姉と共にイギリスに戻るハリス家の長男◆ローズ・バーン(スカーレット少佐)謎のウィルスを研究する米軍の軍医◆ジェレミー・レナー(ドイル軍曹)米軍特殊部隊の狙撃手◆ハロルド・ぺリノー(フリン)米軍特殊部隊のヘリコプター操縦士◆イドリス・エルバ(ストーン少佐)米軍の責任者【この映画について】動物愛護活動の過激派が実験動物解放の為に逃したチンパンジーが、最も危険なウィルスに冒されていた。一度感染すると20秒以内に凶暴化するこのウィルスがあっという間にイギリス全土に蔓延した。2002年公開の「28日後...」から5年後に製作された「続編」の形を取ったのが今回の「28週後...」である。「バイオハザード」シリーズ同様にこの映画も「ゾンビ映画」の流れを汲んでいる。一度感染すると、あっという間に死を迎える恐ろしいウィルスの存在。そして、次々と新たな犠牲者が増える恐怖が常に身辺の傍まで近寄る恐怖を描いた作品だ。【ストーリー】(ネタばれ一部あり)イギリスで感染すると凶暴性を発揮して見境無く他人を襲うようになる、人間を豹変させてしまうレイジ・ウィルスが猛威を振るっている。そんな中でドンとアリスは都市から逃れてきて他の4人の生存者らと共に山荘でひっそりと立てこもっていた。或る日、子供の声で戸を叩いて助けを求めてきた。アリスは他の人たちが止めるのを振り切って中に入れると、後を追ってきた感染者達の強襲が始まった。必死になって感染者達から逃げようともがくが、アリスだけが最後に山荘に取り残され、ドンは振り向いてアリスが何かを叫ぶ姿を後ろ髪を引かれる思いで自らが生き抜く為に脱出を図り、唯一人、ボートに乗って命からがら生き延びた。ウィルス発生から28週後、米軍主体のNATO(北大西洋条約機構)軍が派遣され、再建の始まったロンドンでは厳重な監視下、海外からの帰国者も眼球チェックなどの検査を経て受け入れ、その拠点となる「アイル・オブ・ドッグス」の第一街区に住まわせていた。スペイン旅行中だったタミーとアンディの姉弟は帰国後始めての児童で、難を逃れていた父親のドンは街区の統括官となり久し振りの再会を祝った。再開後、二人は父のドンから母親のアリスの最期を知らされ悲しみに浸るが、父の曖昧な説明に不信感を募らせる。どうしても母の死を受入れられない二人は、夜間、こっそりと街区を抜け出して実家へと直行する。そしてそこで死んだはずのアリスと束の間の再会を果たす。しかし、二人を追跡してきた軍部隊に三人共に連れ戻され医療センターに収容される。ここからネタバレに注意!!軍医のスカーレットはアリスが感染者ながら発症していないと診断し、責任者のストーン少佐にワクチン開発を迫る。隔離されたベッドで再会を果たしたドンとアリスだが、感染していたアリスの菌がこの時の接触でドンに感染してしまう。感染したドンは僅かな理性を頼りに子供達を捜すが、責任者の一人でもあるドンはセキュリティ・システムを次々と突破しウィルスは密室の中で増大してしまう。パニック状態になった住民らを、ストーン少佐は医療センター内の一室に隔離してしまう。外に逃げ出した住民に対しては、容赦なく射殺指令が発せられる。アンディも狙撃手のドイル軍曹の標的になりかけるが、逆に命令に背いて救出へと向う。一方、スカーレットはタミーを守り倉庫に潜んでいたところ、ドイルとアンディと合流することに成功。そうしている間に、街区はナパーム弾で破壊され焼却される運命が待っていた。命からがら逃げてきたドイルらの身を案じて、仲間の操縦士フリンが救出ポイントを指示し向うが感染者らが押し寄せ失敗。今度はウェンブリー・スタジアムのグラウンドでの合流を目指し突っ走る。何とかスタジアムに辿り着いたが、追いすがってきた感染者の中に亡くなったと思われたドンが。しかし姉妹の二人は心を鬼にしてドンと対峙し撃退するのだった。そしてフリンとスタジアムのグラウンドからヘリで、感染者がいないと思われるパリへと向ったのだったが...。パリは安全か?それとも...【鑑賞後の感想】前作の「28日後...」を観ていないので、ここに至るまでの経過は分からないまま観た。いきなり山荘でひっそりと暮らしていたところに、味方の静止を振り切って少年を小屋に入れようとしたのが全ての失敗の元だった。無情にも夫は妻を見捨てる形で山荘から連れ出さずに一人で命からがら逃げて、何と隔離施設の責任者に収まっているという設定で始まるストーリー。責任者の立場を利用してスペインに逃れていた子供達を真っ先に帰国させるが、子供達が当然ながら母親の最期に不信感を持った。この時抱いた不信感が、実は、その後感染した父との対決時の感情面で繋がっていた。ゾンビ化した父と対峙しても、子供達は臆することなく父を退治することに成功する。ゾンビ物映画の常で、常に身の危険を感じながらも味方になってくれる大人が廻りにいる。今回は軍医とヘリの操縦士らが、仲間や司令官を裏切る形で子供達の逃走を助けて脱出する。脱出先に選ばれたのがパリでそこに行きつく事で平安を得られるはずだった。ところがラストシーンでこれで楽になれると思ったが束の間で、パリにもゾンビ化した感染者達が到達するところで終わる。という事はこの映画はその気になれば「28週後...」から更に発展して「28ヵ月後...」とか作れるのではないかと思ったりした。悪乗りして子供が成長してからの話で「28年後...」とか!お~い、誰か止めてくれ~!でも、ホラーやサスペンス系映画って大概こういうエンディングで気を持たせるんだよね!【自己採点】(100点満点)68点。何だかホラーなんだけど正体不明の細菌の怖さが今ひとつ現実的で無いような気がした。←映画「28週後...」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.22
コメント(2)

パ会長裁定に根来代行が待った!プロ野球の根来泰周コミッショナー代行は、オリックスと福岡ソフトバンクの間で二重契約状態となっているジェレミー・パウエル投手(JP)の問題で、パ・リーグの小池唯夫会長が出したソフトバンクの契約が優先するとした勧告を白紙に戻すことを明言した。根来代行は「両チームとも勧告を受け入れられないというのであれば、白紙に戻ったという前提で考えないと。僕が(裁定を)やるとかではなく、野球組織として早く結論を出さないといけない」と話した。この問題について数日前、千葉ロッテのバレンタイン監督が今回の裁定に異議を唱えていた。曰く、ホークスとの契約を認めるならオリックス側が提示した額で契約させるべきだと。バレンタイン監督の指摘は正論であり、オリックスに優先権があるのは当然ですよ!かと言って、何時までもこの問題を長引かせては両球団にとっても選手にとってもプラスにはならない。個人的にはパウエル(JP)は「失格選手」として契約禁止期間は最低1年間とする。契約はオリックス、福岡ソフトバンク以外の球団にのみ認め、福岡ソフトバンクには「罰金刑」(1000万円以上)を科すなどの措置が私が考える「裁定」です。パウエルもオリックス側もお互いが今後契約するのは感情的にも無いでしょう。後だしジャンケンの福岡ソフトバンクへ与えた契約優先権も剥奪しないとオリックスも納得しないでしょう。今後は外国人選手との契約トラブルを防止する意味で、統一契約書は「英文」用を作成する。今回のように契約合意後に破棄する場合は、破棄することに同意した双方の署名入りの書類を提出すること。書類はNPB作成の統一形式とすることで防げないだろか?◆オリックス・中村勝広球団本部長(前監督)の話「コミッショナーに裁定を委ねている状況なので特にコメントすることはない」◆パ・リーグ・村田繁事務局長の話「(根来コミッショナー代行に)勧告というものは受け入れられなければ効力を発揮しないものだと言われた。今後のことは、週明けにも代行や小池会長らと相談して(解決策を)決めたい」◆福岡ソフトバンク・角田雅司球団代表の話「18日に出した意見書の意図が伝わらないといけないので自分の方から直接(コミッショナー事務局に)来ました。意見書の内容について説明しました」←「泥沼!パウエル問題」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.21
コメント(4)

12.テラビシアにかける橋■原題:Bridge To Terabithia■製作年・国:2007年、アメリカ■上映時間:95分■鑑賞日:1月26日、新宿ミラノ2(歌舞伎町)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:ガボア・クスポ□原作:キャサリン・パターソン□脚本:ジェフ・ストックウェル□製作・脚本:デヴィッド・パターソン□製作:ハル・リーバーマン、ローレン・レヴィン□共同製作:ケヴィン・ハローラン□プロダクション・デザイナー:ロバート・ギリーズ□撮影監督:マイケル・チャップマン□編集:ジョン・ギルバート□美術:ジェニファー・ウォード□衣装:バーバラ・ダラ□音楽:アーロン・ジグマン□音楽監修:ジョージ・アコニー□サウンド・デザイナー:ティム・プレブル□ヘアメーク:ウィニー・スミス□照明:ジョノ・クゾウヤンキャスト◆ジョシュ・ハッチャーソン(ジェス・アーロンズ)姉二人妹二人に囲まれて男一人で育ったせいか内気な性格◆アナソフィア・ロブ(レスリー・バーク)ジェスの隣に引っ越してきた冒険心溢れる女の子◆ロバート・パトリック(ジャック・アーロンズ)ジェスの父で工具店で働きながら野菜を育てて売っている◆ケイト・バトラー(メリー・アーロンズ)ジェスの母で家計のやりくりに苦悩する毎日◆ベイリー・マディソン(メイベル・アーロンズ)ジェスの妹で正義感が強くジェスと仲良くしたがっている◆レイサム・ゲインズ(ビル・バーク)レスリーの父で作家◆ジュディ・マッキントッシュ(ジュディ・バーク)レスリーの母で作家◆ズーイー・デシャネル(エドマンズ先生)ジェスが憧れている美人先生◆ジェン・ウルフ(マイヤーズ先生)ジェスのクラスの担任の先生で指導は厳しいが愛情もある◆ローレン・クリントン(ジャニス・エイブリー)学校を仕切っている女ボスでトイレの使用料を徴収するなど威張っているが弱点も...【この映画について】ファンタジー映画全盛の時代にあって児童文学の金字塔とも呼べる傑作が映画化された。見る者の心を掴むには魔法の力も派手な仕掛けも必要ない。一番大切なのは子供の頃に培った純粋な心と豊かな想像力なのだということに気づかせてくれる。優れた児童文学として名高いキャサリン・パターソンによる原作をハンガリー出身のガボア・クスポ監督が初の実写作品としてメガホンをとり、主演に迎えたジョシュ・ハッチャーソンと『チャーリーとチョコレート工場』で個性豊かな子供を演じたアナソフィア・ロブが、確かな演技力で、人生の厳しさを丁寧に描いて伝えてくれる。【ストーリー】(一部ネタばれあり)5年生の少年、ジェス・アーロンズは女ばかりのきょうだいの中で唯一の男として育った。服装も靴も全て「姉のおさがり」ばかりで学校でもそれらが原因で馬鹿にされている。唯一の慰めは、妹メイベルが自分のことを慕っていることと、空想上の生き物を創造して愛用のスケッチブックにベッドで描くときだった。或る日、学校での短距離レースで足の早さが自慢でもあるジェスだったが、1等賞は何と転校してきたばかりの女の子レスリーだった。レスリーの両親は芸術家で各地を転々としていることで、自由な発想で活発なレスリーにジェスも徐々に打ち解けていった。一方、学校では女番長のジャニスが仕切っていて、トイレ使用料をとるなどやりたい放題だった。スクールバスのなかでもジェスはいつもジャニスのグループから嫌がらせを受けていた。それでもレスリーはそんなジャニスの行状にも意に介さず、ジェスを近くへの森へと誘って、小川をぶら下がる古タイヤを吊るしたロープで超えて二人だけの世界を築いていく。ここからネタバレに注意!!ジェスとレスリーは放課後、真っ先に森へと向うようになった。レスリーはそこを「テラビシア」と名付けた。テラビシアは二人だけの想像上の世界いや天国。二人はそこでは女王と王で、ユニークな生き物達が二人に襲ってくることも、それを退治してくれるものまで、何でも揃っている世界。生き生きとしてきた二人は、女番長ジャニスに一泡吹かせることを計画した。怖いもの知らずのジャニスも、流石に一人の女の子だった。彼女の弱点は「好きな男の子の存在」だった。テラビシアで想像力を発揮してきた二人にとって、ジャニスをからかうことは簡単なことだった。自信を付けた二人はジャニスを泣かせることに成功し、ジャニスにいじめられていた生徒達の喝采を浴びた。ジャニスに一泡吹かせた二人は、放課後のテラビシアでの遊びに益々没頭するようになる。ジェスとレスリーの友情は深まり、ジェスの芸術的センスに憧れのエドマンズ先生からも目を掛けられるようになる。エドマンズ先生は休みの日に、ジェスに本物の芸術に接する機会を提供しようと美術館へと誘った。ジェスはレスリーも誘おうと試みるが、生憎レスリーは不在だった。だが、この時レスリーと連れ立って行けなかったことがジェスの人生を大きく変えてしまう。何と、ジェスが不在の間に森に一人で遊びに行っていたレスリーは、慣れていたはずのロープによる小川越えに失敗して不幸にも亡くなってしまう。ショックで立ち直れないジェスは、レスリーを誘えなかった自分を悔やみ責める。ショックはレスリーの両親も同じだった。ショックは大きくレスリーの両親は引越しを決意し、ジェスは両親宅を訪れそこで感謝の言葉をもらったのだった。主を失ったテラビシアだったが...そこにはレスリーの後を継ぐ一人の少女の存在があった。その少女とは一体...誰だったのか?それは映画をご覧下さい!【鑑賞後の感想】この映画の原作は児童文学の傑作とのことらしい、というのは私自身に幼い子供がいないのでそうした作品に触れる機会がないからです。レスリー役の「アナソフィア・ロブ」は「チャーリーとチョコレート工場」でも印象的な「性格の悪い女の子」を演じていた子役だが、今回も彼女は子役ながら演技力は見事だし「子供らしいキュートな笑顔」が素敵だった。ダコタ・ファニングちゃんとは違った魅力を感じる、将来性豊かな子役だ。この映画をただ単に子供向け映画という先入観をもって「甘く見たら」大人が観ても楽しめる映画だと思い直すことでしょう。子供の頃の心を失った大人がみても面白くないでしょうが、そうした心を持ち続けている大人がみれば「OK」です。このストーリーには、「転校生が田舎の学校に来て友達のいないレスリー」と「両親からは顧みられない存在のジェス」の子供らしい心の交流が描かれている。そもそも「テラビシア」はレスリーが提案して作った夢のような天国を指す「王国」である。その「王国」は二人の住む家の直ぐ傍にあることもこの物語のポイントである。「王国」は遠い彼方ではなく、常に身近な場所にあることを作者は教えてくれている。子供であるジェスとレスリーだが、そこには異性に対する興味も盛り込まれている。ジャニスの弱点が「異性のイケメン?」である点や、ジェスが美人教師に憧れる過程や、ジェスとレスリーの恋愛感情にも近い友情関係の描き方もさり気無くて良かった。しかし、世の中は楽しいことばかりでは無いことも教訓として作者は教えてくれる。楽しく二人だけで築いた絆と王国は、或る日、何の前触れもなく突然終りを告げる。レスリーの死は、悲しい出来事が起こったときの感情の制御の仕方や表現方法を学ばせてくれる。ジェスはレスリーの両親から、レスリーが生前彼に対して語っていたことを聞いた。大切な人を失ってから初めて分かる、人間の絆の大切さ!この悲しい出来事を最後に持ってきた作者の意図がそこにあるように思えた。【自己採点】(100点満点)88点。児童向け映画と侮るな!人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.20
コメント(0)

