「まもあんのバンコクライフ」 まもあん本舗Blog 

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第1章 初めてのタイ 1日目~2日目



 皆さんの旅物語を読ませていただいているうちに、なんか懐かしさがこみ上げて来ました。ぼくのタイとの始まりは?ぼくがタイに対する思いは?少し自問自答をしてしました。
 ここはぼくの旅物語を語るしかないでしょう。このたび物語は自分へ語る物語。もしもご拝聴できるようなら、皆さんもご一緒に。
 旅は人それぞれ。ストーリー、登場人物、場所、季節違うもの。皆さんのタイ感はいかがですか?

【第一話】
「初めての海外旅行」
 1995年当時のぼくは、ただがむしゃらでした。
 故郷を離れ、一人の生活。自分を見つめなおし、何が自分に欠けているのかを考え、ヒントを見つけていました。
 今までの自分は「ありがとう」と言っていただろうか。「ごめんなさい」と言っていただろうか。その前に挨拶をしていただろうか。いい社会人ながら、満足にそれをしていない自分に気がついたのは数年前でした。
 そんな自分に当時の同僚のI君が「タイに行かない?」と言って来ました。
「タイ?」
 ぼくにはまったく未知の世界。というのも、ぼくはまだ海外旅行の体験がなし。タイ? タイってなんだ?
 そこで本屋さんに入り、地球の歩き方「タイ」を購入、目を通してみる。ちんぷんかんぷん。どこから読んでいいかわからない。なんだバンコクって。タイってバンコク?
 翌日I君と相談する。彼もタイは初めて。
 I君は見た目自由人といったところか。間違いなくぼく以上にアジアに染まっていた。ぼくといえば、学生時代から欧米思考。まったくアジアの感覚がありません。
「そんなにタイがいいの?」とぼく。
「知らない。でも面白そう」
 そんなI君に同意するぼくも、なにかに感ずいていたのかもしれません。自分の一生に大きく影響することを。。。
 航空券はI君が手配。出発日は1995年8月8日。帰国は8月14日。全日空便。6泊。長いか、短いか。そんなことはわからず。パスポートに申請が順調に進み、当日、当然のこととなる成田空港に到着。
 キャップにサングラス。Tシャツは「MADE IN USE」の顔入りシャツ(当時の流行?)首からはアジアンショップで購入した小銭入れ。かばんは背負えるタイプ。
 今、ここに航空券の控えが。。。NH1903にて15:55出発、20:14バンコクドンムアン空港に到着。
 出た瞬間、蒸し暑かった。。。。なんだこれ。
 サングラスは曇る。ひとまず両替は済ませた。さてどうしよう。そう、滞在先は手配していなかった。
 もう一度時計を見る。21:00頃。。。
 I君を見る。「まかせるよ」の一言。
 そう、旅のプランはぼくまかせ。I君がぼくを旅に誘った理由が少し判明。。。ぼくは今一度ガイドブックを確認。
 「バスだ」
 そう言い、空港の外へ。一般車道に出、バスを待つ。
 そして来たカオサン方面行きの赤バスに乗り込む。
 初めての海外。初めての世界。
 こうしてぼくのタイの人生1日目が始まりました。


