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★産土の神

★産土の神

産土の神とは文字通り「産まれた土地」の守り神です。

それぞれの地域を守護している神様が鎮守さまです。
鎮守さまはその土地に暮している人を守ってくれる役目です。

それに対して、産土の神とは、一人一人の生まれた土地の鎮守さまを指します。

産土の神は、その土地で生まれた人のことを、たとえ別の土地に行こうとも、
一生守り続けています。

産土の神に対する親愛の情というか、親しみが湧いてきますと、
見守られているいるという安心感が湧いてきます。

産土(ウブスナ)の語源は「産砂」だといわれています。

古来、漁民の妊婦は砂浜にお産用の小さな小屋(産屋)を建てて子供を産んでいました。
そこから、ウブスナとは出生地という意味になりました。

つまり、産土の神とはふるさとの鎮守の森に静まる『地霊』であり、
いわば私たちの魂のルーツになる神なのです。

それらのグレートスピリッツ(産土の神)は、人類が誕生する以前から存在していたとされ、
世界中の神話や民話の中に登場し、イキイキと活躍しています。

ヨーロッパでは、フェアリーやノームといった妖精たちの存在も見直されています。

ロシア・東欧などに広く分布するスラブ民族がキリスト教になる前は、
日本と似たような神話・伝説をもち、アニミズム(自然信仰)の世界でした。

家にはドモヴォーイという家の精がおり、レーシィという森の精がいました。
これらは岩手県の民話『遠野物語』をほうふつさせます。

グレートスピリッツ(産土の神)のパワーはその民族の『運気』に影響します。

神のオーラが弱くなると、そこに住んでいる人間をはじめ動植物の力が弱まってくるのです。

グレートスピリッツや産土の神が大きく働き始めることにより、
日本をはじめ地球は本来の美しい姿に戻っていきます。

それぞれの民族が自分たちのグレードスピリッツや産土の神を見直して、
神々の力を復活させ、きちんと世に出すことです。

(鎮守の森ルネサンス/著者山田雅晴より)




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