松岡以来16年ぶりの男子優勝!デルレイビーチ国際最終日、予選から男子単決勝に駒を進めた新鋭の錦織(にしこり)圭(18)が、第1シードのジェームズ・ブレーク(28)=米国=に3-6、6-1、6-4で逆転勝ちし、ツアー初優勝を飾った。日本男子のツアー優勝は1992年4月の韓国オープンを制した松岡修造以来、15年10カ月ぶり2度目で、日本人最年少記録。世界と戦える逸材として期待され、昨年10月にプロに転向し、早くも力をみせつけた。その松岡に見出され彼のクリニックでレッスンを受けたそうだが、その中でも錦織選手の才能とセンスに松岡も注目していたそうだ。松岡はサーブアンドボレーのプレイスタイルで道を切り開いていったが、錦織選手はどういうタイプの選手かまだ私には分からないけど、オールラウンダーとして活躍出来るだろうか?錦織選手は「テレビでしか見たことのない選手を相手に勝つことができるなんて…。信じられない。最高の大会になった」と語っているように初々しさがまだまだ残っているようだ。声を弾ませた錦織の世界ランキングは244位。12位のブレークを力でねじ伏せた。18歳の若さでのツアー勝利は、レイトン・ヒューイット(豪州)が98年に16歳で優勝したのに次ぐ若さ。13歳で日本を飛び出し、米フロリダ州ニック・ボロテリー・アカデミーで才能が開花。男子のサンプラス(米国)、女子のシャラポワ(ロシア)らトップ選手を輩出した東京ドーム16個分の敷地に600人のスター候補生が集い、英語学校を併設するプロ養成所。世界中からテニスのトッププロを目指してこのアカデミーに集まってくるのだが、そうした中で腕を磨いた錦織選手。久し振りに男子テニス界に現れた超新星の今後に期待したいし、いずれ、グランドスラム大会でも活躍してその名を世界に広めてもらいたい気がします。◆松岡修造氏「ビックリしたとともにうれしいが、このくらいの実力は持っているとも思っていた。世界のトップ10入りや4大大会優勝の可能性を持っている。ボクの先の道を切り開いてほしい」←「18歳錦織が男子テニス大会で優勝!」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.19
コメント(0)

11.スウィーニー・トッド、フリート街の悪魔の理髪師■原題:Sweeney Todd The Demon Barber Of Fleet Street■製作年・国:2007年、アメリカ■上映時間:117分■日本語字幕:佐藤恵子■鑑賞日:1月25日、セントラル(吉祥寺)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:ティム・バートン□脚本:ジョン・ローガン□製作:リチャード・D・ザナック、ウォルター・パークス、ローリー・マクドナルド、ジョン・ローガン□製作総指揮:パトリック・マコーミック□共同製作:カッタリー・フラウンフェルダー□撮影:タリウス・ウォルスキー□編集:クリス・レベンゾン□美術:ダンテ・フェレッティ□衣装:コリーン・アトウッド□原作戯曲:クリストファー・ボンド□作詞作曲:スティーブン・ソンドハイムキャスト◆ジョニー・デップ(スウィーニー・トッド/ベンジャミン・バーカー)無実の罪でオーストラリアに島流しにされた元理髪師◆ヘレナ・ボナム=カーター(ミセス・ラヴェット)ロンドン一不味いパイ屋の女主人。スウイーニーへの深い愛を胸に秘めている◆アラン・リックマン(ターピン判事)スウィーニーの妻に横恋慕し彼に無実の罪を被せ彼から妻を奪う◆ティモシー・スポール(役人バムフォード)ターピンに子分のように使える性悪男◆サシャ・バロン・コーエン(ピレリ)自称イタリア人理髪師でスウィーニーと技を競い敗れる◆ジェイミー・キャンベル・バウアー(アンソニー)スウィーニーを助けてロンドンへと連れて来た船乗り◆ジェイン・ワイズナー(ジョアンナ)スウィーニーの娘でターピンにより母と共に強制的に引き取られる◆ローラ・ミシェル・ケリー(ルーシー/物乞いの女)スウィーニーの元妻でターピンに強奪される◆エド・サンダース(トビー)ピレリの弟子でラヴェット婦人の家に居候することに【この映画について】ティム・バートン監督とジョニー・デップ、更にはヘレナ・ボナム=カーターの三人が「チャーリーとチョコレート工場」に続いて組んだミュージカル作品。ジョニー・デップが演じるのは無実の罪でオーストラリアに島流しにされ妻を奪われた殺人ッ理髪師だ。デップはブロードウェイミュージカルの傑作に望み、歌わない主役はありえないというプレッシャー?に挑み、無名時代はロックバンドでギタリストだった彼がどんな歌声を披露してくれるのかは映画館で体験してもらいたい。復讐鬼と化し「スウィーニー・トッド」と名を替えて、ミセス・リヴェットのパイ屋の2階で理髪師として再出発する役をデップは絶妙の演技で魅せてくれる。ミセス・リヴェットの叶わぬ恋心の表現も面白いので合わせて堪能出来る。デップはこの作品でアカデミー賞「主演男優賞」候補となったが受賞はまたしても逸した。それでも見事に「美術賞」を獲得した。19世紀半ばのロンドンを見事に再現したセットは受賞に相応しい出来である。【ストーリー】(一部ネタばれあり)あれから15年の歳月が流れバーカーは「スウィーニー・トッド」と名前を替えて流刑地のオーストラリアから、アンソニーの助けを借りてロンドンへと戻ってきた。彼が真っ先に向ったのは「かつての我家」で今ではミセス・ラヴェットが「ロンドン一不味いパイ屋」を一人で切り盛りしている。ラヴェットは最初は「バーカー」と気づかないが、やがて気が付き2階で「預かっていた」理髪道具一式を渡しパイ屋の2階で営業することになる。一方、バーカーを手引きしたアンソニーは、タービン家の窓辺で寂しそうな表情を見せる、バーカーの娘でタービン家に今では住むジョアンナに一目惚れし救いたいと願う。その頃、ロンドンで評判のイタリア人理髪師ピレリと、彼と行動を共にする少年トビーをトッドは目にした。彼は、通りかかった役人パムフォードを立会人に、髭剃り対決を挑み見事にピレリを破りトビーもラヴェット家に居候することになる。トッドにはパムフォードがつるんでいる判事タービンへ接触するきっかけになると期待していた。トッドは復讐するべきタービンへの繋がりを探していたのだった。ラヴェットからジョアンナの境遇を聞いていたとき、ピレリがトッドの正体を見破り今後の売り上げの半分をよこせと迫ってきた。トビーが目を離しパイを食べている隙に、トッドはピレリを「始末」してしまい戻ってきたトビーに行方を尋ねられてもトボケて誤魔化した。しかし、この時彼が身につけていたあるものを奪ったことが後になって彼の首を絞めることになるとは思いもしなかっただろう。ここからネタバレに注意!!ラヴェットはピレリの死体の始末方法として、彼をミンチにして切り刻んでミートパイに入れることを思いつく。トッドは復讐のチャンスが中々訪れないことに苛立ちを隠せないが、ラヴェットの案にのり身寄りのなさそうな男性客を次々と理髪室に招き入れ殺害しミンチにしていった。店はトビーの宣伝の歌に乗って大繁盛するが、未だにターピンへの復讐を忘れないトッドにラヴェットは苛立ちながらも、トッドと結婚する夢を諦めない。一方でその頃、店の外でうろつく物乞いの女が、パイ屋の煙突から出る異臭について騒ぎ出した。ターピンはジョアンナが逃げられないように精神病院に隔離してしまう。トッドの復讐計画は、アンソニーを病院にもぐりこませて救出を図ることだった。そしてそれをネタにターピンをおびき出すのだった。その一方でピレリの財布を見付けたトビーはトッドへの疑惑を深める。そのことでバムフォードに知らせようとするが、逆にラヴェットによってキッチンに閉じ込められる。バムフォードが来店し、物乞いの女からの通報で異臭への苦情が寄せられているとして調査に来たのだった。物乞いの女はトッドの顔を見るなり「あんた、会った事あるよね?」と言う。トッドはそんな女にも手を掛け、更には、ターピンまでも自分の理髪室のイスに座らせ「ひげを剃る」と言う。トッドは遂に正体を明かす。そして、閉じ込められたトビーの運命。物乞いの女の正体を知った時のトッドの反応は...そこだけはネタばれなしで、是非映画館でご覧になって!【鑑賞後の感想】ミュージカルの傑作の映画化というの意外と多い。その場合、舞台で演じていた俳優達との比較がされるが舞台と映画は別物としてみた方が良いのだろうか?というのも私は舞台劇って観ないので比較する材料が無い。今回はティム・バートン監督がメガホンをとるのでジョニー・デップが主演で、恋人のヘレナ=ボナム・カーターが共演として重要な役を任される。ミュージカルといっても全編にソンドハイムのスコアが流れる訳ではなく、どちらかといえば音楽満載という印象だ。デップは無名時代にはロックバンドで「ギタリスト」だったそうだが、今回の役を演じている姿をみると「納得」した。ミュージカル映画の主役は、歌唱力が第一に求められることから必ずしもトップスターが主役を務めるとは限らない。しかし、バートン監督は個人的にも絆の強いデップを敢えて起用した。彼の歌唱力に関しては「?」を付けたくはなるが、ストーリーの展開や脇役の俳優達にも助けられて決して彼の評価はマイナスとはならないぎりぎりの範囲であろう。それにしてもトッド、自慢の剃刀でこれでもかと殺しまくります!その勢いに?乗って取り返しの付かない「大事な人」まで刃にかけてしまってそれに気づくのは遅かったのは気の毒?な気もしましたけど。後の祭りでしたね!何が評価されたのかは分からないが、アカデミー賞主演男優賞候補となったのでミュージカルとはいえども歌唱力が全てではなく、彼の個性も発揮されていた映画と私も思いました。【自己採点】(100点満点)77点。脇役達の演技も良かった。人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.18
コメント(4)

ルーキー平野、紅白戦で滅多打ち!キャンプも終盤に差し掛かり、これからは紅白戦や練習試合で結果が求められる時期です。TVのスポーツニュースでライオンズが取り上げられても一瞬で、星野監督が視察に訪れたり東国原宮崎県知事がナベQ監督と打席で対決したとか...スポーツ紙を読んでいると、私の愛読するスポニチ紙は時々大きく取り上げますが、前にブラゼルの打撃フォームがヤンキースのジアンビに似ているとの指摘が載っていました。そういう記事もたまには載りますが、同じパ・リーグではどうしても2年目のマー君やルーキー中田翔への注目に比べると寂しい限りです。西武のブラゼルとボカチカの「BB砲」両新外国人が、紅白戦で初のアベックアーチとなる2ラン競演だ。一回二死二塁で右翼席に運んだブラゼルが「日に日によくなっているよ」と笑えば、ボカチカも二死一塁から左越えに来日1号。「きのう(16日の3打数無安打)はオレの弟だったんだよ」。この切り替えの早さがラテン系のいいところでもあり、時にはマイナスにも作用する部分だ。集中力が研ぎ澄まされたときのラテン系選手は手が付けられなくなるので、シーズンでは大いに良い部分を期待したいよね。(サンスポ紙より一部転載)ただし、この紅白戦では大・社ドラフト1位の平野投手が予定の4回を持たずに3回9失点と大炎上!長谷部(東北楽天)、服部(千葉ロッテ)の両左腕を抽選で外したのは痛いね!小野投手コーチも「根本からやり直し、力不足!」とバッサリと切り捨てた!◆大学生・社会人ドラフト1巡目、平野投手(JR東日本東北)のコメント:「打たれたことはショックだけど、フォームや球種に課題があることが分かった」(管理人:社会人出身投手のコメントとは思えませんな~!)エースがアクセル全開!涌井212球エース涌井がブルペンで今キャンプ最多となる212球を投げ込んだ。北京五輪アジア予選で小林宏(千葉ロッテ)から教わったというスライダーも試投し、手応えをつかんだ様子。◆涌井投手のコメント:「しんどかったけど思いどおりのフォームで投げられた。21日の紅白戦に投げて仕上げたい」。(管理人:エースの貫禄と自覚の下に調整は順調のようですね!G.G.佐藤実戦出場へ!(2/18追加記事)西武の渡辺久信監督は、契約未更改のG・G・佐藤外野手について「(休み明けの)20日の紅白戦から出ます」と話し、紅白戦、練習試合などの実戦に出場させない方針を撤回したことを明らかにした。球団側は紅白戦が始まる前日の15日に、契約未更改で自費キャンプを続けるG.G.の事実上の締め出しを決定。しかし、日本プロ野球選手会から問い合わせがあった17日に方針転換が決まった。未契約選手に関しては協約上はオープン戦に出場出来ないが、練習試合や紅白戦には当然ながら支障は一切無い。それなのに球団側は一方的に出場を許可せず選手会が動いたことで今回の決定となったようだ。G.G.佐藤は18日までに行われた紅白戦3試合に野手では唯一出場できず、試合中は球場を離れて練習。代理人と進めている契約交渉について、前田康介球団本部長は「オープン戦(25日)に間に合うように持っていきたい」と話した。←「キャンプ情報」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.17
コメント(3)

