チャイブ
ユリ科 多年草
【学名】 Allium Schoenoprasum
【別名】 シブレット、エゾネギ
【将来的なサイズ】 高さ:30cm 幅:15cm
【花期】 4~5月
【原産地】 アジア~ヨーロッパ
【利用部分】 葉、花
【利用方法】 料理、ドライフラワー、園芸
【効能】 強肝効果、利尿作用、殺菌作用、防腐作用、食欲増進
【注意点】 特になし
チャイブの特徴・品種
チャイブは日本に自生するアサツキの仲間でネギに似た繊細な香りがある。
チャイブはわけぎに似た形状をしており、草丈は30cm程度まで生長し、先端に紅紫色の花が散形花序につく。葉は中空で太さ4mmほどの白い鱗茎があり、根元から分かれて増える。
チャイブの栽培方法・収穫方法・利用方法
◆栽培方法◆
チャイブの植え付けは、4~5月、10~11月。
株分けは3~4月、9~10月。
チャイブは水はけがよく、半日陰の場所に植えて、強い直射日光は避ける。
チャイブの植え付け直後の水やりは、葉がピンとするまで待ってから行う。
チャイブを植え付けの際に堆肥や腐葉土を施し、収穫後に追肥、春と秋にも施肥をする。
チャイブは暑さに弱い。
チャイブは冬になると地上部分が枯れるが、耐寒性があるので、地下部分は生きている。
そのため、霜などで枯れないように、藁を敷いたり、腐葉土などで土の表面を覆うようにする。
チャイブの株分けは、根から掘り起こして、5~6本を束にし、15cm程の間隔植える。
◆収穫方法◆
チャイブの収穫は3~12月。
葉の収穫は、20cmほどまで生長したら、根元から3~5cmほど残して収穫。
こうすることで、またすぐに芽を伸ばしますので、年に3~4回収穫することができる。
チャイブの葉を柔らかく保つために、花はつぼみのうちに摘み取る。こうすることで、秋過ぎまで葉がかたくならない。
葉を柔らかく保つためには、花芽をこまめに摘む。
◆利用方法◆
チャイブはフランス料理のフィーヌゼルブに欠かすことのできないハーブ。
ジャガイモや卵料理、クリームチーズなどと相性が抜群。
料理の仕上げによく使われる。
細かく刻んでサラダに散らしたり、バターに練り込んだり、肉や魚のソテーの仕上げに使う。
日本の家庭料理にも万能ネギやアサツキとほぼ同様に使うことが可能。
チャイブの葉は加熱調理すると、風味が飛んでしまうので生のまま料理する。
花はドライフラワーのほか、生のままワインビネガーに潰け込んでハーブビネガー。
花をドライフラワーにする場合には、根元から3~5cmほど残して刈り取り、目の粗いネットなどに、花を上にして1本ずつ重ならないようにしてぶら下げ、日当たりのよい場所で乾燥させる。
ピンク色の花にもネギの香りがあるので、食用花としても楽しむことができる。
チャイブは小口切りにして冷凍保存しておくと便利。