【第2話】
「バンコク初夜 カオサン通り」

 初めての海外。初めてのバンコク。初めての赤バス。
 でも味方がいたんでしょうか。問題なくカオサン通り界隈に到着。
 でもバスに乗っている最中は不安で一杯。
 なんだろう、この熱気は。なんだろう、あの赤い月は。
 バンコクに来て始めての強い印象はあの赤い月でした。なんて赤いんだ。
 赤という色はいろいろな感情をあらわす色と思いますが、そのころのぼくには判別ができない色でした。
 情熱?そんな感じじゃない。誘惑?違う。欲?違うと思う。
 もしかしたら、それすべてかも知れない。輝く赤い月をバスに乗りながら身を乗り出し追う自分がいました。
 バスの運転手さんが、ここだよ、と合図をしてくれる。
 覚えたての「コップンクァップ」をここで初めて使う。でも「コップーカー」みたいに中途半端だったみたい。
 バスは去る。で、ここはどこ?再度ガイドブックを開く。あぁあの通り?
 横断歩道を渡り、小路を歩き、カオサン通りにたどり着く。
 そんなに怪しいか? 今までの人生で比較すべきものがないのに、この怪しさわからない。
 通りの両側には、お土産屋とレストランみたいなのが連なっている。
 その通りを歩く。I君も同じように歩く。
 そして、適当に宿に訊いてみる。部屋が空いていた。2人部屋で100~200バーツの記憶が。
 受付の奥の階段を上る。その途中の広間には日本人らしい人が3人くらいたむろしている。
 軽く会釈をし、階段を上る。案内された部屋はべッドが2つあるだけ。部屋を区切る上の部分は空いている。
「これかぎかけても意味ないね」
 ぼくはI君にそう言う。
「でも持ってきたんだし。。」
 とI君は万能錠を荷物から出す。それを外のドアに掛け、外に出る。外はまだまだ賑やか。このパワーってなんだ。
ひとまず、来たほうとは反対の方へ。すると角には警察署が。怪しいカオサンのそばに警察署があるなんて場に合わないな、
と思いつつ、通りを歩く。
「なんか食べる?」
 I君が言う。ぼくは賛同。
 カオサン通りに戻ると焼き豚串が売ってあった。それを買う。一串5バーツ。
 おいしい。にんにくきいている。I君も同じ反応。
 ついでに果物屋からパイナップルを買う。「これサッホロ」果物屋のおじさんがそういいながら渡してくれる。
「札幌?」
「サッホロ」
 このとき誤解が生じる。なんだタイ語って日本語ぽい。覚えられるんじゃない?
 このプラス思考どうやって見につけたのか。今でも不思議。
 宿に戻り、I君と明日のことを相談。そう、この旅は期間の決まった内容のない旅。
 明日はアユタヤに行こう。
 そう決め、消灯。でも隣の部屋の音が気になる。それもわずか、もうこの頃どこでも寝れる技を見につけているぼくはすぐに寝ていたらしい。
カオサン通り(イメージ図)


【第3話】
「タイ2日目 アユタヤへ」 09/AUG/1995

 なんとなく喧騒に気がつき目を覚ます。日は昇っている。
 I君はまだ寝ている。今回わかった。彼は朝に弱い。
 上の隙間から隣がいるんだか、いないんだかはわからない。木窓からはしっかりと朝日が入っている。おなかは少しすいてきている。
 滞在先の名刺が今手元に。「DIOR」当時泊まった金額は100バーツ。うん、納得。100バーツの価値を実感。
 ぼくはしばしガイドブックと格闘を始める。
 バンコクはわかった。さて、どうする?
 そうこうするにI君が起きる。
「出る?」
「よっしゃ!」
 そうと決まったら膳は急げ。
 今回の部屋にはシャワーはない共同。かつ、シャワーからはお湯は出ない。それに気がついたのは、蛇口をひねった時。「ひゃっこい!!」「ぐわ!」どんどん言葉が出てくる。早く出なきゃ。髪はゆっくり洗えない。
 宿をチェックアウトし、昨晩決めたアユタヤ行きを決行。
 どうやって行こうか。
 I君は「まかせる」と言う。
 任せるといわれても、どうしようか。
 おなかは空いている。
「なんか食べたいね」
 そういいながら歩く。地図を見ながら歩く。バスは過ぎる。タクシーも過ぎる。当時はまだメーター制が少ないので「TAXI」とのみ書いているタクシー。そしてトゥクトゥクも。歩く歩く歩く。
 歩いてチャイナタウンにいた。
 なぜここまで歩く。チャイナタウンがおいしいそうだから?I君は今度は牛串を買っている。うまそう。
 昼前のチャイナタウン。静かだった。
 人はいる。でも売っているのは食材ばかり目立つ。なんか食べたいと思っても何を食べたら。
 まだ旅は2日目。そんなにバジェットはない。ここで贅沢はできない。うー。決局屋台に出ているものを少し食べる。
 気がつくと、まだちゃんとご飯食べてないじゃん。
 そして歩く。広い道路とその向こうに大きな建物。ファランポーン中央駅に着いた。そう、列車でアユタヤ行きを考えたぼくら。駅の構内。なんか日本にはない雰囲気。開放感があるというか、コロニアムというか。何より、ここから各方面に路線が延びているわけでアジアのスタート地点。
 ぼくらの旅はやっとスタート地点かもしれない。

アユタヤ その1(イメージ図)