10.シルク■原題:Silk■製作年・国:2007年、日本・カナダ・イタリア■上映時間:109分■日本語字幕:松浦美奈■鑑賞日:1月21日、新宿グランドオデヲン座(歌舞伎町)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本:フランソワ・ジラール□脚本:マイケル・ゴールディング□製作:ニヴ・フィッチマン、ナディーヌ・ルケ、ドメニコ・プロカッチ、酒井園子□原作:アレッサンドロ・バリッコ□撮影:アラン・ドスティエ□編集:ピア・ディ・キアウラ□プロダクション・デザイン:フランソワ・セギュアン□アート・ディレクション(イタリア):エミータ・フリガート□アート・ディレクション(日本):小川富美夫□衣装(イタリア):カルロ・ポジオッリ□衣装(日本):黒澤和子□音楽:坂本龍一キャスト◆マイケル・ピット(エルヴェ)フランスの田舎町の製紙工場の絹糸を仕入れに幕末の日本へ向う◆キーラ・ナイトレイ(エレーヌ)エルヴェと恋に陥るがエルヴェは結婚早々日本へ行ってしまう◆アルフレッド・モリーナ(バルダビュー)田舎町にやってきて市長に掛け合い製糸工場を作り町を潤す◆役所公司(原十兵衛)幕末の日本で闇で蚕の取引をする実力者でエルヴェは彼を頼りに仕入れに来た◆芦名星(少女)謎の少女で無言でエルヴェを誘惑しエルヴェは彼女の虜になる◆中谷美紀(マダム・ブランシュ)マルセイユで娼館を経営する日本人◆国村準(右門)十兵衛の右腕◆本郷奏多(少年)十兵衛らと共に暮らす少年◆カラム・キース・レニー(貿易商)貿易商◆ケネス・ウェルシュ(ジョンクール)町長【この映画について】1996年に発表され世界26ヶ国で翻訳されたアレッサンドロ・バリッコ発表の大ベスト・セラー小説の映画化。日本・カナダ・イタリア3カ国の共同制作によりロケも日本の長野県にセットを組んで撮影した。日本側の出演者は役所公司で幕末の日本で、東北地方の山中で固い結束のもとで首領として村人達を守る役をこなしている。台詞は最初のパートは日本語だが、途中から何故か英語になる。主役はマイケル・ピットとキーラ・ナイトレイ。キーラ・ナイトレイは今更何の説明も不要な美人女優として「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを筆頭に多くのヒット映画に出演している。ここでは新婚ながら夫が未知の国、日本へ旅立ち寂しさを隠しきれない女性を好演している。音楽は「教授」こと坂本龍一が担当している。【ストーリー】(一部ネタばれあり)19世紀のフランス。戦地から故郷の山村に帰ってきたエルヴェはそこでエレーヌと出会い恋に落ちる。エルヴェの育った山村には何の産業もなく貧しかったが、そんな村に突然バルダビューという男が製糸工場を作り村は好景気に大いに沸いた。好調だった製糸工場も、その頃、流行っていた伝染病に蚕が感染し全滅に近い被害をこうむる。市長の息子でもあるエルヴェはバルダビューからの要請もあり、単身でアフリカまで乗り込み蚕の卵を入手する。無事に持ち帰ったエルヴェのおかげで、再び工場での操業も盛り返しエルヴェは手にして報酬でエレーヌと結婚した。欲の深いバルダビューは新婚早々のエルヴェに「世界で最も美しい絹糸を吐く蚕を求めて日本に行かないか」と持ちかけられる。幕末の頃の日本は開国したばかりで西洋からのルートは困難を極めたが何とか入国を果たす。ここからネタバレに注意!!幕末の日本に入国を果たしたエルヴェは闇取引の大物権力者・原十兵衛らが暮らす山村を訪れる。文化の違いに戸惑いながらも、謎の少女との出会いなどもあり日本での滞在は快適?だった。そして、念願の蚕を手に入れ故郷へと帰国したエルヴェ。バルダビューから得た大金で、エレーヌの為に庭園つきの土地を贈ったが彼には日本滞在中に知り合った「少女」の姿が頭から離れない。一方で妻エレーヌはエルヴェの子供を妊娠することを望んでいたがその兆候は何時までたっても現れず落胆の日々を送る。その後も彼は日本へと蚕の仕入れに出向くが、彼の頭には「少女」の物言わぬ姿が頭から離れない。2度目の渡航時の帰国前夜、「少女」から手紙を渡されそれを帰国後、マルセイユで娼館を経営するマダム・ブランシュに訳してもらう。「必ず戻ってきてください」と懇願するかのような内容の手紙が気になり3度目の渡航を果たす。ところが村は襲撃され跡形も無く、後に、一行に追いつくが少女とは逢えず、蚕も本来の品ではない別の卵を入手したが卵は帰路の途中で孵ってしまい収入の術を絶たれた。数年後、エルヴェとエレーヌ夫婦には相変わらず子供は出来ずにエレーヌはその事実を受入れられないでいた。そんな悲しみを乗り越えようと、好きな庭園作りに没頭するエレーヌだが、彼女の体は衰弱してきて遂には亡くなってしまう。エレーヌの死から数年後、エルヴェは妻が遺した庭園で「あの手紙」についての驚くべき真相を知ってしまった。そこには妻の彼への想いが記されていた。それを知った時のエルヴェの心は...。【鑑賞後の感想】幕末の頃の日本にフランスから一人の青年が蚕の買い付けに訪れて、そこで知り合った謎の少女の虜になる。それからも彼女のことが忘れられず、子供を宿すことを熱望する妻の気持ちに応えられない青年。ざっと振り返るとそんなストーリーのこの映画だが、細かい点を検証していくとやはり外国人の書いた小説だなと思った。日本・カナダ・イタリアと地域をまたいだ3カ国共同制作による映画であり、日本でのパートでは長野県にセットを組んで撮影し日本のスター俳優である役所公司まで起用する熱の入りよう。日本のパートで役所公司は最初の方では日本語のセリフなのだが、途中からは「実は英語が出来ます」みたいに急に英語のセリフになる。当時の日本で蚕の闇商人みたいな人が英語を話せるとは思えない。第一、仲介人が如何にして彼と接していたのかも怪しい。フランスのパートでは娼館を経営する日本人女性まで登場して、ウ~ン、その役は中谷美紀が演じていたがこういう設定はどうなんだろう?当時、日本人女性がフランス人と結婚し渡って娼館のオーナーにおさまるっていうのは?ありかな?キーラ・ナイトレイを起用しているのに、バリバリの主役級である彼女は青年の妻役ですが彼女の個性を活かしきれていないような役どころ。登場シーンも何だか場面の転換の合間でありもっと彼女の切ない気持ちが込められるシーンが多く欲しかった。監督が絶賛する「日本の美の象徴」(大袈裟な表現ですが監督がそう仰っているようで...)と持ち上げた無名新人・芦名星ですが、彼女の登場シーンでは一切セリフはなし。冒頭で露天風呂での入浴シーンにはハッとさせられますが、背中越しにも「貧乳」なのは分かってしまい「これが日本人女優(女性)の美」との印象を欧米の観客に持たれたかも知れません。もしそうなら個人的には少し残念な気もします。監督のタイプの女優さんなのでしょう。もっともキーラ・ナイトレイも、欧米では「貧乳女優」として名が通っていますが彼女はむしろそれを開き直って受入れているようです。キーラ・ナイトレイと芦名星の日英「美人女優」対決は、偶然にも似たような体型の二人なので「甲乙」が付けがたいと書いておきましょう。(この段落はあくまでも「管理人」の個人的な主観で書かせてもらいました!)ストーリーの中心が青年と日本の関係なのか、それとも妻との関係なのか?どちらも整理出来ていないような印象を持った。【自己採点】(100点満点)62点。柱になるストーリーを作れば点数はもっと上がったかもね。←映画「シルク」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.16
コメント(0)

ポリス東京ドーム公演詳細「日本一詳しい!ポリス東京公演レポート」スティーヴィー・ワンダーの公演以来ほぼ約1年ぶりのコンサートは、「The Police」の再結成コンサートでした。彼らが残した「Every Breath You Take」(見つめて欲しい)はロック史に残る名曲として語り継がれるのは間違いないが、その後、バンドは解散しメンバー其々のソロ活動が活発となる。中でも中心人物のスティングはソロ・アーティストとしてもポリス時代を上回る活躍を見せるなど、その実力は世界中に知れ渡っていますね!私はスティングのソロ・コンサートは東京ドームで見ました。ステージ構成は、セカンド後方とセンターにかけてステージはセットされていた。円形のステージの上には3面のスクリーンに演奏中のメンバーの映像が映し出される。ステージ両端には縦長のスクリーン、更にその横にスクリーンがそれぞれセットされ観客はこのスクリーンを通して演奏している姿を観ることになる。スクリーンはアリーナ席の最後部にもセットされ、こちらはスタンド席に陣取る観衆用だ。メンバーはスタンドから向って左側がスティング、右側がアンディ・サマーズ、中央高い位置にスチュワート・コープランド。スチュワートの背後には大きな銅鑼が、右側には鉄琴や打楽器関係がセットされていた。鑑賞日:2008・2・14 会場:東京ドーム【セットリスト】1.Message In A Bottle2.Synchronicity 23.Walking On The Moon4.Voices Inside My Head5.When The World Is Running Down6.Don't Stand So Close To Me7.Driven To Tears8.Hole In My Life9.Every Little Thing She Does Is Magic10.Wrapped Around Your Finger11.De Do Do Do De Da Da Da12.Invisible Sun13.Walking In Your Footsteps14.Can't Stand Losing You15.RoxanneEncore 116.King Of Pain17.So Lonely18.Every Breath You TakeEncore 219.Next To Youスティングの息子による前座の演奏も終りいよいよ緊張感が高まる。場内に流れていたFYC(ファイン・ヤング・キャニバルズ)の「グッド・シング」が終り、急に音が大きくなりレゲェの名曲「No Woman No Cry」が流れると本番が近くなってきたと感じた。1.Message In A Bottle19:35、定刻より5分遅れで演奏が始まった。スチュワートがドラムセットの後方に設置されて銅鑼を力強く叩いてコンサートは始まった。スティングはソロ時代もこの曲を頻繁に歌っていたが、その時はテンポを落としていたがここではしっかりとオリジナルに忠実に歌っていた。演奏の途中で「コンバンハ、トーキョー」と叫んでいた。2.Synchronicity 21曲目が終わると息つく暇も無く畳み掛けるように2曲目へ突入する。2曲目と同時にステージのライティングが一気にカラフルになった。アルバムのジャケットにあるのと同じ色遣いだった。スティングの声も、アンディのギター・ソロもカッコウよく演奏の乗りも中々良い!演奏終了後、スティング「アリガトウ、コンニチハ、アイシテマス!」のMC。3.Walking On The Moon幻想的なライティングにかわる。スティングの声のつやは良さそうであった。演奏終了後、スティング「ドウモ、アリガトウ!」のMC。この後、次の曲に移る前に場内に手拍子を要求するスティング。4.Voices Inside My Head4と5曲目は1,2曲目と同じように一気に畳み掛けるスタイル。5.When The World Is Running Downここで一気にテンポアップする。途中のアンディのギター・ソロもハードに弾いていて気持ちもこもっている。スティングのベース、スチュワートのドラムスも力強かった。6.Don't Stand So Close To Meポリスのヒット・シングルで人気度も高い曲。ピンク主体のライトに変わり、アンディが途中で何故かおどけた表情でギターを弾いていた。7.Driven To Tearsスティングの「1,2,3」のカウントで始まる。アンディのギター・ソロはハードな演奏で既にエンジン全開状態だった。スチュワートの腕の回転が早くスピード感のあるドラミングも見事。ライトの動きも曲にあわせて早かった。8.Hole In My Lifeスティング演奏前に「イェ~と言うから続いてくれ!」のMCで始まる。場内の反応はイマイチだった。演奏後、「Thank You!」9.Every Little Thing She Does Is Magicこれもヒット・シングルで人気の高い曲。スティングの表情にも余裕が感じられてきた。赤と黄のライティングの中で演奏するスティングのベースが唸りまくっていた。10.Wrapped Around Your Finger1曲目前と同じようにここでもスチュワートが銅鑼を叩いてからスタートする。アップテンポな前曲から一転してここではテンポを落とす。スチュワートはドラムセットを一旦離れて小さいシンバルを叩く。スティックではなく太鼓用のバチを使い中間でドラムセットに復帰、そしてドラムセットを又も離れて今度は鉄琴へ移りドラムで終わる目まぐるしい展開。スチュワートの器用さが目立った演奏だった。ライトも曲調にあわせて音なし目だった。11.De Do Do Do De Da Da Da黄色のライトで始まり~白~黄色と目まぐるしく変わる。ドーム内に「ドゥ,ドゥ,ドゥ...」がこだまする。人気が高い曲で観衆も楽しそうだった。12.Invisible Sunステージの両脇と後方のスクリーンには難民の子供が映されていた。赤と黄が中心のライティング。13.Walking In Your Footstepsスティングがイントロでパンフルートのような笛を吹く。どことなくワールド・ミュージックのようなスティングのソロ時代のような雰囲気の曲。途中、スクリーンには人間の足元と恐竜の姿が映された。14.Can't Stand Losing Youアンコール前の曲。スティングが「イヨ~イエ~」と叫び観衆に続くように要求する。曲のテンポも早くロックのコンサートらしくスピード感抜群で盛り上がってきた。スティングのノリも良いぞ!15.Roxanne(歌詞に合わせて)赤いライティングの下でレゲェのリズムが心地良い。スティングの「ロ~クサ~ン」と年齢を感じさせない透き通る声と唸るベース、そこにアンディとスチュワートの演奏も絶妙に絡んでくる。観客のノリも最高潮に達してきた。~アンコール1~16.King Of Pain20:53に一旦幕となるが場内には当然ながらアンコールを求める拍手が鳴り止まない。20:55、3人が再びステージに現れる。スティングのソロ・コンサートでも度々披露されていたこの曲でアンコールの幕開け。スティングの表情は柔和で格好良い!ギター・ソロの唸りとドラムのリズムが抜群。17.So Lonely前曲から間髪を入れずに続き明るい青と緑のライティングが場内を照らす。サビのアップテンポなパートがいかすナンバー。アンディのギター・ソロにベースとドラムスが引っ張られるようなバトルはロックバンドらしかった。演奏後の拍手も多かった。18.Every Breath You Takeここで遂に登場したこの曲!ギターが奏でるあのフレーズ。スティングのソロ・コンサートでも聴いたがやはりこの三人で聴くのとでは感動が違う。青いライトが中心のステージで、東京ドームの聴衆全てが待ちわびていた瞬間だ!演奏終了後、スティングがアンディとスチュワートを紹介し大歓声の中で終了する。~アンコール2~19.Next To You21:14、スチュワートとスティングが消えて終りと思えたが、アンディがおどけた表情を見せ二人をステージに呼び込む。スティングは余力を振り絞って熱唱し、聴衆もそんな彼の熱い思いに応えるように声援を送る。21:20、スティングとアンディがステージ上でジャンプして演奏が終了した。大歓声が何時までもこだまする中で、三人は肩を組んで東京ドームのファンにお辞儀をして公演は終了した。スティングの声の調子も良さそうだったし、三人の演奏も熱くその意気込みが伝わってきた。唯一残念だったのは、東京ドームという会場の特性もあるが音が反響し過ぎて聴き辛かった!ポール・マッカートニーの時は苦にならなかったのだが、今回は酷かった!←「ポリス日本公演」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.15
コメント(6)

9.アース(字幕版)■原題:Earth■製作年・国:2007年、ドイツ・イギリス■上映時間:98分■日本語字幕:風間稜平■鑑賞日:1月19日、六本木TOHOシネマズ(六本木)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本:アステア・フォザーギル□脚本:デヴィッド・アッテンボロー、マーク・リンフィールド、レスリー・メガヒー□製作:アリックス・ティドマーシュ、ソフォクレス・タシオリス□撮影:リチャード・ブルックス・バートン、アンドリュー・シラビーア、マイケル・ケレム、牟田俊大 他□編集:マーティン・エルスバリー□録音:ケイト・ホプキンス□音楽:ジョージ・フェントンキャスト(動植物たち)◆北極クマ◆アフリカ象◆ザトウくじら◆アムールヒョウ◆ホッキョクギツネ◆ニシマショウカジキ◆ヒヒ◆極楽鳥◆ケープバッファロー◆ミナミアフリカオットセイ◆トナカイ◆チーター◆チンパンジー◆マイルカ◆アネハヅル◆キリン◆ライオン◆ホオジロザメ◆セイウチ◆シマウマ...その他【この映画について】海洋ドキュメンタリー映画「ディープ・ブルー」のスタッフが贈るかつてない命への旅がここに映し出される。氷の大地から熱帯雨林、ツンドラの森、北極の海、深海にまで至るまでの荘大な地球規模のナビゲートをしてくれる動植物たち。かつて見たことの無い雄大な映像とそこに映し出される自然の過酷さをスクリーンから感じ取ることが出来る。このスケールの大きい地球の自然の映像にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のフル・オーケストラの音楽が迫ってくるかのような自然美を感じさせる。製作5年、撮影日数のべ4500日、ロケ地日本を含む全世界200箇所以上から最新カメラの技術を駆使して集められた奇跡の映像には驚きの連続を味わえる。【ストーリー】(ドキュメンタリーのためネタばれです)50億年ほど前、巨大な小惑星がまだ若かった地球に衝突。その衝撃は計り知れず、地球そのものを23.5度も傾けることに。しかし、この衝突は大惨事となるどころか、“生命の星・地球”の誕生に大きく貢献することになった。この傾斜がなければ、今のような多種多様な地形、美しい四季の移ろいすらなかっただろう。そして、生命が生息するための完ぺきな条件もそろわなかったのだ。カナダでは大地そのものが動いているように錯覚する300万頭ものトナカイの群れと、その大群を追うホッキョクオオカミの集団。牧草を求めて彼らの移動距離は約3200キロにも及ぶことも。撮影クルーは、チームプレーでトナカイを連携して追い詰める狼の狩りを、高性能超望遠レンズを駆使して上空から撮影した。さらに南下し、針葉樹林帯を過ぎると、太陽の恵みを受けた広葉樹林帯が広がる。そして、奇跡としか言いようがない“吉野桜”の開花の瞬間に思わず息をのむ。続いて、赤道地帯。1日12時間も日光が降り注ぐ熱帯雨林。地球上のわずか3パーセントの面積に、全地球上の動植物の半数以上がひしめきあう。見たこともない動物たちが繰り広げるユニークな求愛行動も見逃せない。まさに、生命の饗宴だ。 一方でアフリカ南部のカラハリ砂漠では砂漠を灼熱の太陽が照らす。そこではアフリカゾウの群れが食料と水を求めてオカバンゴ大湿地帯を目指す。ところがその道中は過酷だ。道案内役の象を先頭に隊列を組むが、この隊列について行けなくなる象も現れる。無事に水溜りを見つけるが、そこはライオンの群れと分け合う緊張の中での水のみだ。昼は象が優位だが、夜になるとライオンの群れの方が優位にたち、大人の象たちは小象を群れの中心で守りライオンの狩りから身を守る。最後に、海の中でザトウクジラの親子に出会う。2頭の親子はは6000キロを超える大移動へと旅立つ。この親子にその後、どのような苦難が待ち受けているのだろうか?【鑑賞後の感想】以前観た「ディープ・ブルー」でもその映像の美しさとダイナミックさに感嘆したが、今回も長期間ロケで集めてきた映像は目から鱗が出るものばかりだった。「ディープ・ブルー」は海の中の映像が中心だったが、今回は、地球上を北極圏から南極までと主に地上での生の営みを見せてくれる。勿論、海の中での映像もたっぷりと見せてくれる。そして常にそこにあるのは生存競争の過酷さだ。時に、自然の驚異に晒され命を落とすことや、天敵に襲われることで命を狙われるのだ。そうした生存競争とは別に、ホッキョクグマの親子の生への映像はある意味でもっと過酷だ。地球温暖化が叫ばれている昨今だが、温暖化に伴い北極を覆っている氷が解け始めているとの指摘は何度も聴かされる。ここでは実際に氷が解けてホッキョクグマの狩りに支障が生じ、長期間に渡ってアザラシなどの餌を得ることが出来ずに空腹のままでいる姿は痛々しい。更に、氷が解けることはホッキョクグマの生活環境そのものが冒されていることを意味している。地球の自然は素晴らしい!しかし、そこには人間の力が全く及ばない世界でもあるのだ。その地球の素晴らしい自然を、人間の一方的なエゴなどで破壊していいのだろうか?動植物界にも地球温暖化の影響は現れている。一度壊れた生態系や絶滅してしまった動植物は二度と戻らない。この映画をみて、一人の人間の力はちっぽけだが、自然保護に対して自分は何が出来るのかを考えて実践しなければいけないと思った。この素晴らしい地球を次の世代へいい状態で引き継ぎたいからね。【自己採点】(100点満点)77点。音楽と映像が素晴らしかった。この映画はDVDやTVではなく、是非、映画館でご覧下さい!人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.14
コメント(2)

