カガワちゃんの毎日。

カガワちゃんの毎日。

遠い星をかぞえて。。。



友人の宅で子供ともども遊ばせてもらい、夕方ごろ失礼した。
6時前であったがもう辺りはは真っ暗けで、自転車のうしろに息子をのっけて家路を急いだ。
頭上には、今日も星たちが瞬いている。
背中の息子が、ふと言った。
「おかあしゃん。きのうは、おこりんぼうモ-ドだったね。。。」
私は、ぎっくう!としながら
「うう・・・。ごめんねえ。昨日、おかあさん、ちょびっとイライラしててさ・・・。」
と答えた。
師走の忙しさにかまけて、つい息子に怒鳴ってしまったのだ。
「ううん。いいって。
それより、今日、幼稚園で劇の練習したよ。それとピアニカと・・・。」
息子の通う幼稚園は、ちょびっとだけキリスト教なので(いやいや、我が家は無宗派で、特に他意はない)、
年末のクリスマス発表会では、毎年キリスト誕生のペ-ジェントをやるのだ。
息子の役柄は、羊飼い。
私は、息子にセリフの部分をやってほしい、と促した。
息子は澄んだかわいい声で
「きっと、イエスさまは、わたしたちをみまもっていてくれるでしょう!!」と叫んだ。
ううう。
息子よ、今の言葉。
母の心をするどく、えぐったぜ。
にぶい音をたてて、みぞおちあたりに、軽くパンチを食らったよう。
幼い息子の澄んだ声が、夜の闇にすっと溶け込んでいった。
まるで
何かの啓示を受けたかのように
私は自分の俗っぽい心を
静かに見つめなおした。

遠い星たちがいっせいに笑ったような気がした。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: