「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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~ママーズ横浜探検隊!~地震と防災・防災意識を高めよう☆災害につよい人づくりを@横浜
★なぜ電車にのれなくなったのか?
それに際してはまず車椅子について説明します。
高齢者や障害者の方は日常生活の移動手段として「車椅子」や「シニアカー」を利用しています。
私自身もそうでしたが、その違いは身近に利用者がいないとわかりづらいものです。両者とも生活の足として道路交通法では「歩行者扱い」となり、免許の取得は必要ありません。
ただし法的な位置付けなどは同じなのですが、その仕様はかなり違います。(電動三輪車は、電動車椅子と見なされ歩行者として扱われる)
まずはその「仕様」「性能」の違いについて紹介したいと思います。
<車椅子>
電動のものと、非電動のものがあります。
◎家庭用専用(非電動・四輪)
狭い廊下や出入り口でのスムーズな小回り機能と段差越えの便利機能など、家庭内での移動に必要最低限の機能がついているもっともシンプルな形です。病院などにも置いてありますよね。
重量 15kg
使用時の寸法 全 長 90cm程度
全 高 90cm程度
全 幅 65cm程度
◎自走型(非電動・四輪)
屋外利用のため泥よけ、転倒防止 の抑制ベルト、足踏みブレーキなどがついています。家庭用専用より付属パーツが多い分、重くなっていますが、重量及びサイズについては大きな差がありません。車椅子の背部分には介助者用のもち手がついています。
手に力がある方が多く利用されているようです。
◎自走型(電動・四輪)
屋外利用のため泥よけ、転倒防止 の抑制ベルト、足踏みブレーキなどがついています。非電動のものより付属パーツが多く、バッテリーもついているので重量・サイズともかなり違いが出てきます。
車椅子の背部分には介助者用のもち手がついています。
手の力に不安がある方が多く利用されているようです。
◎自走・自操型(電動・三輪及び四輪)
屋外利用の車椅子で、より運転がしやすいように「ハンドル」がついています。このタイプは若干形状が異なり、車椅子の背部分に介助用のもち手がついていないことがあるようです。後で説明しますが「シニアカー」と非常に形状が似ています。
◎介護用(非電動)
文字通り介護時の仕様を目的としているため、背角度、足角度が無段階で調節でき、アームレスト着脱により、移乗にも適した多機能な車いすです。
<シニアカー>
歩くのがつらいとお感じになったご高齢の方、障害者の方が家族などに頼ることなく、自分の都合で出掛けることができるよう自立を助け、趣味を広げることにも役立てられています。
イメージ的には電動スクーターに近いものがあります。
サイズなどもかなり大きくなり、いくつかのタイプのものを見ました。メーカーにもよりますが、
1165×700×910mm(82kg)から1190×650×960mm(99kg)まで出ていました。(※重量はバッテリー30kg程度含んでいます)
リース会社のリストで一番大きなサイズのシニアカーでは重量145kgなどのものもありました。
では仕様についてですが、バッテリーを動力源にして、モーターの力で走るシニアカーは形状的な特徴として「自操用」のハンドルや、ヘッドランプ、ウィンカーなどがついています。
速度は時速2km~最大6km。試乗しましたが男性が歩く速度より速い感じがしました。(小走りする感じでしょうか)
簡単にシニアカーと電動車椅子の利用目的などその違いについて
シニアカーはハンドルとアクセルレバーの操作で運転できる電動三・四輪車です。特に高齢者の方が行動半径を広げるのに利用されているようです。
電動車椅子はジョイスティックレバーの操作で操縦できる(主にハンドル式ではない)電動車いすです。
現在JRにおいて利用不可の電動車椅子(介助用のハンドルありは利用可能)についてですが、なぜ利用できないかのやり取りをネットで見つけましたので紹介します。
障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会の2001年4月9日付けの各省交渉報告(国土交通省・鉄道局)より抜粋しました。
【要望項目②(ハンドル式電動車イスの乗車拒否問題について)】
・電動車イスと同様に補装具として支給されているハンドル式「電動四輪車」(通称「シアカー」)でのJR等への乗車を拒否することがないよう、社員教育の徹底など指導を強めてほしい。
【回答】
・ハンドル式電動車イスは、持ち抱える構造になっておらず、エレベーターが設置されていない駅では、「利用客の安全」を保障できない。
【参加者からの発言】
・他社は利用を認めているのに、JR東日本は一律に利用を拒否している。
・せめてエレベーターが設置されている駅間の利用は認めるよう指導してほしい。
やり取りをみる限り
◎重量的な問題
◎形状の問題
などがあげられています。
「シンプルな15kg程度で、かつ背部分に介助用のもち手があるものなら補助もしやすい。よって利用可能である。シニアカーのように重いもので、サイズも大きく、介助用のハンドルがないものは補助しずらい。よって利用不可」といった見解のようです。
でもそれで良いのでしょうか?
今回の問題は
・以前は問題なく利用できていた。
・ある日急に利用できなくなった説明が不十分である。
・乗降ともに補助の必要性がない、エレベータ設置駅においても利用不可としてしまった。
と言うころにあります。
しかし、障害を持った方には松葉杖同様の電動車椅子。これは生活になくてはならないものです。勿論安全性については論議し、より安全なものを目指しどんどん改良すべきだとは思いますが、先日も書きましたが横浜市内の私鉄・市営地下鉄においては、エレベータや車椅子専用の昇降機があれば利用可能という柔軟な対応をみせています。JRのみ全面的に対応しないというのは、不誠実な対応と感じてしまっても反論できないはずです。
「福祉がすすんでいる横浜」とよく聞きます。私も何の裏づけもなく(苦笑)そう信じてきました。でもまだまだ課題は多いようです。
いつ自分の身に降りかかるかもしれないことなのに、子供がいなかったら、きっとずっと何の疑問もなくすごしていたのだと思います。
子供が生まれ私もやっと多くのことを考えるようになりました。大事なこの子たちは何時も幸せであって欲しい。そのためにはより暮らしやすい街で、国であって欲しいものです。
一日も早くこの状況が好転することを祈ってやみません。
この件については、これからも見守っていこうと思っています。つたない文章を最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
最後になりますが、今まで様々なご意見を寄せてくださった方々、この件について調べている中で知り合った多くの方々、そして様々な情報を提供してくださり、アドバイスを下さった「サワグチさん」本当にどうもありがとうございました。心から感謝しています。
第4期東京都福祉のまちづくり推進協議会(第1回)平成13年11月1日開催に興味深いやり取りがありましたので宜しければ是非ご覧になってくださいね。
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