今年のセ・リーグを占う昨年のセ・リーグの新人王は誰だか知っていますか?はい、正解は上園投手(阪神)で、因みにパ・リーグはマー君と岸(埼玉西武)の争いでしたが投票結果はマー君の圧勝でした。マー君の新人王を開幕前に予想した人たちは多かったでしょうが、上園投手の場合は彼には失礼ですが開幕前に予想した人はいなかったでしょうね。上園投手は交流戦の頃から1軍で台頭してきて、他球団に有力候補がいなかったこともあり新人王を獲得しました。新人王なるか由規投手!今年のセの新人王はあくまでも現時点ですが、東京ヤクルトのルーキー(佐藤)由規と2年目増淵の両投手は面白い存在になる予感があります。セ6球団を占う!キャンプもいよいよ中盤から後半へと差し掛かり紅白戦や練習試合が連日組まれるなど、体力強化の前半から中盤以降は実戦での勘を養い結果も同時に求められてきます。オープン戦は後半に組まれるのでまだまだ各球団の新戦力は未知数ですが、現有戦力を元に今季のセ・リーグを管理人が勝手に占います。[読売]今年の読売はオフに得意の大型補強をBクラスチームの主力外国人選手を獲得することで敢行した。外様選手への依存度が年々高くなっていくチームですが、今年はエース上原の先発復帰で新たに守護神としてクルーン(前横浜)を獲得(何の為に豊田を獲得したの?裏切り者「豊田」よこれが読売だ!)。更に、東京ヤクルトからは「最多安打」を獲得したラミレス、「最多勝利投手」のグライシンガーの二人の投打の柱を獲得した。これだけ獲得したのだから、後は、原監督の選手起用と采配に「間違いがなければ」優勝候補の筆頭でしょう。でも、給料が高い選手たちがもし故障で離脱したら...。オフには首脳陣の「大型補強」が待っていますよ![東京ヤクルト]オフに投打の柱だったグライシンガー(16勝)とラミレスを「札束を振りかざして」読売に持っていかれたことで大きな穴が生じた。更に、投手陣では長年エースだった石井(9勝)がFAで西武移籍、藤井(7勝)はトレードで放出と32勝分が離脱した。投手陣はルーキー由規、2年目増淵の未知数の若い投手が10~15勝を二人で稼げば楽になる。後は、韓国球界で実績のある林、リオスがグライシンガーの抜けた穴を補えるか?ファイターズからの移籍組の2人押本、橋本は中継ぎとしての起用だろうが橋本は先発の可能性も。打撃陣は青木の更なる成長、西武から移籍の福地、移籍組の川島、ルーキー中尾らに期待が掛かる。神宮は外野が10m広くなったことで外野守備の向上が望まれる。[横浜]オフに守護神クルーンが「読売の札束攻勢」の誘惑に負けて移籍したことで抑えの固定がキャンプの課題。広島から移籍の小山田は一時期抑えを任されていたが最近は実績に乏しいだけに不安は残る。中継ぎの加藤、木塚らのサイドハンド投手から起用するのか外国人投手を試すのかいずれも未知数だ。先発は移籍2年目の寺原は負け数を減らすことが課題、大ベテラン工藤、エース三浦の3人は確定だろうがその他の候補がどこまで食い込めるのか?打撃陣は仁志、石井のベテラン二遊間に種田の西武移籍などでチャンスが巡ってきた野中が俊足を生かしてオープン戦で結果を出して脅かすことが出来るか?外野は移籍組の小関、大西に期待が寄せられる。小関は好調なら2番を、大西は対左投手用のスタメン起用か代打で力を発揮出来る選手だ。チームはオフにFA選手が大量に発生することで若手・中堅選手の奮起、外国人選手への期待が高まる。[中日]リーグ2位ながらアジア王者まで登りつめた中日だが、リーグ1位を今年も狙える位置にいるのは当然だ。レギュラー選手の固定化でオフには荒木、井端、憲伸、岩瀬らのチームの軸になる選手らのFA権獲得の布石をどこまで打てるか落合監督の選手起用にも注目が集まる。福留のメジャー移籍の穴は西武から和田を「憧れだった落合監督と中日」へのFA移籍で埋めた。打撃陣には大きな穴は現時点ではないが若手の新井、堂上兄弟、平田らがレギュラーを脅かす存在になれるかが鍵。投手陣は岡本の西武移籍で抜けたセットアッパーの座を誰が射止めるかだが浅尾、鈴木、中里らで争うか?磐石で駒の豊富な投手陣は他球団羨望の的で常に予備軍がいることから、故障さえなければ計算の出来る投手陣だ。隔年エースの憲伸も今年は順番で行けば飛躍の年だ![阪神]昨季は夏場以降の驚異的な追い上げでCS進出を果たしたが、立役者であるJFKのフル回転だけでは今季も苦しい。打撃陣ではベテラン金本に頼る打線に「弟分」である新井をFAで広島から獲得し「4番1塁か3塁」で打線に芯が出来た。手術で出遅れが確実な林の穴は桜井が埋めることになるか?外野は浜中、赤松が移籍したが大きな穴にはなりそうにない。内野は坂の成長で2塁の座を藤本、関本の二人と争う。オリックスから移籍の平野は内外野どちらでも守れる便利な選手としての起用に耐えられるだろうか?JFKの3人に頼る投手陣の補強としてファイターズから元エースの金村を獲得した。規定投球回数に達しなかった先発陣は金村に加えて安藤、福原に2年目の小島、新人王上園らが定着し下柳が中7日で安定した成績を上げれば楽になる。北京五輪代表有力候補である「FK」の疲労を和らげる中継ぎ投手の育成も課題だ。[広島]東京ヤクルト同様に黒田、新井の投打の大黒柱を失ったチームの見通しは厳しい。ブラウン監督の米国流選手起用が皮肉にも黒田の流出を早めた結果にもなった。黒田、新井の穴は新外国人選手が埋めることになりそうだが、4番には栗原が和製大砲として座ることになる。外野には阪神から移籍の赤松が起用されることになりそうだ。昨季途中阪神から移籍の喜田はレギュラー定着が期待出来る選手だ。投手陣では大黒柱黒田の移籍後のエースとして大竹に安定感が出れば新エースとして期待出来る。抑えは昨季安定感を欠いた永川の復調次第で、中継ぎ陣は目まぐるしい起用の中から軸になる投手が出るか?昨季良かった青木勇にも期待が掛かるがスタミナのある外国人投手が入ればベストだ。ベテラン緒方、前田の2選手は怪我無くシーズンを乗り切ることが課題だ。横浜からの移籍組、木村内野手と岸本投手はまずは1軍定着が目標の選手で戦力になるかは未知数。ブラウン監督が口酸っぱく提唱する「ケース打撃」が徹底され守備率・機動力が向上出来れば最下位争いをせずに済むのだが...。←「キャンプ情報」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.13
コメント(6)

8.ヒトラーの贋札■原題:Die Falscher(英題:The Counterfeiters)■製作年・国:2006年、オーストリア■上映時間:96分■日本語字幕:佐藤一公■鑑賞日:1月19日、シャンテシネ(日比谷)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本:ステファン・ルツォヴィッキー□製作:ヨーゼフ・アイヒホルツアー、ニーナ・ボールマン、パペッテ・シュレーダー□共同製作:カロリーネ・フォン・ゼンデン、ヘンニング・モルフェンター、カール・L・ヴェプゲン博士□撮影:べネディクト・ノイエンフェルス□編集:ブリッタ・ナーラー□美術:イジドール・ヴィマー□衣装:ニコーレ・フィッシュラナー□音楽:マリウス・ルーラント□タンゴ演奏:ウーゴ・ディアス□メイク:ヴァルデマール・ポグロムスキー、ダニエラ・スカラキャスト◆カール・マルコヴィクス(ソロモン・ソロヴィッチ)ユダヤ系ロシア人の世界的贋作師。仲間救済のために完璧な贋札造りに挑む◆アウグスト・ディール(アドルフ・ブルガー)ユダヤ系スロバキア人の印刷技師。贋札造りはナチスを利するだけと協力を渋る◆デーヴィト・シュトリーゾフ(フリードリヒ・ヘルツォーク)親衛隊と極秘任務ベルンハルト作戦を指揮する。ソロヴィッチとは過去に接点が...◆アウグスト・ツィルナー(クリンガー医師)贋札工場の囚人監督で医師◆セバスチャン・アーツェンドウスキ(コーリャ)ユダヤ系ロシア人の美術学校生でサリーを慕っていた◆レン・クトヤヴィスキ(ロセック)鉄道員だが印刷工と偽り贋札の銅版彫刻に配置されるが...◆ドロレス・チャップリン(カジノの令嬢)終戦直後のモンテカルロのカジノでサリーと出逢う◆マリー・ボイマー(アグライア)ベルリンでの酒場の客でサリーがその美しさに見せられて一晩を共に過ごす【この映画について】第二次世界大戦末期、戦局が不利になったナチス・ドイツはイギリスの経済混乱を目的として起死回生の策として贋札製造作戦「ベルンハルト作戦」を行った。この事件は戦後の1959年にオーストリアの湖底からポンド紙幣が見つかったことで発覚した。映画の原作となったのは、強制的に贋札造りに従事させられたアドルフ・ブルガー氏の手記からである。氏は健在で氏の著書をベースにフィクション部分を加えて映画化された。この作品は本年度のアカデミー賞外国語映画(ドイツ語)部門にノミネートされ、この部門ではカザフスタン映画「モンゴル」に主演している浅野忠信の作品もあるが、本作品の受賞が有力視されているが結果はどうなるだろうか楽しみに待ちたい。見事!アカデミー賞外国語映画賞受賞決定!【ストーリー】(一部ネタバレあり)第2次世界大戦終結後、モナコ・モンテカルロの浜辺でヨレヨレのスーツを身に纏いたたずむ一人の中年男。その男、サロモン・ソロヴィッチはカジノの玄関をくぐりカジノへと興じる。スーツケースには贋札の束がぎっしりと詰まり、それを元手にルーレットに憑りつかれたかのようにプレイする姿は周りを見渡してもどこか異様だった。1936年、ベルリンの酒場でソロモンこと通称サリーは商売に忙しかった。手先の器用さを生かして各国の偽造旅券、偽造紙幣の作成を依頼されれば作成するが、一箇所に長期間滞在することはしない。ベルリンを発つ前の晩、最後の客であるアグライアからアルゼンチンの偽造旅券の依頼を受け、成り行きでベッドを共にする。が、運悪く翌朝、犯罪捜査局に踏み込まれ捜査官ヘルツォークにより逮捕される。サリーはマウトハウゼン強制収容所へと送られ、そこで、欧州各地からきたユダヤ人らと一緒になり、既に始まっていたナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を想起させた。暫くはマウトハウゼン収容所での生活が続いたが、或る日、ザクセンハウゼン強制収容所へと移送されそこで待っていたのはベルリンで捕まった時の捜査官で、その後出世して現在は極秘任務「ベルンハルト作戦」の指揮を執るヘルツォークだった。「ベルンハルト作戦」は英国経済を混乱させる目的でナチス・ドイツ政権による極秘プロジェクトで、手に職を持つユダヤ人を集めて贋札造りに励むことが目的だった。贋札工場では一般囚人とは別の場所にあり待遇も各段に良かったが規律は厳しかった。しかし、任務の遅れや失敗や技術習得の遅れ更には自身の健康悪化などは「死」を意味していた。サリーの仲間は同じ列車で送り込まれてきたロシア系の美術学生コーリャ、妻がアウシュビッツ送りとなりナチを憎むチェコ出身の印刷技師のブルガーらだった。サリーの卓越した技術とブルガーの持つ印刷技術をフルに発揮して贋札造りは順調にみえたが、自分らの行為がナチスの戦況を有利に導くことに気づき抵抗を呼びかける。しかし、それは仕事のサボタージュでもあり、仲間を裏切ることは死にも繋がることからサリーはブルガーを説得する。ここからネタバレに注意!!ブルガーはサリーの説得にも耳を貸そうとしないばかりか作業の妨害を図る。ヘルツォークはサリーに目を掛けられていることもあり1対1で話すことも出来る地位だが、作業がはかどらない苛立ちから「4週間以内の完成」を厳命し、未完成の場合はブルガーを含む5名を銃殺すると通告してきた。仲間の動揺は激しくブルガーを密告するべきと詰め寄られるがサリーは拒否し、自身が印刷技術を習得しようと寝る間も惜しんで作業する。だが、そんなときにコーリャが結核に冒された。が、それが知られれば銃殺されるので、サリーは薬手配とヘルツォークが密かに家族とスイス脱出計画を練っていることから一家の偽造旅券作成の取引に応じる。しかしその甲斐もなくコーリャは銃殺され激怒する。数日後、連合軍が迫ってきていることから作戦は中止され機械類も全て親衛隊により慌しく撤去された。静寂が漂う収容所にヘルツォークが単身で戻り密かに隠していた贋ドル札を逃亡資金として回収に現れ、サリーと対峙する。もう、指揮官と収容者の関係も無くなった二人は、サリーが銃を突きつける。サリーにはコーリャの銃殺が許せなかった!それでもサリーに命乞いをするヘルツォークに対して引き金を引くことは無かった。翌朝、収容所には囚われの身だった男達がサリーらの棟に押し寄せてきた。感情の制御を失っていた連中は、サリーらを親衛隊への協力者とみなし殺害せんとばかりにいきり立っていた。サリーの波乱万丈の人生はこうして収容所を後にして、今ではモンテカルロで贋札を賭け事に全て費やしてしまった。この先の、彼の人生はどうなったのか...。【鑑賞後の感想】ナチス・ドイツが贋札作戦を企画していたとの話はTVで何となくみた覚えがあったけど、どういう作戦だったかは詳しくは知らなかった。この映画は実際に作戦に従事させられていたユダヤ人(ブルガー)の告白手記を下に製作されただけに真実味を帯びている。フィクションの部分もあるそうだが、この映画を観てナチスがいかにしてユダヤ人を自分らの都合のいいように使っていたかが分かった。贋札作成に必要な印刷工とサリーのように実際に贋札製造を行っていた者たちを連れてきたのだから。サリーもブルガーも最初は協力的な態度だったが、ブルガーが徐々にナチス嫌いを如実に露にしたことから工場内の雰囲気まで変わってくる。サリーはあくまでも工場内の作業は「仲間達」との共同作業と捉えていて、不足があればヘルツォークに直訴できる立場でもあった。しかし、ブルガーは仲間達との連携より個人的感情を余りにも優先させ過ぎた。この二人の考えの違いからくる感情のぶつかりもこの映画での特徴で、サリーを演じていたカール・マルコヴィクスの演技はどこかヒョウヒョウとしていて掴み所がないが感情や表情の起伏は豊である。ユダヤ人の戦争中の運命はアウシュビッツでの体験を下に欧米社会では語り継がれているし、ユダヤ人社会では未だに当時のナチスの戦犯を追い続けている。数日前にも高齢のナチの戦犯が移送されてきた。日本では杉浦千畝氏がリトアニアの領事館勤務時に日本通過査証を個人の裁量で発行し、多くのユダヤ人を救った話が最近では評価されているが日本人としてユダヤ人の苦悩を理解している人は多くはないのが現状ではないだろうか?そうした苦悩を理解するうえで最も有効なのがこうした映画の公開だ。「アンネの日記」もユダヤ人の苦悩の話だが、今回の映画も海外では評価が高くアカデミー賞外国語映画部門での受賞が有力視されているほどだ。日本での公開は限られた映画館のみなのはそうした意味でも残念だ。アカデミー賞の受賞発表も迫っているが、受賞出来たら是非全国規模で公開してもらいたい作品だ。【自己採点】(100点満点)88点。娯楽性も兼ね備えた作品として高く評価した。人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.12
コメント(2)

