生まれた子猫



以下私の子供時代の思い出です。
飼っていた親の猫に子猫ができたとき、
順番にひとにあげたことがあります。
このとき、父は、見栄えのいい、素直な猫から順番にあげていきました。
私が気に入っていたかわいい子猫がいたのに、お構いなしです。
そして、最後に残った1匹
どうしようもない悪い子です。かわいげもなく、なでてやろうとしても、すぐひっかくのです。
ほんとは、この子からよそにやってほしかったのです。
しかし、父は
「この子は誰にもあげない。うちで飼う。」
「いままであげた子猫はきっともらわれた家でかわいがられるだろう。しかしこの子は、そうでない。だから、よそにやれない」
しばらく、私は手に引っかき傷だらけになりました。
そのうち、やはり体のどこかが悪かったのか、子猫を生むことなく、早死にしてしまいました。
私の手の引っかき傷はなくなりました。 (6月30日19時45分)

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: