カガワちゃんの毎日。

カガワちゃんの毎日。

16歳の火影。

絵2


16の頃のスケッチブックをのぞいてみた。
具象画なのか、抽象画なのかよくわからないが、
自分のことながら、強烈な印象を覚える。
裏をめくってみて、恐怖した。
タイトル「胎児」とある。
こ・こわすぎ。
何を考えてたのか。16の私よ。
記憶の糸をたどれば、
確か、絵の題材を考えている時に、生物の百科事典の
胎児のカラ-写真を見つけて、描いたものだったと思う。
細胞や血液の混沌が
生命を生み出している、
太古から繰り返されている、この神秘に
感銘を受けたのかもしれない。
「あたしゃ、みんなとは、ちょっとちがうんだよ。へん!」と
つっぱていた、あの日の自分が
わけもなく、いとおしく思える。
だが、それを感性と呼ぶには、あまりにも恥ずかしすぎるではないか。
得たものも確かに多いが、すり減らしたものも多いだろう。
きっと
誰の心にも、忘れてはならない大切なものがあるのだ。



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