「語り得ぬものについては、沈黙すべきである」
by ヴィトゲンシュタイン(ぜんぜん読んだことがないので、孫引きです。)
そりゃそうですね。死んだことがある人は、生きていないわけだし。
少なくとも、あんたやあたしが神さんじゃないことは、確かです。
科学で何が分かろうとも、わからないものの否定にはならないし、
わかるもの以外の価値を認めなければ、文化はとてもやせたものとなる。
*********************** 2003.9上旬
<聖書より>
6歳くらいから教会へ行くようになり、
20代半ばにキリスト教をやめましたが、聖書の言葉はよく頭をよぎるのです。
「伝道者の書」が好きですね。
神のなさるわざは、すべて時にかなって美しい。
神は人に永遠への思いを与えられた。
しかし、人は神のなさるわざを初めから終わりまで見届けることができない。
(「伝道者の書」より、記憶で書いている。)
これも好きです。いわゆる山上の垂訓。
「空の上の鳥をよく見なさい。
種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。
だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。
あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。
あなたがたのうちだれが、思い悩んだからと言って、
寿命をわずかでも延ばすことができようか。
なぜ、衣服のことで思い悩むのか。
野の花がどのように育つのか、注意してみなさい。(略)
今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、
神はこのように装ってくださる。」
(マタイによる福音書 6章より) 2003.9.26