今年のパ・リーグを占うキャンプもいよいよ中盤に差し掛かり紅白戦や練習試合も組まれるなど、体力強化の前半から中盤は実戦での勘を養い結果も同時に求められてきます。オープン戦は後半に組まれるのでまだまだ各球団の新戦力は未知数ですが、現有戦力を元に今季のパ・リーグを管理人が勝手に占います。埼玉西武ライオンズは既に2回に分けて掲載しましたので、今回は5球団の寸評です。セ・リーグは後日掲載します。[北海道日本ハム]今年のファイターズはヒルマン監督から梨田監督へとバトンタッチした上に、戦力面でもエース格だった金村を阪神へ放出し、更に、東京ヤクルトとの間で3対3のトレードを敢行するなどチームカラーも替わりそうだ。やはり、チームの最大の注目は「20年に一人の逸材」とも言われる中田翔内野手の新人王獲得が出来るかに掛かっている。小笠原、新庄、田中幸、セギノールと打の看板選手が相次いで去っていったチームにあって中田翔はチームというよりリーグを代表するスラッガーとしての成長が期待される。長打力のある2年目の金子洋は1軍定着出来れば面白い。投手陣はダルビッシュが大黒柱として牽引することになるが、金村の抜けた穴はヤクルトから加入の左腕藤井がどこまで穴埋めが出来るか次第だ。阪神から加入の左腕中村と二人が投手陣に良い刺激をもたらせば今年も優勝候補だ。あとは、梨田監督がヒルマン監督が築いたカラーを壊さず伸ばすことが出来るか次第だ。[東北楽天]昨年は4位「躍進」を果たし今季は大胆にも「Aクラス」どころか「優勝」を目指すと威勢が良い野村監督。昨年の躍進はルーキー田中の活躍でチームが活気付いたのと、超ベテラン山崎が「予想外」の大活躍をしてことが大きかった。田中が2年目のジンクスを吹き飛ばす活躍をし、大・社ドラフト1位の左腕長谷部の活躍とエース岩隈の復調があれば「Aクラス」も夢ではない。打撃面では山崎に昨年並みの活躍を期待するのは酷だが、経験を積んだ若手・中堅クラスが抜け出すと面白い。フェルナンデス、リックの二人の額面通りの成績も期待される。[千葉ロッテ]マリーンズは「YFK」が抜けて磐石だった7~9回の継投パターンを築けるかがポイント。抑えは新外国人のアブレイユが定着できれば内、川崎、荻野、出戻りのシコースキーあたりが7・8回を任せられれば安心出来る。小林宏、成瀬、久保、小野、俊介らの先発陣は磐石だがエース清水直が夫人逝去の影響で精神的に立ち直れるか心配だ。先発として無理な場合は抑えかセットアッパーでの起用もあるか?北京五輪期間中は成瀬、小林宏に俊介が選出されると夏場の駒不足が懸念される。打撃陣は長打不足に泣いたが、ズレータの故障が癒えてホークス時代のように30本塁打を超えるようだと得点力がアップする。[オリックス]昨季は最下位に終わったオリックスは、オフにカブレラ(前西武)と浜中(前阪神)を獲得し打線のてこ入れを図った。カブレラ獲得でラロッカ、カブレラ、ローズと外国人トリオが機能すれば相手投手への脅威となるがローズもカブレラも故障を抱えてのプレイだけに肉体面での不安は大きい。その一方で、相変わらず機動力を発揮出来る選手が少なくコリンズ監督の頭痛の種は解消出来ていないが2年目の大引がどこまで出来るか楽しみだ。投手陣はパウエル(JP)獲得でローテの一角を担う予定が狂った。それでも昨季途中からローテに定着した金子がシーズン通して働けば二桁も見えてくる。但し、強力なエースが不在なのが弱点。候補の平野は夏場以降を乗り切るスタミナアップで2桁を狙いたい。抑えは加藤大で固定されるだろう。[福岡ソフトバンク]エース右腕和巳の手術離脱で急遽オリックスからパウエル(JP)を「強奪」したが、6月23日からの登録で開幕からの戦力としての計算は立たない。更に、オフに手術した左腕和田の回復が遅れ開幕に間に合わないのも誤算。和巳、和田の穴埋めは外国人投手の中4~5日間隔での先発とルーキー大場で乗り切りたい考えだがいずれも未知数なだけに不安は残る。抑えは馬原が故障無しで働けば万全だが、中継ぎ陣に不安が残る。打撃陣は小久保、松中、多村の中心打者がどこまで期待通り働けるだろうか?小久保も手術の影響で万全ではなく、松中も2年連続で不振なだけに巻き返せるだろうか?北京五輪期間中の川崎の代役は果たして誰に?松田、江川らの若手野手の成長に期待が掛かる。←「キャンプ情報」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.11
コメント(0)

7.レンブラントの夜警■原題:Nightwatching■製作年・国:2007年、カナダ・フランス・ドイツ・ポーランド・オランダ・イギリス■上映時間:139分■鑑賞日:1月13日、テアトル・タイムズスクエア(新宿)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本:ピーター・グリーナウェイ□製作:キース・カサンダー□製作総指揮:グジェゴシュ・ハイダロヴィッチ、リンダ・ジェームズ、ポール・トライビッツ、ジェイミー・カーマイケル、ラリー・シュガー□製作助手:キム・アーノット□共同製作:ビヨトル・ムラルク、マグダレーナ・ナピエラッチェ、クリスティーン・ヘイブラ、カルロ・ドッシィ□撮影監督:レイニエ・ファン・ブルメーレン□編集:カレン・ポーター□美術:マーティン・ピエスルマ□衣装:ヤグナ・ヤンカ、マリット・ファン・デル・ブルグ□音楽:ヴウォテック・パヴリク、ジョヴァンニ・ソリマキャスト◆マーティン・フリーマン(レンブラント・ファン・レイン)オランダ出身の世界的名声を誇る画家◆エヴァ・バーシッスル(サスキア)レンブラントの「妻」◆クリス・ブリトン(ロンバウト・ケンプ)市警団の軍曹◆アンジェイ・セヴェリン(ピアース・ハッセルブルグ)市警団の隊長◆マチェイ・ザコシェルニー(エグレモント)市警団の副隊長◆アドリアン・ルーキス(フランス・バニング・コック)リッペンダムの領主でハッセルブルグの後継隊長◆アダム・コッツ(ウィレム・ファン・ライテンブルグ)同性愛の噂のある後継の副隊長◆ケヴィン・マクナルティ(ヘンドリック・アイレンブルグ)レンブラントの伯父◆ジョディ・メイ(ヘールチェ)市警団の愛人でレンブラントの家政婦◆エミリー・ホームズ(ヘンドリッケ)少女のころから家政婦として働く【この映画について】バロック三大画家の一人、レンブラント。レンブラントは30代で肖像画家として大成功を収めていた。ところが1642年を境に突然彼の人生は転落の一途を辿る。そんな彼の謎に迫るのが美術作家としての一面も持つピーター・グリーナウェイ監督である。アムステルダムの市警団の集団肖像画製作を引き受けた彼は、モデル達の実情に迫るべく彼らに近付いた。市民を守るべき市警団の実情を知れば知るほど、そこにはスキャンダラスな姿が内包されていたのだった。この絵を通して彼は告発するのを決意する。一方、彼の私生活には影響を及ぼした3人の女性がいたのだった。この映画では市警団のスキャンダルと3人の女性の全く違う形での愛が描かれている。ピーター・グリーナウェイ監督ならではの色遣いや脚本の緻密さ、レンブラントを演じるマーティン・フリーマンの芸術家らしい振る舞いなどにも注目したい。【ストーリー】(ネタバレ一部あり)1641年、アムステルダムの邸宅に暮らすレンブラントは一流の肖像画家として多くの弟子と共にアトリエで仕事に励んでいた。妻のサスキアは彼の有力な画商の姪であり、夫婦には待望の男子が誕生し全ては順調だった。1642年、アムステルダムの市警団から集団肖像画を依頼されるが、レンブラントは乗り気ではなかった。それでも家族の為にと思って引き受けたのだった。レンブラントは注文主をよく知ることで肖像画を描くタイプであった。注文主の隠された一面を暴き出し訴訟騒ぎになったことさえあった。彼はまず軍曹のロンバウト・ケンプの身辺を探り、孤児院の院長という表の顔とは別に裏では子供達に売春をさせ、養女にしたマリッケとマリタの姉妹には自らが虐待を加えていた。或る日、隊長のハッセルブルグが狙撃され死亡したとの報せが入る。訓練中の事故と発表されたが、この事件を気に市警団は隊長以下の組織に大きな変動があったが、その裏には英国王女の来訪を控えた時期の交代で富と名声を得ようとの力が影で働いていた。レンブラント市警団の肖像画を描くにあたって事件の真相の究明を求めていた。そして絵の完成が間近に迫った或る日、産後に体調を崩していた妻のサスキアは死期が近いことを悟っていた。絵の完成に何かが足りないと感じていたレンブラントは、事故時の副隊長で直後から逃亡していたエグレモントを探し事件の真実を聞くがサスキアは帰らぬ人となってしまう。無断で絵を見た伯父のヘンドリックは彼に「あの絵は災難をもたらす」と葬儀の席で忠告した。ここからネタバレに注意!!完成した肖像画を見て市警団は罵声を彼に浴びせる。そして、彼の名声を陥れる手立てを考える。それは、彼の私生活を暴くことで、手始めに市警団の愛人でレンブラントの家政婦へールチェに彼を誘惑させる。へールチェの肉体と性技の虜になった彼はあっけなく魔の手に堕ちたのだった。そしてそんな彼を救ったのは、少女時代から家政婦として側にいたヘンドリッケだった。彼女の純粋さに彼の傷ついた心は癒された。そして、へールチェは追放された。【鑑賞後の感想】画家として4年間の教育を受けたピーター・グリーナウェイ監督には独自の世界を持っている。特に、映画監督として多くのヒット作を出すタイプではないが、一本の作品に注ぎ込むエネルギーが彼の世界を作り上げる。本作は名作「夜警」に隠された謎を独自の解釈と画家レンブラントの生き様とをクロスオーバーさせた。映画は舞台劇をそのまま作品にしたような進行と作りで、所々で出演者が観客に向って語りかけるシーンもありユーモアの精神も散りばめられている。一つの名画に隠された多くの謎をグリーナウェイ監督はここまで構想を膨らませて映画として纏めた手腕は彼ならではだろう。監督自身はレンブラントよりフェルメールの方に関心があるそうだが、そんな彼は英ウェールズ出身ながら現在はアムステルダム在住とのことでやはり芸術への造詣が深い彼らしい居住地の選択と思う。最後に、グリーナウェイ監督は脚本も担当するのだが、映像や衣装など細かい点での考証にも気を配っていることがスクリーンから感じられた。是非、大画面のスクリーンで観てもらいたい作品だ。【自己採点】(100点満点)72点。総合的に見て見事な出来栄えだが、難解な面もあるのでこの点数にした。←映画「レンブラントの夜警」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.10
コメント(0)

