永遠の夏の日1



スキだよ。
君が、君だけが。

君が居れば、世界そのものがキレイ。


『あー今日もあっちぃーねー』
あたしの一日は、鈴矢との登校から始まる。

「やなぁ…。あ、じゃぁそこのコンビニで俺がマサキにアイスかっちゃるよ」
あたしの大好きなまっすぐな笑顔。
毎日の朝が、鈴矢の笑顔で、始まる。

『あたしチョコミント』
「じゃぁ俺はチョコミント」
『ばぁか、一緒じゃん』
「しょーがねぇじゃん俺ら気ぃ合うんやけぇ」
あたしには、鈴矢しかいらん。
鈴矢がおれば、この世界なんていらん。
そんくらい、鈴矢がスキ。

「あさってから夏休みやねぇ」
『あ、そーじゃん。宿題いっしょしよーよ』
「マサキが文系やって、俺が理系するべ」
『おっけーおっけー、助け合いやけぇね』
そうやって言っとっても、鈴矢はあたしより全然アタマがえぇ。
何をとっても鈴矢には敵わん。鈴矢は、あたしなんかにはもったいない彼氏。

出会いなんて最悪で、人見知りの鈴矢に関心なんて抱かんかったせぇ。
人間の感情やらってゆーのは面白いんやなって思った。

付き合って1ヶ月、あたしらは順調に一緒にあるいとる。
この小さな町で、この何の変哲もない道で、あたしらは一緒におる。
口には出さんけど、あたしは幸せで幸せでしょうがない。
やけぇ、崩れる日がくるなんて思ってもみなかったんよ。

何年経ってもこのまんまでおれるって、なんの根拠もなくそう思っとった。



あたしの、永遠の彼氏。

永遠の夏の日。




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