小説 こにゃん日記

小説 こにゃん日記

act.1『よお。』



よお。
おいらはこにゃん。
8歳の茶トラだ。
おいらの名前はママが付けた。
にゃんこ→こにゃん
なんててきとーなんだ。もうちょっと格調高い名前はなかったのか?
だいたい世の中間違っている。
『名犬ラッシー』『マリリンに会いたい』『南極物語 タロージロー』
犬・犬・犬ばかりが映画化されている。
『子猫物語』なんてのもあるけど、圧倒的に犬が多い気がする。
『名猫こにゃん』『忠猫こにゃん』『南国物語こにゃん』(やはり暖かいところがいいにゃ)
なんて名作が生まれてもよいと思う。
・・・にゃ?何だかんだいって、けっこうその名前、気に入っているじゃないかって?
おいらは庶民派だからな。
おっと。そろそろディナーの時間だ。
おいらの話はまたこんど気が向いたらな。
じゃあな。今夜はツナ&チキンで決まりだぜっ。にゃおん!



act.2『聖なる日に』 に続く







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