酔っ払い事件



ある日、美味しい日本酒が手に入ったと、お店のマスターに言われ「美味しい、美味しい」と飲んでいた。
気づくと、両隣の男性と3人でその日本酒一升をカラッポにしてしまった。
で、ソコからが記憶がない。

誰かとアパートまで歩いていたような気がするも、定かでない。
どっちの男性と歩いたんだろう?いや、一人で歩いて帰ってきたのかも知れない。

まったく分からない。

で、朝、『チュン、チュン。チュンチュン』と雀の鳴き声がして目が覚めた。

まぶし~。

「ん?なんで雀の鳴き声??」

「ん?なんでこんなに眩しいの?」

で、酔っ払って厚くなった瞼をうっすらと開けると、部屋が明るい。

外からの光がガンガンに入ってきてる。外からの騒音も。

「ん????」

ベッドから起き上がって玄関の方を見るとドアが開きっ放し。

閉めて来なきゃ。

と思って起き上がると、真っ裸。何も着てません。普段なら必ずパジャマ着てるのに?何で?

とにかく頭を整理して、やらなきゃいけないことを考えます。

まずは玄関と部屋との間のドアを閉める。
タオルケットを持って立ち上がりドアの所まで行きます。
足元に洋服が散乱しています。

次に着替えて。

で、玄関を閉めに行きました。
玄関をみると、ドアの間に「靴」が挟まっていました。

鍵は、きちんと回っていました。

酔っ払った私は、靴をドアに挟んだまま「カチャ」っと鍵を掛けて安心して眠ったみたいです。

でも、誰と帰ってきたのか、何かあったのか無かったのかは、未だに謎のままです。


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