アブラムシ退治編の後編。
前半は こちら
。
ひとつ、お断りしておくと、このページに書く内容は、
私がずっと愛読している山田園子さんの著書、
「誰も教えてくれない 環境にやさしい虫退治」
から
引用した部分を含んでいる。
事前に了解を得たいと思い、連絡してみたが、連絡先が変わっていて、了解を得る事ができなかった。
なので、出典は上記の著書からであり、さらに原文をそのまま引用したものではない事をお断りしておく。
さて、アブラムシ退治の方法の続き。
前編
では、私が実際に試した事のある方法をご紹介したが、
ここからは、実践していないものが多いので、
効果の程はわからない。
ただ、こんな方法もあるのか、という事を知るだけでも価値はあると思うので書いておこうと思った。
草木灰を撒く
落ち葉や乾燥した雑草などを燃やし、灰にする。
それをアブラムシの上から撒く。
オイルスプレー
100グラムの石鹸を800ccの食用油に溶かして入れ、沸騰させて完全に溶かす。
これを20倍の水に希釈してスプレーする。
作り置きできないので、使用する都度希釈する事。
作る際に油を沸騰させるので気をつけて作業する事。
花や果実にかけない事。
石鹸スプレー
10グラムの石鹸を1リットルの水に溶かす。
これをスプレーし、しばらくしてからシャワーで洗い流す。
アブラムシほか、カイガラムシ、蝶や蛾の小さな幼虫に効果あり。
玉ねぎスプレー
200グラムの皮付き玉ねぎを乱切りにし、100ccの沸騰した熱湯をかけ、冷めるまで置く。
これを4リットルの水で希釈して10日に一度スプレーする。
マリーゴールドスプレー
鍋に石鹸水を入れ、沸騰したら水面を覆う量のマリーゴールドの花を入れて再度沸騰させてから一晩置いて濾して使う。
アブラムシのほか、オンシツコナジラミにも効果あり。
重曹 を使ったアブラムシ退治方は、 無農薬ガーデニングTips重曹編 にひとつ書いてありますので、ご参考に。
以上でアブラムシ退治編は完結。色々試して、自分はこの方法、というのを模索してみては如何でしょうか。
私が徹底して薬剤を使わないのには、体に悪いから、という理由のほかにもうひとつ、重大な理由がある。
それは、薬剤を使うと 天敵も殺してしまう
からだ。
天敵がいなくなった庭には、しばらくして害虫があふれ出す。
そして、薬剤への耐性を身につけた害虫を退治するために、
もっと強い薬剤を使わなければならなくなる
。
考えるだけで身震いする。
庭や植木鉢にカマキリや蜘蛛、カナヘビ、カエル等を見かけたら追い出さず、害虫を食べてもらおう。
最後に、 「誰も教えてくれない 環境にやさしい虫退治」
は
山田園子さんが自費出版で刊行された読本で、
後にナツメ社から 「人と環境にやさしい虫退治」
というタイトルで
正式に出版された。
現在は絶版になっているが、ユーズド本なら手に入るかもしれない。
無農薬ガーデニングを目指す人には是非とも読んで欲しい一冊なので、絶版になったのは、本当に残念である。
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ちょっと無農薬ガーデニングのお話 2009.06.28 コメント(12)
今年もバラが咲いたよ~ 2009.05.13 コメント(10)
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