まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.02.27
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またまた一週おくれで、
「アストリッドとラファエル4~文書係の事件録」
第6話の《タイムトラベル》を見ました。

めっちゃ面白かった!!

いつもならオカルトっぽい要素があっても、
ちゃんと種が明かされるのだけど…

ついに今回はマジモンのSF??



2059年からやってきた殺人未遂の女。


キリンやオランウータンが絶滅し、
環境運動家の男が極右政党と組んで独裁者になってる…と。

でも、
未来の独裁者が逮捕されて、
石油企業オペラ社の不正が暴かれれば、
タイムパラドックスが生じて未来が変わる?



はじめのうちは、
オペラ社がその女を暗殺者として雇い、
環境運動家の男を消そうとしたと推察されました。
そして女は、その報酬の大金をワイロに使って、


でも、実際は、
環境運動家の男こそが、
オペラ社から大金をせしめて、
おなじ環境運動家の女性を殺害していたのですね。

なので、

女に大金を支払う理由もありませんでした。

そう考えると、
やっぱり女は脱走したんじゃなく、
タイムリープで未来へ戻ったとしか考えられない!
※余談ですが「タイムリープ」ってのは和製英語だそうです。



でも、ラファエルは、
猫が引っ掻いた女の子の手首の傷を確認しませんでした。

それが未来人の傷と同じかどうかは、
視聴者のご想像におまかせします! …って感じ?
そこらへんの演出もニクい!

まあ、
女がほんとに未来人だと証明したかったら、
DNAを鑑定して、
レイプ犯だった環境運動家の男と父娘関係を調べれば、
確実だったのだけどね。





今回のエピソードには、
SFっぽい本筋以外にも、
いろいろと興味深い部分がありました。



ひとつは、環境運動家の男が、
スラノヴスキーという東欧・ロシア系の姓だったこと。
これには何かモデルや背景があるのかしら?

ためしに「SRANOVSKI」でググってみたけど、
何の情報も出てきませんでした。
「スワロフスキー(SWAROVSKI)」なら、
オーストリアの高級ガラスブランドですけども。



ちなみに、
殺された仲間の女性は真面目なヴィーガンで、
オペラ社の不正も本気で暴こうとしてたのに、

スラノヴスキーのほうは、
もともと悪質なレイプ魔で、
金のためにオペラ社と手を組んだり、
権力のために極右政党と手を組んだりしていた。

彼にとって環境運動は、
金と権力を握るための見せかけ・隠れ蓑だった?



ついでながら、
「ヴィーガンの死体は腐敗しやすく肥料になりやすい」
って話も興味深い。

いってみりゃ有機農法だよね…。

ツバキの花は、品種によって、
開花時期が11月〜4月ごろまでバラバラだけど、
肥料しだいで開花が早まったりするのかしら。

ふつうの椿も、
ヴィーガンの死体を埋めれば寒椿になる??



ノラとニコラの以下の会話も気になりました。

ノラがニコラに、
> ベビーブーム世代の人は音楽の趣味もいいし、
> X世代やZ世代の人よりも好きだわ

みたいな思わせぶりなことを言ったのだけど、

こういう世代分類って世界共通なのねえ…。
ネット情報によると、
X, Y, Z世代は米国発祥の概念だそうです。

かたやベビーブーム世代ってのは、
日本でいう「団塊ジュニア」のことかと思いましたが、
Wikipediaによると、
アストリッドやラファエルは30才の設定らしいので、
たぶんニコラもそのぐらいの年齢だと思うし、
いわゆるY世代 (ミレニアル世代) のことですね。

しかし、
そこにフランスのベビーブームがあったかどうかは、
調べてみても分からなかった。



もうひとつ気になったのは、
「アストリッドはニルスの指ぬきだ」 という表現。
たぶん指ぬき=保護者ってことだと思うけど、
日本ではあまり耳慣れない言い方。
フランスの慣用句なのかしら?

ためしに「指ぬき・フランス」でググってみたら、
可愛いアンティークの指ぬき画像がたくさん出てきました(笑)。

フランス語の指ぬきは男性名詞の「dé」だそうですが、
残念ながら比喩や慣用句の用法までは調べきれない。





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最終更新日  2024.03.14 20:02:13
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