三崎真琴の「ぼちぼちいこか」

三崎真琴の「ぼちぼちいこか」

どうしても、見ないワケにはイカンのよ






 店では、携帯電話の新規申込受付のほかに、一部キャリアの機種変更もやっています。

 機種変更の場合、古い電話機から新しいのへとメモリー転送をするために、お客さんがこれまで使っていた携帯電話を預からなければなりません。

 そして、その作業のためには、旧機の電源を入れたままにしておかないといけないのです。

 ・・・ということは、電話機をパソコンにつないだり、はずしたりする瞬間、ど~しても、他人様の「待受画面」を見ることになってしまうのですね、コレが。

 たいがいは、マンガなどのかわいいキャラクターが使われているので、そういうのは機械的に作業ができてしまいます。

 でも、たまに、携帯の電源を入れると、いきなり個人的な写真が出てくることがあるのです。
 そういう時、
 「わー、どうしよう」
 と、ドキドキしてしまいます。

 恋人や友達との楽しげな写真。
 これは、あまり気になりません。
 けっこう、マンガのキャラクターと同じ感覚で捉えています。

 困るのは、
 お客さん本人(もしくは友人と思われる人)の顔がアップになっていて、
 両手の指を口の中に突っ込んで横に広げたり、
 白目をむいたりして、
 思いっきりヘンな表情をしている写真が待受画面になっている時なのです。

 データの転送をしている間、ずっとその待受画面が出たままになっているワケです。

 先日も、そんなケータイの機種変更をやりました。


 たまらず、電話機に向かって

「ゴメンな~、こんな顔見せてもらって・・・」

 と話しかけてしまい、派遣社員の人に笑われてしまいました。

 むちゃくちゃハメをはずした写真だったのですが、面白がる、というよりは、大変なものを見てしまって申し訳ない、という気持ちで一杯だったのでした。

 例によって、私だけかも知れんけど。


(2002.5.2)

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