西武打撃陣の今季を占う西武の4番は誰か?2月にキャンプインしてからチームの浮沈を握る4番を誰にするかファンの注目を浴びている。何しろチームは長年4,5番を担ってきたカブレラ(オリックス移籍)と「恩知らず」和田のFA中日移籍で大きな穴がぽっかりと空いてしまった。ある程度予想されていた事態とは言えども、やはり4,5番が抜けるのは大きな痛手である。そこで西武の打撃陣の展望をクリーンアップ中心に私なりに占ってみたいと思います。中島、4番を奪え!【捕手】細川、銀仁朗、野田、上本捕手陣は昨年は細川が打撃に進歩が見え本塁打も二桁をオーバーし、打率も「2割台突破」と進歩があった。進歩があったのはリード面と盗塁阻止率で貢献した。特に、盗塁阻止率はリーグ1位の4割台を記録した。元々肩の強さには定評があったのと、昨年は2塁への送球でもシュート回転せず正確だった。西武投手陣は牽制が上手い投手が多いだけに、細川の阻止率向上は正捕手定着への大きなアピールポイントだ。銀仁朗は1年目の開幕直後のインパクトの強さから一転して、昨年は2軍でお勉強の一年を過ごした。野田は2軍ではDHや1塁も兼任するが1軍定着には「打撃力」向上と怪我の多さが問題だ。上本は捕手としてより長打力を生かしてDHか1塁で1軍定着を図りたい。 【内野】1塁:ブラゼル、江藤、G・G・佐藤、上本2塁:片岡、石井義、高木浩、平尾、種田(前横浜)3塁:中村、石井義、江藤、平尾遊撃:中島、片岡期待の選手:黒瀬、原内野はカブレラの抜けた1塁にブラゼルが入る。1塁以外は大きな変動は無いが、2塁の控えとして浩之の出番が減り横浜から加入した種田が守備固めとか代打で起用されそうだ。石井義は骨折で出遅れたことで開幕1軍入りも微妙になってきた。中村がキャンプで調子良さそうだがオープン戦で結果を出せば3塁へ定着しそうだが守備に疑問が残る。2塁の片岡は盗塁王を獲得したが、守備面では守備範囲を広くすることと打撃面では出塁率のアップ(最低でも3割7分以上)が課題だ。ショートの中島は昨年20失策では本来は失格だが、「執行猶予1年」と思って頑張るしかない。中島故障時などには片岡が代役を果たすことになる。黒瀬は石井義不在時にアピール出来たら面白い存在だ。【外野】ボカチカ、栗山、G.G.佐藤、赤田、佐藤友、高山久、大島、三浦(前読売)期待の選手:松坂、大崎外野は「恩知らず」和田のFA移籍でレフトのポジションが空き、更に、福地の移籍と続いたので若手にはチャンス到来だ。怪我の影響で9月しか出場出来なかった赤田主将、フル出場が期待される栗山もウカウカしていられない。ボカチカやG.G.佐藤はブラゼルも含めて相手投手次第ではDH出場もある。そうした場合、昨季終盤に1軍昇格した松坂や俊足の大崎にもチャンスが出てくる。福地の穴埋めとして獲得した三浦は1軍昇格ボーダーラインの選手だ。【打順】打順はオープン戦も始まっていないので、あくまでも現時点での理想であり管理人が勝手に予想しただけです。1(左)栗山(左)2(二)片岡(右)3(DH)ボカチカ(右)4(遊)中島(右)5(一)ブラゼル(左)6(右)G.G.佐藤(右)7(三)中村(右)8(捕)細川/銀仁朗(右)9(中)赤田/大崎(左右)代打(右):江藤、平尾、高山、種田代打(左):大島、高木浩、上本昨年は1番を固定出来なかったことが打線の繋がりを欠く原因となった。本来ならば佐藤友が元気なら1番候補だが、ここでは敢えて中軸を打つ実力を持つ栗山を一番に推薦したい。西武は稼頭央のMLB移籍と同時に先頭打者弾が極端に減った。佐藤友は右打ちは上手いが長打力には欠けるので、長打も打てる栗山を一番に据えることで下位打線が繋いだチャンスでは打点を上げることも可能だ。問題のクリーンアップは大幅にメンバーが入れ替わる。新外国人のボカチカとブラゼルにはクリーンアップとしての期待が強いが、中島に是非4番としてチームを牽引していってもらいたいのでを書いた。DHはボカチカやG.G.佐藤の起用もあるし、3塁の中村が不調の場合の「6番」にはベテラン江藤が起用される可能性もある。骨折で出遅れが確実な石井義は実戦不足懸念されるが、万全なら中村とツープラトン起用される。福地が抜けたことで機動力の低下が心配だが9番は赤田か2年目の大崎のどちらも俊足なので固定したい選手だ。打順は昨年のように先発投手の左右によって打順を替えることなく中心選手は固定し、先発投手との相性によっては二人位入替える位で良いと思う。打線はカブと和田が抜けたことで得点力の低下が懸念されるが、この二人はいずれ抜ける選手だったので残された選手にはチャンスだと思って欲しい。特に、中島は日本人主砲として30本塁打、100打点、失策一桁を目標にリーグを代表するスラッガーとして活躍を期待したい。←「キャンプ情報」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.09
コメント(2)

6.パルス■原題:Pulse■製作年・国:2006年、アメリカ■上映時間:86分■鑑賞日:1月12日、シアターN(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:ジム・ソンゼロ□脚本:ウェス・クレイヴン、レイ・ライト□製作:アナント・シン、ブライアン・コックス、マイケル・リーヒイ、ジョエル・ソイソン□製作総指揮:ボブ・ウェインスティン、ハーヴェイ・ウェインスティン□撮影監督:マーク・プラマー□編集:ボブ・モーリ、ロバート・K・ランバート、カーク・モーリー□音楽:エリア・クミラル□特殊メイク:ギャリー・J・タニクリフ□視覚効果:ケヴィン・オニールキャスト◆クリステン・ベル(マティ)心理学を学ぶ女子大学生で元恋人のジョシュが元気無いことを気に掛ける◆イアン・サマーハルダー(デクスター)マティと一緒にジョシュの行方を探る◆クリスティナ・ミリアン(イジー)マティとはルームメイト◆リック・ゴンザレス(ストーン)マティの友人◆サム・レヴィーン(ティム)ストーンの友人【この映画について】「パルス」は黒澤清監督2001年作品「回路」のリメイクである。インターネットが何時の間にか見知らぬ他人との重要なコミュニケーション・ツールとして定着した現代社会の落とし穴にはまる学生達。便利なツールだけとしての機能だけではないコンピューターが、知らぬ間に相手から自分の生活を覗かれていたらどうする?他人と繋がっていると錯覚しているが、その繋がりのレベルは決して本来の人間のレベルではないとしたら...人間の好奇心とテクノロジーへの過信を描いたストーリーである。イジー役には歌手としての活動でも名の売れているクリスティナ・ミリアンが同年代の役を演じている。【ストーリー】(一部ネタバレあり)或る日の大学図書館、憑り付かれたかのように暗い表情で室内をあるくジョシュ。その日から7日後、マティは一度は別れたジョシュへの未練を捨てきれないことを、イジーにからかわれるが7日間も連絡の無いジョシュが心配になる。そんな時、彼からの留守電の伝言が残される。マティは胸騒ぎがして彼のアパートへと急行する。部屋は暗く病的な雰囲気に包まれていた。蠢く虫、腐食した家具、腐った冷蔵庫の中の食料。だが肝心な彼の姿が見えないと思ったその瞬間、以前のジョシュからは想像も付かないほど変わり果てた生気の無い表情をしたジョシュが現れた。一瞬目を離した隙に彼は別室に走り電話線で首を吊って死んでしまった。目の前でジョシュの死を目撃しショックを受けたマティ。友人達とのチャットの中に何とジョシュのメッセージが現れる。マティの友人ストーンは彼女と共にジョシュのアパートへ行き彼が残していったパソコンを調べに行くが、彼の残したはずのパソコンは何故か消えている。そしてストーンの前に現れたのは...。更に、マティの身辺にも不気味なシミが窓辺に現れるが一体その正体は?ここからネタバレに注意!!ジョシュのパソコンの行方を突き止めたマティは、入手したデクスターの目の前にも「幽霊に会いたいですか?」の不気味なメッセージが現れる。そしてそこには憔悴しきった生気の無い表情をした人々の映像が。さらにストーンまでもが行方不明に...。ストーンの友人ティムが彼のアパートに向かいそこで見つけたのは、変わり果てたストーンの死体とパソコン画面に侵入したメッセージだった。ストーンの変わり果てた姿をみてデクスターとマティはジョシュのパソコン内に取り残されたメッセージを見ることに成功。そこでジョシュは自らに襲ってくる変異を語っている。そして遂に謎の現象はあっという間に全米各地に拡大していった。そしてマティらにもその恐怖は迫ってきた。何とマティの目の前でイジーまでもが感染し肉体は崩壊してしまった。果たして瞬く間に広がった感染の恐怖の発生源は?そして何故、感染は広がったのか...。【鑑賞後の感想】原作の黒澤清監督作の方は観ていないので、果たして日本版とはどこが違うのかは分からない。果たしてこれを製作した人の意図は、インターネットが他人とのコミュニケーションを図る現代のツールとしての過信や恐怖をメッセージとして伝えたかったのだろうか?それにしてはホラー映画的な展開かと思えば、感染源に関する描写は乏しく身に迫る恐怖を俳優達が演じていたとも思えなかった。クリスティナ・ミリアンは歌手としての活動が日本では定着しているだろうが、演技に関しては特筆するべき点は見当たらなかった。あの程度の演技力では今後も出演作はあっても重要な役は廻ってこないとの印象を持ったが米国での評価はどうだろうか?ネットでの繋がりの薄さを訴えたかったサスペンス映画なのか、それとも、ホラー映画の恐怖を煽るツールとしてパソコンと謎の細菌を登場させたかったのか?監督にその辺の意思が感じられなかったので、どちらかに偏って徹底的に恐怖を追及するような脚本に期待したかったです私は。【自己採点】(100点満点)58点。脚本が拙くても俳優に魅力があれば点数をもう少し上げても良かったけどこの点数は妥当だと思います。←映画「パルス」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.08
コメント(1)

前時津風親方を逮捕!大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山(ときたいざん)本名・斉藤俊(たかし)さん=を制裁目的で暴行死させたとして、愛知県警捜査一課と犬山署は、傷害致死容疑で前時津風親方(元小結双津竜)こと山本順一容疑者と、部屋の兄弟子3人を逮捕した。逮捕された兄弟子は、「怒涛」(序二段)こと伊塚雄一郎、「時王丸」(序二段)こと藤居正憲、「明義豊」(幕下)こと木村正和の3容疑者。関与の度合いが低い4人の兄弟子は書類送検する。山本容疑者は「脱走したから殴ったのではない」と供述し、制裁の指示などを否認。伊塚、藤居両容疑者は容疑を認めている。木村容疑者は「しつけのつもりだっった」と話しているという。犯行に及んだ連中の「しつけ」との言い訳には呆れてしまいますよ。調べによると、山本容疑者と兄弟子らは昨年6月25日夜、愛知県犬山市の時津風部屋で、部屋から逃亡した斉藤さんを制裁のためビール瓶や金属バットで暴行。26日午前、けいこ場で通常5分程度で終わるぶつかりげいこを30分以上続け、死亡させた疑い。普通相撲のぶつかり稽古は5分程度のもので、それを入門2ヶ月の序の口力士に30分も施すのは「異常」であるとのことだ。山本容疑者は25日の暴行で、自らビール瓶で斉藤さんを殴った上で兄弟子らに「おまえらもやってやれ」と指示。県警は上下関係が厳しい相撲界で親方だった山本容疑者の言葉は「絶対的な意味がある」とみている。親方から言われれば断るのが難しい体質であることを知っていながら、山本容疑者は命令してたことになる。斉藤さんの両親から解剖の依頼を受けた新潟大は、斉藤さんの死因を「多発外傷性ショックの可能性」と判断。ところが当時の死因は「急性心不全」と判断されながらも、顔はあざだらけだったのに警察はろくな捜査もしなかったようだ。その後、週刊誌が斉藤さんの死因に不明な点があるということで騒ぎがにわかに拡大した。もし週刊誌が騒ぎ立てスポーツ紙などが大々的に取り上げなかったら、今回の事件は「事故」として処理されただろう。◆日本相撲協会・北の湖理事長の話「力士が逮捕される結果となり、誠に遺憾で、残念でならない。元時津風親方、関与した力士には、真相解明に向けて取り調べに協力することを望む。今後このようなことがないように、再発防止検討委員会とともに指導していきたい。(力士の処分は)司法の判断の推移を見守りたい」北の湖理事長は何時も人事のようなコメントばかり、それも、原稿を「棒読み」で全く心がこもっていない。相撲協会理事長として未成年の力士が暴行死したのに、理事長のポストに恋々として今風に言えば「KY」理事長である。本来ならとっくに引責辞任するべきである。再発防止検討委員会云々ではなく、協会として積極的に事件解決に乗り出すとか再発防止への取り組み方を世間は注視ししている。◆伊勢ノ海生活指導部長(元関脇藤ノ川)の話「(再発防止について)53の部屋の視察を行っている途中。時間はかかるが、外部の先生の意見を聞いて今回のようなことのないようにしたい」◆九重広報部長(元横綱千代の富士)の話「(力士の死亡は)悲しい出来事だ。これから、こういうことのないように指導をしていかないといけない。とにかく頑張ってやっていくしかない」◆友綱相撲教習所長(元関脇魁輝)の話「わたしの基本的な考え方は変わらない。(教習所は)大事な一歩だ。(逮捕された力士への処分の可能性?)分からないが、いずれはそうなるかもしれない」◆時津風部屋の幕内力士、豊ノ島の話「同じようなことは二度と起きてはいけない。(3力士が)どういう処分になるかが心配。今回のことで部屋の周囲が騒がしくなってしまうのは仕方がない。土俵に集中したい」故斉藤さんは父の「勧め」で大相撲の力士となり、一度は脱走して自宅へ戻った時に廃業させれば結果論だがこの事件は起きなかった。父の無念の気持ちも理解出来るが、父自身の心の中にもやりきれない思いが強いだろうし一生息子に対して「申し訳ない」との気持ちも抱き続けるのだろう。父は相撲協会へ損害賠償を検討しているとの報道もある。←「元時津風親方を逮捕!」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.07
コメント(2)

5.再会の街で■原題:Reign Over Me■製作年・国:2007年、アメリカ■上映時間:124分■日本語字幕:戸田奈津子■鑑賞日:1月12日、エビス・ガーデン・シネマ(恵比寿)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本:マイク・バインダー□製作:ジャック・バインダー、マイケル・ロテンバーグ□製作総指揮:ジャック・ジアラプト、リンウッド・スピンクス□製作補:レイチェル・ジャーマン□撮影監督:ラス・オルソーブルック□編集:スティーヴ・エドワーズ、ジェレミー・ルーシュ□衣装デザイン:デボラ・L・スコット□美術:ピポ・ウィンター□音楽:ロルフ・ケント□音楽スーパーヴィジョン:デイヴ・ジョーダンキャスト◆アダム・サンドラー(チャーリー・ファインマン)9.11の飛行機事故で妻子を失い政府の補償で生活をしている◆ドン・チードル(アラン・ジョンソン)NYの歯科医でチャーリーとは大学時代のルームメイト◆ジェイダ・ピンケット=スミス(シャニーン・ジョンソン)アランの妻、チャーリーとの交友で過ごす時間が減りいらいらする◆リヴ・タイラー(アンジェラ・オークハースト)アランの医院と同じビルで開業している精神科医◆サフロン・バロウズ(ドナ・リマー)歯の治療目的以外でアランの医院を訪ね困らせる◆マイク・バインダー(ブライアン・シュガーマン)チャーリーの会計士◆メリンダ・ディロン(ジンジャー・ティンプルマン)チャーリーの義母◆ドナルド・サザーランド(レインズ判事)チャーリーの裁判を担当する判事【この映画について】大学時代のルームメイトだった二人が卒業後別々の人生を送っていたが、或る日、偶然NY市内でその元ルームメイトの姿を見かけた歯科医アラン。一度は後姿を見失ったが、偶然にも再び遭遇した相手は9・11で妻子を失っていたチャーリーだった。歯科医アランには「ホテル・ルワンダ」「オーシャンズ」シリーズなどで抜群の演技力を発揮しているドン・チードル。相手役のチャーリーには人気コメディアンでもあるアダム・サンドラー。歯科医として順風満帆な生活を送っているアランと、9・11で人生の歯車が狂ってしまったチャーリーの二人の男の友情とは一体どんなものなのか考えさせられる。'70~'80年代のロックナンバーがそんなストーリーを盛り上げる重要な役目も果たしている。因みに原題の「Reign Over Me」は英ロック・グループ、ザ・フーのリーダーであるピート・タウンジェント作の曲名がヒントになっている。【ストーリー】(一部ネタバレあり)NYの歯科医のアランは家庭にも仕事にも順調で何の不足も無い生活を送っていた。或る日、彼は偶然運転中に大学時代のルームメイトであるチャーリーを見かける。声を掛けたがスクーターのような乗り物にボサボサの髪の毛にペンキ缶を下げていた彼の後姿を追いきれなかった。アンジェラ・オークハーストはアランと同じビルで開業する若き精神科医。アランは何かと口実を見つけて彼女を誘うが、残念ながら彼女は乗り気ではない。アランは娘を友達の家まで送り届けた後、街角で再びチャーリーと遭遇する。今度は彼を捕まえたが彼はアランのことは覚えていないと言う。それでもアランの説明で記憶を取り戻したチャーリーは彼をアパートに招待したが、そこはガランとした空間でTVゲームに熱中している彼がいた。部屋には生活観が感じられなかった。その後、アランは頻繁にチャーリーとの交友を復活させ大学時代の思い出話にも花が咲いたが、家族のことに話が及ぶと烈火の如く敵意を剥き出しに怒りを露にしアランを困らせた。その頃、アランは彼のクリニックを訪ねて来たドナ・リマーという女性の対応に苦慮していた。彼女は明らかに歯の治療の目的以外でアランの診療所に現れ、アランに迫りアランが断ると、今度はアランに暴行されたと訴えてきた。その件で同僚達はアランに冷たい態度で接し彼は落ち込んでいた。チャーリーに冷たくあしらわれても何故かアランは彼との交流を止めず、そんな彼の態度に見かねて妻のシャニーンは不平を言うが取り合わない。そしてある時、アランにチャーリーの義母ジンジャーが話しかけてきて、彼にチャーリーが何故心を閉ざすようになったのかを話した。そしてチャーリーとアランがオールナイトで映画を楽しんでいるとき、彼の携帯が鳴ったが返答しなかった。連絡が取れたとき、アランは父が急死したことを知り激しく動揺するが、チャーリーはしつこく朝食に誘い、そんな態度を取った彼に対して今度はアランが切れた。ここからネタバレに注意!!チャーリーはこの件を反省し、後日、会計士を通じて100万ドルを贈るとお詫びの積りで申し出たがアランは却下した。アランとチャーリーの奇妙な関係はその後も家族を悩ませながらも続く一方で、ドナに訴えられていたが彼女はアランに謝罪した。チャーリーを何とか社会復帰させたいと願う彼はアンジェラを紹介するが上手くいかない。サジを投げたとき、チャーリーはアランに静かに心に隠していた家族のことを話し始めたのだった。【鑑賞後の感想】9・11で家族を失い心を閉ざしてしまったチャーリーと、順風な生活の中にもどこか満たされない心を抱えるアラン。アランが街角で偶然大学時代の旧友チャーリーを見かけたことで再び始まった交流。当初はこの交流を温かく見守っていた家族も、徐々にアランが彼との交流にのめり込むことで隙間風が吹いてくる。妻は男の復活した交流を理解出来ず戸惑うばかりだが、チャーリーが自由に生活しているのをみて羨ましく思っているのではと指摘され我に返る。この映画は「ワールド・トレード・センター」のような9・11をダイレクトに扱った作品とは一線を画している。9・11を境に家族を失ったチャーリー、そんな旧友を何とか社会復帰させたいと「お節介を焼く」アランを中々自分の心の中まで受入れようとしないチャーリーにじれったい思いをするアラン。ぎこちないながらも大学時代の友情を復活させることに必死なアランの思いはラストで何とか形になって届くのだが、果たしてこの後も妻はチャーリーの存在を黙って受入れるのかは分からないまま終わった。歯科医アランを演じたドン・チードル、ボブ・ディランのような風貌でチャーリーをノラリクラリ演じたアダム・サンドラー、重要な役では無かったが後半でチャーリーと向かい合ったリヴ・タイラー、悩めるアランの妻役を演じたウィル・スミスの妻でもあるジェイダ・ピンケット=スミスらのアンサンブルも見事であった。一見するとシリアスなテーマだが、所々に遊び心がありBGMもそんな背景にぴったりと合っていて見事だった。監督兼脚本のマイク・バインダーは評価が高まると思う。アダム・サンドラーが改造スクーターみたいな乗り物に乗っていたけど、あれって厳密に言えばアメリカでも改造車で違反らしいとドン・チードルは言っているそうですが楽しそうだった。【自己採点】(100点満点)92点。脚本、演技、演出、音楽、映像全てが見事に絡み合っていた。←映画「再会の街で」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.06
コメント(0)

