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2007.10.23
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カテゴリ: ヨーロッパ映画
74.サルバドールの朝

■製作年・国:2006年、スペイン
■上映時間:104分
■鑑賞日:10月6日、シャンテ・シネ(日比谷)
■公式HP: ここをクリックしてください
サルバドールの朝.jpg
□監督:マヌエル・ウェルガ
□脚本:ルイス・アルカラーソ
□製作:ハウメ・ローレス
□製作総指揮:ハヴィエル・メンデス、ステファン・マルゴリス
□撮影監督:ダヴィド・オメデス
□オリジナル音楽:ルイス・リャック
□美術監督:アントン・ゴメス
□編集:アイハラー、サンティ・ホリコン
□衣装:マリーア・ジル
□メイクアップ:ケイトリン・アチェソン
キャスト

◆ダニエル・ブリュール(サルバドール・プッチ・アンティック)正義感の強さから反国家的活動にのめり込む
◆レオノール・ワイトリング(クカ)サルバドールの恋人だが、彼が政治活動にのめりこみ関係は一旦途切れる
◆イングリッド・ルビオ(マルガリーダ)サルバドール最後の恋人で彼を優しく包む
◆トリスタン・ウヨア(オリオル・アラウ)サルバドールの弁護士で彼の政治信条には共鳴しないが彼の弁護に熱意を注ぐ
◆レオナルド・スバラグリア(ヘスス)刑務所の看守でサルバドールと心を通わせるようになる

【この映画について】
ドイツ映画の『グッバイ、レーニン!』で一躍脚光を浴び、英国映画の『ラヴェンダーの咲く庭で』では漂着した音楽家の役を演じた ダニエル・ブリュール が演じたサルバトールは、その志しにかかわらず愚かな若者だった。
が、それ以上の愚行は、暴力団まがいの警察や不当な裁判も含め、 恐怖と暴力で人を押さえつけること だ。極めて政治的に真実はねじ曲げられ、25歳の若者は見せしめとして処罰される。
フランコ政権末期のスペインの様子を知る上でこの映画で描いている彼の行動は 「若気の至り」 では説明できない。
レオナルド・スバラグリアが好演する看守ヘススやアラウ弁護士ですら愛さずにはいられなくなる彼は、 正義感に溢れた文学好きの心優しい兄であり弟であり末っ子の妹の将来を憂う優しい兄 でもある。
なお、ダニエル・ブリュールはまもなく公開される マット・デイモン主演の『ボーン・アルティメイタム』にも出演している そうなので注目したい。
【ストーリー】(ネタばれなし)
青年サルバドールは、仲間たちと反体制運動に身を投じていた。
彼のこの頃の感心は、 同じ大学準備コースに通う恋人タカの存在 だ。知的で美人のタカはサルバドール憧れの女性だが、関係を先に先にと進めたい彼にとっては 彼女の恋愛に対して保守的なところが唯一の不満 だった。
サルバドールは 活動費用調達のため 銀行強盗 を繰り返す。 当初は順調に進んで行き機関紙を発行するまでに至り、隣国のフランスでの秘密活動も彼らの思うとおりの成果を上げていった。しかし徐々に 思想と手法の違いから仲間割れを繰り返し、銀行に押し入った際に発砲騒ぎを起こし彼らに警察の捜査の手が伸びる。
1973年9月25日、仲間と密会する場所だったバルセロナの街角のカフェで仲間からの垂れ込みで張っていた サルバドールは逮捕される が、それは激しい銃撃戦の果てだった。瀕死の重傷を負いながらも一命をとりとめた 彼が放った銃弾で警官が命を落とす羽目に。
サルバドールの弁護は、 活動内容には共感出来ないが正義感の強いアラウが弁護士を引き受ける ことになった。アラウは早速、刑務所内で彼から当日の状況を詳しく聴取した上で、 警官の手術を担当した医師からの聴取も試み彼の放った銃弾以外の弾丸が数発残っていたと証言 しアラウは 警察が検視結果の改ざんを画策していると感じ取った。
週2回の面会に家族達は必ず訪れ笑顔で励ますことでサルバドールの気持ちも少しは晴れていく。その彼は 面会に来ない父と、末っ子の妹マルソナのことが気になっていた。
刑務所内では 「革命ごっこのお坊ちゃん」と罵っていた看守のへスス と何時の間にか心を通わすまでになり、2人の間には深い友情が芽生えていった。
アラウの願いも空しく、サルバドールとは無関係の組織が起こしたフランコ首相暗殺未遂事件だ全てをぶち壊した。彼は見せしめとして 「死刑」を求刑されてしまった。 その日から、死刑回避に向けて家族やアラウはあらゆる手段を使ってマスコミも巻き込んでの活動をするのだったが...。
遂にその日は来る。それでも 回避に向けて最後まで努力を惜しまない家族だった 「その日の朝」 を迎えようとしていた。
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.サルバドールが最初の恋人タカのもとを去った訳とは?
2.サルバドールは如何にして仲間と行動するようになって行ったのか?
3.看守へススがサルバドールと打ち解けるようになったきっかけとは?
4.アラウ弁護士や家族は死刑回避にどのような手段で対抗していったのか?
5.サルバドールに刻々と迫る死刑執行までの時間と回避への努力は一時的にも実るのか?

などを中心にDVD発売時に是非ご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
フランコ政権時代のスペインというのは私の小学生時代であり、まだ 政治的なことに興味の無い年代だったので詳しくは知らなかった。 そのフランコ政権末期にこの様な人物が居たとは更に知らず、この人物への予備知識のないままにみた映画だった。
この役を演じた ダニエル・ブリュールはドイツ出身ながら、母がスペイン出身父がドイツ出身 ということで今回の役を演じる上でも違和感はないだろう。セリフはバルセロナ地方独特のカタロニア語を一部使用している。映画の中でもカタロニア語でしゃべる家族との面会中に看守が 「スペイン語で話せ!」 というシーンが多いのもそのせいだが、 ダニエル・ブリュール は難なくこなしたそうだ(私はカタロニア語は分からないが、関係者の話ではそうらしい)。
ダニエル・ブリュールはヨーロッパ映画の若手スターだが、遂に ハリウッド映画「ボーン・アルティメイタム」 でマット・デイモンと共演するチャンスを得たそうなので注目したい。
ストーリー的には、 若気の至りというか勢いで反国家的活動にのめりこんで行く前半はテンポよく進む。ところがサルバドールが仲間の密告がきっかけで逮捕されてからの後半部分は一転してがらっと変わる。
彼が一度は飛び出した家ではあったが、投獄後はその家族に励まされる様子はグッと迫るものがある。弁護士のアラウや看守のへススとの心の繋がりを描いているシーンも、 後半になればなって行くほど心に沁みて来る。
彼は決して国家を転覆させようとか大胆な思想を抱いていた訳でもなく、大規模な組織の長でもない。それでも政権末期のフランコはこうした思想の持ち主を「危険」とみなし、 見せしめの意味も含めて厳しい判決を突き付けた。
その厳しい判決を突き付けられても、周囲が彼のために何とか刑の執行を遅らせようと或いは減刑させようと必死な様子を見て彼の性格がそうさせているのだと思った。
遺族は今でも警官殺害の真相を巡って係争中だそうです...。
【自己採点】(100点満点)
83点。 ストーリー展開も含めて言う事無しの出来栄え。

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Last updated  2008.07.03 00:31:35
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