SBのゴリ押し通る!前巨人のジェレミー・パウエル投手(JP)が福岡ソフトバンク、オリックスと二重契約した問題で、パ・リーグの小池唯夫会長は、「両球団の契約は有効」との判断が下されたことから出されている支配下登録申請は6月22日まで預かりとし、同23日以降、福岡ソフトバンクの申請を受理するという内容の強い勧告を両球団に出した。これは選手登録は7月1日を越えて出来ないことになっており、日程的に交流戦が終了する時期を示唆している。昨日のこの決定には両球団から猛反発されている上に、一度は「両球団の契約は有効」として「責任を問う」との見解まで発表している。オリックス・バファローズ、宮内義彦オーナーの話:「私も球団も納得できるものではない。契約が両方正しければ先の方が正しくなるべきだし、高い金を出せば後出しジャンケンが許されていいのか。これはオリックスとソフトバンクの問題ではなく、日本球界と外国人選手の契約のあり方だ。とことん究明し、球界としてきちんとしたルールをつくらなければならない」パウエル会見でオリックスを糾弾!ジェレミー・パウエル投手が都内のホテルで会見を開き、「オリックスには断りの通告をした。契約は福岡ソフトバンクと結んだ」と二重契約を否定し福岡ソフトバンク入りを熱望した。パウエルによると、オリックス側が契約根拠としている統一契約書はファクスで届き、オリックス担当者に「ビザ取得を早めるためにサインしてほしい」と要請された。パウエルはあくまでビザ取得に使うと確認した上で、サインして送り返したという。その後、オリックス側が契約を解除する場合の内容を球団に有利になるよう変更しようとしたため、1月20日ごろ交渉決裂を通告。決裂後にソフトバンクとの契約交渉を行い、正式な統一契約書にサインした。オリックス側はパウエルの「弁明」を真っ向から否定しているが当然だ。契約が合意に達した後で両者の間で何が起こったのか不明だが、パウエルが主張する「ビザ取得のためのサイン」は自らの正当性を主張する苦しい言い訳としか思えない。或いは、SB側が言わせているのかも知れないけど。ビザ取得のためというなら、当然「オリックス球団で働く」ことが目的であり「入団が合意に達している」なら球団側としては当然の行為である。新外国人選手でもないパウエルが知らないはずはない。パ・リーグ連盟は、福岡ソフトバンクの支配下選手登録申請を認める見解を示し両球団に勧告したが、球界を混乱させたとして、申請受理は6月23日以降としている。リーグは過去の江川事件、荒川事件、古くは別所事件を前例として裁定を下したそうだ。しかし、これではパウエル側とSBのゴリ押しが形の上では通ったことでオリックス球団には「最低な裁定」と言える。他球団が背番号まで発表した選手を、半ば拉致同然に強奪したことで「悪例」として遺恨を残してしまった。代理人を介在する契約の難しさもあるだろうが、SBは常に球界の秩序を乱す!小久保・鳥越脱税事件、林仙東(イム・ソンドン)投手強奪失敗事件、地元紙に暴露されたスパイ事件...そこに「パウエル横盗り事件」が新たに「球団史」に加わった!◇パウエルの一問一答 パウエルの会見の主な内容は次の通り。--オリックスの統一契約書にサインした時点では、オリックス入団のつもりだったのか。 そのつもりだった。プレーするのがうれしくて興奮していた。だがオリックスはサインした後に、契約内容をオリックス有利に変更しようとした。誠実ではないと思い、交渉決裂を通告した。--オリックスの清原が「パウエルはお金で(ソフトバンクとの契約に)動いた。登録名は『OKANE』にしたらどうか」と言っていたが。受け止め方は人それぞれだ。清原選手にしろ周囲にしろ、何を言おうが、自分のコントロール外だ。--ソフトバンクからの獲得意思表示は、オリックスとの交渉中だったのか。交渉が決裂した数日後だ。--6月23日以降でないと選手登録ができない。こうなった法的責任をオリックスに求めるのか。 求めない。そんなことでエネルギーを浪費したくない。ソフトバンクに貢献できるよう、前に進み、やるべきことをやるだけだ。僕はきょうからソフトバンクの一員だ。 宮内義彦オーナーは「私も球団も納得できるものではない。契約が両方正しければ先の方が正しくなるべきだし、高い金を出せば後出しジャンケンが許されていいのか。これはオリックスとソフトバンクの問題ではなく、日本球界と外国人選手の契約のあり方だ。とことん究明し、球界としてきちんとしたルールをつくらなければならない」交渉経緯が判明!(2/6追加記事)オリックスの中村勝広球団本部長(前監督)は、ジェレミー・パウエル投手(JP)との契約問題をめぐって4日にソフトバンクを交えてパ・リーグ連盟と会談した際、小池唯夫会長あてに提出した文書を報道陣に公開した。契約合意に至るまでの交渉の経過などをまとめた文書では、パウエルの代理人から「最終的に合意した」との電子メールが届いたことなど8項目を列記。既に神戸市内にパウエルの住居を確保し、本人の荷物を運び入れていることや、背番号が「50」に決まったのは本人の希望だったことなどもつづられている。中村本部長は「経緯については口答で話してきたが、既成事実として説明するために配布した」と意図を明かした。また、中村本部長はソフトバンクに優先権があるなどとした同連盟の勧告について「非常に不満を覚える。憤りを感じている」と話し、あらためて受け入れない姿勢を示した。オリックス球団がここまで時系列を追って公開するのは、球団側にやましい点がなく自信を持っているからと思う。ここまで球団側が「前年0勝」(前年所属読売)のパウエルに至れり尽くせりの契約を提示し合意したのを「破棄」したのなら、それはパウエル側の態度が「誠実ではない」証拠でありSB側の行為は許せないと中村本部長が怒り心頭なのは誰でも(SB球団関係者とSBファンを除く)理解出来る。パウエルへの事実上「出場停止3ヶ月」では、今後外国人選手獲得に悪しき前例として残ってしまう。両者の言い分を検証してもパウエル側(SB側)に不利な材料が多いのは事実だ。◆オリックスが公開した文書の要旨〈1〉統一契約書にパウエル直筆のサインがある。〈2〉サイン済みの契約書には「一緒にやれることを楽しみにしている」とつづった本人直筆の書類が添付された。〈3〉1月11日付で契約合意し「最終的に合意した」との代理人からの電子メールも届いた。〈4〉本人確認のもと1月11日に契約合意を発表し、背番号が「50」に決まったのも本人の希望。〈5〉当球団の外国人選手は監督も含めて同じアパートに住むが、本人の希望で神戸市内の別の住居を確保した。〈6〉住居に本人の荷物を既に運び入れている。〈7〉1月25日付でパウエルの「在留資格認定証明書」を取得した。〈8〉契約合意に対して本人および代理人から1度も異議は来ていない。←「オリックス、リーグ裁定に猛反発!」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.05
コメント(5)

4.やわらかい手■原題:Irina Palm■製作年・国:2006年、イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ・ルクセンブルク■上映時間:103分■日本語字幕:石田泰子■鑑賞日:1月12日、ルシネマ(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:サム・ガルバルスキ□脚本:マーティン・へロン□脚本・原案:フィリップ・ブラスバン□製作:セバスチャン・デロワ□撮影監督:クリストフ・ボーカルヌ□編集:ルド・トロフ□衣装:アヌーシア・ニラズィック□美術監督:ヴェロニク・サクレ□音楽:ギンズ□音響編集:イングリッド・ラレット□録音:パスカル・ジャスメス□助監督:アンドレアヌ・メーサーローシュキャスト◆マリアンヌ・フェイスフル(マギー)ロンドン郊外で暮らす未亡人◆ケヴィン・ビショップ(トム)マギーの息子で妻との間に難病を抱えるオリーがいる◆シボーン・ヒューレット(サラ)トムの妻、難病の息子オリー抱えながらも気丈に看病する◆コリー・バーク(オリー)難病を抱えるが病院でマギーに会えるのを楽しみに待っている◆ミキ・マイノロヴィッチ(ミキ)ロンドンのソーホーで風俗店を経営する東欧移民◆ドルカ・グルリシュ(ルイザ)マギーに「性技」を教えるシングルマザー◆ジェニー・アガター(ジェーン)マギーの近所に住む友人だがマギーに知られたくない秘密を抱えていた◆トニー・オブライアン(店主)マギーの行きつけの近所の雑貨屋の店主◆ジュールズ・ワーナー(医師)オリーの専門医で海外治療を薦める◆スーザン・ヒッチ(べス)マギーの近所の友人【この映画について】本作品のヒロイン、マギーは平凡な未亡人としての毎日を送る中で唯一の気掛かりは孫の難病治療。切羽詰った中で自身の持つ特別な資質を偶然知ったことで彼女と息子夫婦の人生までも変えてしまった。本作品ではマギーが孫を救いたい一心で何故か性風俗で働くことで治療費用を捻出するものの、息子にばれてしまいギクシャクする関係になる。そんなマギーを1960年代にミック・ジャガーの恋人として注目を浴びていたマリアンヌ・フェイスフルが肩の力を抜いた演技を見せてくれる。祖母として母として難局をどう乗り越えたのか?女性の持つパワーの凄さも感じてもらいたい。【ストーリー】(一部ネタバレあり)ロンドン郊外に住むマギーは7年前に夫に先立たれた未亡人。一人息子のトムは妻のサラとの間にオリーという難病を抱える息子がいる。マギーはオリーの治療費を捻出するために、住み慣れた家まで手放したが可愛い孫のためなら後悔はなかった。必死の治療の効果も無くオリーの病状は悪化を辿るだけで、残された生存への道は6週間以内にオーストラリアで治療を受けることだった。しかし、それには多額の費用が掛かり息子夫婦にはもうお金を工面するのは困難な状況。マギーは自分が何とかしなければとロンドン市内の求人を片っ端に調べたが年齢的にも、そして職歴も無い未亡人に救いの手を差し伸べる職場は無かった。途方に暮れてロンドンの歓楽街ソーホーを歩いていると「接客係募集・高給」の張り紙が目に入り飛び込んだ店は、「セクシー・ワールド」と言う名のセックス・ショップだった。オーナーのミキは「接客係」をウェイトレスの仕事と勘違いしていたマギーに呆れ、マギーも自身の無知を恥ずかしくなり一旦は店を出る。ミキは面接でマギーの掌を見て「男を絶頂に導く」に向いていると感じた。マギーは気をとりなして、オリーの為にと思い直して覚悟を決め雇ってもらうことに。殺風景な米屋の壁に空いた丸い穴。店の先輩格のシングルマザーのルイザにテクニックを教えてもらうマギー。恐る恐るルイザに教わった通りに手を動かすと、壁の向こうから絶頂に達した男の歓喜の雄叫びが。ここからネタバレに注意!!翌日からマギーは家事用の作業衣とポット持参で電車を利用しロンドンまで通うことに。そんな彼女の様子を地元駅で遠くから見つめる近所の友人が声を掛けるが、マギーはそんな視線を黙殺した。仕事にも慣れてきたマギーはコツを掴み、たちまち口コミでマギーの掌の感触を味わいたい男達の列が途絶えることは無かった。日本の風俗店をヒントに始めたミキの店も彼女のおかげで繁盛しミキはマギーに「Irina Palm」(イリーナ・パーム、イリーナの掌)という源氏名をもらう。ミキから給料の前払いを受けていたマギーはオリーの手術費捻出の為にと息子に6000ポンドの大金をポンと渡す。金の出所を聞かないとの約束だが、息子のトムは驚き複雑な心境に。だが、マギーが酷使した右ヒジは悲鳴を上げて「ペニス肘」を煩い包帯でぐるぐる巻きに。片手で仕事に励むことになったころ、マギーの評判を聞いて同業者が彼女を看板に店を改装するとの話を持ちかけた。マギーはミキとの人間的な付き合いを重視して、この好条件を断ってしまった。一方でマギーの稼いだお金の出所を気にしていた息子トムは、母を尾行してその出所を知りショックを受け激しく動揺する。しかし、トムの妻のサラはマギーがそこまでして手術費を稼いでくれたことに感謝した。トムはお金は受け取れないと言い渡航も暗礁に乗りかけたが、オリーの治療を優先することで一家で改めて渡航することになった。そして、いよいよ渡航日を迎えたその日。オリーは大好きな祖母マギーと一緒にオーストラリアに行くことを夢見ていたが、マギーは当日になって同行しないことを告げたのだった。そして笑顔で家族を見送るマギーの表情は晴れ晴れとしていた。【鑑賞後の感想】邦題の「やわらかい手」は原題とは異なるが、原題は彼女が店のオーナーが源氏名として付けた「イリーナの掌」との意味だ。オーナーのミキが東欧移民であることから、東欧系の女性の名前である「イリーナ」と勝手に付けた。ミキは劇中で日本の風俗店にこうした店があり自分はそれをヒントにこの店を出したと説明するシーンがある。この映画では老齢の彼女が壁に空いた丸い穴から突き出た「男性自身」を掌でシゴクのだが最初は戸惑いを隠せなかったが「飲み込み」は早くマギーに技術を伝授したルイザは逆に成績不振で解雇されてしまう。マリアンヌ・フェイスフルはこうした難しい役柄を、観ている観客の同情を買いそうな表情で訴えかけるような視線を投げかけてくる。彼女は長い間第一線から遠ざかっていただけに、こうした役所にも臆することなく「体当たり」で演じていたのには好感が持てた。「マリー・アントワネット」で本格的に映画界に復帰した彼女が、今回の映画では主役として演じた未亡人の役を見事にこなしたことで再び彼女にスポットライトが当たるそんな予感を感じさせてくれた。【自己採点】(100点満点)77点。息子トムが母親の「汚れた仕事」にショックを受けていたが、妻は義母の気持ちを理解した。こうした男女の心理描写もしっかりと描かれていた点には好感が持てた。←映画「やわらかい手」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.04
コメント(2)

西武投手陣の今季を占うプロ野球12球団恒例のキャンプインが1日にスタートして、スポーツニュースを通じて選手の様子が入ってくるのが楽しみになってきました。この時期は試合結果に一喜一憂することもなく、チームの新戦力がどのようにキャンプ期間を過ごすのかとか思わぬ新戦力が台頭してきたりと楽しみが多い時期です。そんな中で昨季は「26年ぶりのBクラス」という「信じられない屈辱」を味わった我らが「埼玉西武ライオンズ」とファンの人たち。未だにこの「Bクラス」という慣れない響きを耳にし新聞等で目にする度に怒りが沸いてきます。オフ期間中もカブの移籍、「恩知らず」な選手の移籍、人的補償での思わぬ損失とそうした事が追い打ちを掛けました。それでも悪いことばかりではなく、中島捕手(現、ファイターズ兼任コーチ)以来の石井一投手のFA入団や岡本真投手の入団は明るい材料でした。そこで今季の陣容が揃いキャンプインしたことで、ライオンズの今季の戦力分析を「投」「打」に分けて試みます。第1回は「投手陣」です。クローザーは誰に?【先発】右:涌井、西口、岸、キニー★期待したい投手★木村(2年目)左:石井一(前東京ヤクルト)、帆足、松永先発投手陣は長年の懸案材料だった左腕投手が、FAで石井一が加入したことで解消されそうだ。帆足は故障の影響で2シーズン不調だったが故障が癒えれば二桁勝利も期待出来る。松永は2年目の昨季は伸び悩んだが今季を飛躍の年に結び付けないと先発定着は難しい。一方で右腕投手はエース涌井は「20勝」を狙えるが北京五輪で離脱するので微妙だが挑戦してもらいたい。昨季は勝運から見放された西口の復調にも期待したい。2年目のジンクスが気になる岸、未知数の新外国人キニーが岸がジンクスに陥った時にカバー出来れば安心だ。一見すると好材料が多いと思われる反面、不安材料も見え隠れしているのが先発陣の悩み。期待したい先発候補としては高卒2年目の木村。昨季は8月に登板機会があったが2軍で先発候補として結果を出せば一軍初勝利も見えてくる。大・社ドラ1の平野も中継ぎとして結果が出れば先発起用も有るのではないか?【中継ぎ】右:岡本真(前中日)、山岸、岩崎★期待したい投手★山本、平野(1年目)左:三井、山崎●当落線上の投手●右:大沼、長田、岡本篤、正津、東、許、谷中(前東北楽天)左:星野中継ぎ投手の層の薄さは昨季の大きな課題であった。中でもルーキー岩崎がフル回転したことで山岸の出遅れはカバー出来た。ここに今年は岡本真が中日から加入したことで中継ぎ陣の層が厚くなったのは好材料だ。岡本真は中日では7~8回に登板し岩瀬へ繋ぐ役目だった。西武では中継ぎでも場合によっては抑えでの起用もこなせそうだ。岡本の加入で6回山崎、7回岡本、8回三井、9回抑えという左右のジグザグ継投も可能になる。こうしたパターンが確立出来れば先発投手が序盤に崩れた試合を拾うことが出来るから、自然と勝ち星も増えるでしょうね。山岸は2イニング跨っての登板が可能だし、岡本真を休ませたければ代わりに7回を任せられる。欲を言えば左腕にもう一枚戦力が欲しいが、星野が今季も昨季のような内容だとグラマンの起用で乗り切るのがベストであろう。当落線上の投手の中から一人でも「戦力」として1軍定着を果たしてもらえると、中継ぎ投手の疲労も軽減出来るが果たして誰が...。 【抑え】右:小野寺、岡本真(前中日)左:グラマン昨季の抑えは小野寺でスタートしたが開幕直後から不安定な投球が続き、交流戦直後には失格となり左腕グラマンが代りに守護神を務めた。グラマンは先発ではペース配分を考えた投球で結果は出なかったが、抑えとして9回1イニング限定で球威が増し結果を出した。それでも直球一辺倒の投球は何度か捉まったがそれでも左腕の抑えは稀少価値があるので今季も抑え候補だ。強力な安定感のある抑え投手の固定はチームの浮沈を握っている。昨季も小林雅(マリーンズからインディアンス移籍)、馬原(ホークス)、マイケル中村(ファイターズ)と上位球団は抑えが固定されていた。西武は小野寺が抑え復帰に意欲を見せているが、そこに岡本真が加入しグラマンも抑えで行けるのでこの3人で争うことになる。岡本真は中日時代にはセットアッパーとしての起用で抑え経験は僅かだけなので、西武でも7~8回を任せる起用がベストだが抑えとしての適正も図っておきたい。グラマンはシーズン通して抑えが務まるのか不安がある。小野寺もグラマンも直球主体の投球だが馬原や小林雅のように150キロを超えるスピードには欠けるのと、変化球の制球に難があるのが不安材料。理想は小野寺固定だがグラマンとの併用で乗り切ることになりそうな気配である。グラマンは三井と併用で8回を任せるのがベストな起用だと個人的には思います。←「プロ野球12球団キャンプ情報」のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.03
コメント(3)

3.暗殺・リトビネンコ事件(ケース)■原題:Rebellion The Litvinenko Case■製作年・国:2007年、ロシア■上映時間:110分■日本語字幕:太田直子■字幕監修:田原総一朗■鑑賞日:1月5日、ユーロスペース(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・原案・編集:アンドレイ・ネクラーソフ□原案・製作・編集:オリガ・コンスカヤ□撮影:マルクス・ウィンターバウアー、セルゲイ・ツィハノヴィチ、モニカ・ブライシュル、ドミートリー・オガイ、コリン・ロガル、セドリック・フォンタン□音響技術:イリーナ・ザゼルスカヤ、アルチョーム・キヤーエフ□音楽:ワジム・クリツキー、エイッカ・トッピネン□録音:ピエール・ルノワール□ミキシング:クロード・ヴィラン主な登場人物◆アレクサンドル・リトビネンコ:元KGB諜報部で働くも英国に亡命する◆マリーナ・リトビネンコ:アレクサンドルの妻。彼の誕生パーティーで知り合う。◆ボリス・ベレゾフスキー:ロンドンでリトビネンコに資金援助をする◆アンナ・ポリトコフスカヤ:チェチェン紛争を扱うジャーナリスト。2006年自宅のエレベーターで銃殺される◆アンドレイ・ルコボイ:元KGB将校でリトビネンコが体調不良を訴えた日に会ったとされる◆ミハイル・トレパシキン:アパート爆発事件を調査するが銃所持で逮捕される◆アレクサンドル・イヴァノヴィッチ・グサク:リトビネンコの元上司。◆ウラジーミル・プーチン:KGBに15年勤務した現職のロシア大統領で任期切れに伴い首相として政権を牛耳る【この映画について】2006年11月23日、アレクサンドル(愛称サーシャ)リトビネンコが毒殺された事件は、ポロニウム210という毒物の特殊性と相まって世界を震撼させた。映画内のインタビューで彼は自らの行為を「反乱」だと呼んでいる。これは映画の原題「Rebellion」は反逆とか反乱の意味があり、邦題の「暗殺」は「Assasination」である。ネクラーソフ監督はイギリスに亡命していたリトビネンコを自ら5年に渡ってインタビューしていた。監督はこの作品を、友人リトビネンコへの。そして戦争と政治の間で失われた数多くの犠牲者達への「レクイエム」ともいうべきドキュメンタリー作品である。【ストーリー】(ドキュメンタリー作品なのでネタバレあり)リトビネンコは映画監督ネクラーソフと数百時間を一緒に過ごし、自分の反抗の原因などについて詳しく話してきた。そのリトビネンコが何者かにポロニウム210を飲まされ暗殺された。そして親交のあったネクラーソフの自宅も正体不明の者に荒らされた。ネクラーソフは語る。「英国の捜査当局に暗殺事件に関して聴取を受けた。だが、振り返ると充分に話せなかったと感じた。だから、この映画が私の証言だ」。1998年リトビネンコはTVでFSB(ロシア連邦保安庁)上司の汚職や殺人指令を告発した。告白直後は時の人となったが、直ぐに人々の記憶からは消え去って行った。その後、ロシアのモスクワでアパート連続爆破事件が勃発し、その背後にあるとされるチェチェンへの報復として第2次チェチェン戦争が勃発。リトビネンコは爆破テロはFSBの工作でチェチェンを攻める口実だと主張し、その後、身の危険を感じてイギリスへ亡命する。ネクラーソフ監督は、政商ベレゾフスキーを介してリトビネンコと連絡を取りインタビューを開始した。その内容はFSBの汚職、暗殺計画、そして事実を丁稚上げてまで戦争へと駆り立てるかつて自らが勤めていたFSBの実態の告発と多岐に渡った。リトビネンコはFSBを「ロシアの諜報部だが、実体は政治的な秘密警察だ。彼らは容赦なく過激な手法を使う。秘密手法だ。政権を維持する為にそうした手法を使うのだ。プーチン政権誕生でも秘密手法はフル回転した」と、彼はかつての古巣について語った。ネクラーソフ監督はチェチェンの戦争犯罪を追い続けてきたジャーナリスト、ポリトコフスカヤにもインタビューした。彼は劇場占拠事件の犯人の一人がプーチン政権で働いていると吐き捨てるように、インタビューで語った。2007年10月、ポリトコフスカヤも自宅アパートで何者かに銃殺された。ウ~ン、ロシアは旧ソ連時代へと逆戻りしているかのような印象を受けるインタビューだ。エリツィンからプーチンへと政権がバトンタッチされてから、監督はプーチンの謎に包まれた過去にも切り込む。だが彼に纏わる疑惑は疑惑として追求は終わってしまったのは残念だ。ネタバレに注意!!リトビネンコ暗殺についてはニュースなどで散々報道されたのでご存知の方も多いだろう。従ってネタバレと言っても結末は知られている。ロンドンのバーで彼の紅茶にポロニウム210を注いだと容疑をかけられている(というか「犯人」ですが)ルゴボイは、監督とのモスクワでのインタビューで関与を否定した。ルゴボイはその後、議員になった。(え~、そんなのありなの?)ラストにリトビネンコの妻マリーナは涙を流して言った言葉は印象に残った。「1つだけ教えて。ポロニウムはどこから来たの?それだけ...」。【鑑賞後の感想】この事件に関しては連日のようにニュースで報道されてきたことで、日本でもお馴染みの事件であるし世界的にも注目を浴びた。彼の暗殺を巡ってロンドンホテルや寿司バーなどが連日のように関連を報道し、飛行機内でもポロニウムが検出されただの報道は過熱していた。この映画ではネクラーソフ監督の熱意が彼に伝わり、映画監督という職業をフルに活用して彼から様々な証言を引き出した。しかし、彼の証言はそれなりに貴重なものが多く、関係者の取材もインタビューとして撮影されたがその中の一人も銃殺されるなど監督の取材には命の危険もあったことを伺わせる。ロシアという大国が旧ソ連時代への逆行している様子は充分に伝わるのだが、肝心なプーチンの関与や彼の疑惑追及には及び腰のようだった。やはり、現職の元首を追及するのには材料が乏しかったのだろうし危険を伴うことがあったと想像できる。リトビネンコの死を巡る人物像とその背景への迫り方には物足りなさを感じた。ネクラーソフ監督はジャーナリストではないのでやむを得ないのだが、作品全体のインパクトや関心を引く材料がイマイチだったのは残念でした。【自己採点】(100点満点)62点。事件への切り込みへ独自の主張が有っても良かった。←映画「暗殺・リトビネンコ事件(ケース)」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.02
コメント(0)

「V奪回するためのキャンプ!」「投手を中心とした守備の強化」をテーマに掲げる渡辺新監督は、さっそくブルペンに足を運んで投手陣を熱心に視察した。昨季は交流戦後に抑え失格となり今季は抑え復帰を目指す小野寺、中日から移籍しセットアッパーとして期待が高い岡本真らが競うように投げ込む姿に「シーズンに懸ける意気込みを感じるね」と頼もしそうに口を開いた。投手陣だけでなく、野手にも「ポジション的に決まっている場所は少ない」と言う。日本人野手でポジションが決まっている選手は中島くらいか?昨季の盗塁王片岡でさえポジションが保証されている訳では決してない。「裏切り者」和田、福地両外野手の移籍で手薄になった外野も争いは熾烈だ。投打にチーム内の競争をあおりながら「V奪回するためのキャンプ」(渡辺監督)が始まった。「G.G.佐藤自費キャンプ!」西武のG・G・佐藤(本名佐藤隆彦)外野手が30日、都内で契約更改交渉を行ったが、今回も合意に至らなかった。次回交渉の予定は未定で、G.G.佐藤はキャンプには自費での参加>が濃厚となった。 過去の交渉では、2300万円増の年俸3500万円プラス出来高を提示した球団と、4500万円程度を希望するG.G.佐藤との6度の交渉が決裂。その後、代理人の吉田弁護士と球団との交渉もまとまらず、全球団を見渡してもG.G.佐藤以外で未契約な選手は川上投手(中日)だけかな?パ・リーグに年俸調停を申請したが、リーグは両者に「再考の余地有り」として再度の話し合いを勧告。この日は勧告後2度目の交渉だった。 前回に続いてG.G.佐藤本人は欠席。G.G.サイドも当初の要求額「4500万円→4000万円?)」を下げて代理人が交渉に望み、球団側も200万円の上積みを提示するなど歩み寄りを見せたが、代理人の吉田朋弁護士は「まだ開きがある」と話した。前田球団本部長は「なるべく早く解決したいと思っている」と語った。 お互いが一歩も譲らないので難航しているが、G.G.は自らがハードルを下げてきたが、球団側は200万円増で対抗するなどこう着状態だ。折角素晴らしい成績を収めたのだから、ここはドーンと上げてもらいたい。G.G.の昨季の成績はすばらしかった。ここはG.G.が提示してきた4000万円台に対し、球団側は「200万円増」の案を出してきたが決裂した。G.G.は契約は代理人に任せて、本人は2年目のジンクスを吹き飛ばし練習にしっかりと取り組んでもらいたいですね。←「プロ野球、キャンプイン」関係のブログ満載!←西武ライオンズのことならここ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
2008.02.01
コメント(3)
全29件 (29件中 1-29件目)
1

![]()
![]()