【第4話】
「タイ2日目 アユタヤ到着」 09/AUG/1995

 ファランポーン駅構内にも屋台が出ていた。タイはどこにも屋台や行商の人がいるんだなと実感。
 列車に乗り込む前に水を1本買う。散々歩いたのでのどが渇く。思えばこのときはそんなにビール!ビール!っていっていなかったみたい。今は日々ビール!!です。ちなみにこの頃はまあまあ引き締まっていました。体重も55キロくらい。
 列車の旅は決して快適とはいえない。3等車に乗ったのだろうか、空いている席は木製で、長く座っているとお尻がいたくなる。ガイドブックには座布団持参とは紹介されていない。かといって、立ったままだと、確実に疲れる。
 車内に新聞紙を引いて座ったほうが、もしかしたら快適かも。
 途中の止まった駅を覗く。なんか民家みたい。タイの鉄道は派手ではない。
 ガタンゴトン。ガタガタ。
 でも旅になんと列車が似合うことか。このときの印象が翌日にも影響することになります。
 アユタヤに到着。
「ん?ここ?」
 声に出さず、心の中でつぶやく。「着いた」
 目標にしていたもの(ところ)に達したときは、なんとなくうれしい。子供の頃のラジオ体操の時につけてもらったシールに似ている。台紙につけられるシール。3日坊主のぼくはそのシールがためたことがないので、こういう実体験で達成すると素直にうれしい。
 I君はどう思っているんだ?ひょうひょうとしていてわからない。
 アユタヤの駅を降りる。そして、ガイドブックを確認。
「反対側みたい」とぼく。
「あっち?」
 一緒に降りた人たちが、同じ方向に向かっている。そちらに一緒についていく。その先には渡しボートが。
 これに乗る。一人1バーツ。自慢の小銭入れから1バーツを出す。I君も出す。会計は別。
 そしてパサック川を超え、アユタヤ「島」に上陸する。周囲は長屋の商店が連なっている。当然泊まるとこりは未定。
 ひとまず歩く。途中市場を通る。豚の顔がこちらを見ていた。向きは同じなのに通り過ぎても豚の目はこちらを見ているように感じた。こんなの見たことない。整理された通りにでる。デパートもある。ほほ。。。。
 再度ガイドブック。
 近場に向かうことに。そこだだめなら歩こう。
 意外と若い人が通りを歩いている。皆同じようなユニフォームを来ている。工場からの送迎バスが到着した後のようでした。
 通りを右に。しばらくいき左、すると「Old B.J Guest House」があった。
 おばさんに空いているか尋ねると、空いているとの回答。すでに夕方4時くらい。I君も同じ反応。
 ここに泊まることは素直に決まった。ここも100バーツだった。当時1円=2.6円。
 まだタイの価値観にマヒしていた。
 荷物を置く。意外と快適。前夜よりは作りはいい。でも当然部屋はべッドのみ。シャワーやトイレは共同。
 さてどうしよう。
 アユタヤ。世界遺産アユタヤ。歴史好きのぼくにはなんという舞台。
 I君はさほど歴史に興味はないようだったが、宿の入り口にあったものに関心があるみたい。
 宿にはレンタル自転車のほかにレンタルバイクが。そうI君は普段もバイクに乗っている。
「バイクで走る?」
 I君がぼくを見る。保護者のような視線を感じる。
 ぼくは生まれて初めてバイクに乗ることになってしまった。


アユタヤ その2


【第5話】
「タイ2日目 アユタヤで過ごす」 09/AUG/1995

 I君は迷わず「OLD B.J GUEST」からバイクを借りた。彼はやはりバイク好きなんだろうな。バイクを選ぶとき、エンジンをかけたときの顔は満面の笑みだった。
 一方のぼくは最悪だった。人生で初めて乗るバイク。別に運転するわけでなく、後ろに乗るわけなのに、怖いよ。ここは日本じゃない。タイ。外国。おまけにヘルメットはない。初めてスキーをするのにストックがない状態みたい。何かあったらどうするの?
 エンジンがかかる。ぼくは後ろに乗る。そして、舗装された道を走り出した。当時からすでに道は舗装されていた。観光都市の象徴を感じる。
 I君のバイクはヴィハーン・プラ・モンコン・ボビットに到着する。本堂の12メートルの仏様を見上げる。仏様は微笑んでいた。
 その後、王宮跡、ワット・プラシーサンペットを見る。
 ここで新事実が判明。
 今、当時の入場の際に購入したチケットがあります。その写真がプラナコーンキリ(ぺッチャブリー)なのは我慢するとして、まず日付が08-AUG。あれ?どこで間違えた。。。いや、間違えたのはチケットの方。やはり行ったのは09-AUG。かつ半券がちぎられていない。。。う、係員何やっていた?
 でもアユタヤの遺跡はすばらしかった。
 まずじかに見る。そしてカメラのフィルターを通して見る。そして撮り終わり、じかで見る。
 今がある。過去を想う。そして今に戻る。
 過去、生と死がこの場所で起きた。その現場に今自分がいる。自分はいったい何なのか?と考えてしまう。黙っては入られなかった。敷地に入り、塔の階段を上る。それをせざるを得なかった。なんでだろう。当時の人のように生きたかったのかもしれない。でもその瞬間は楽しかった。
 まだ遅い夕方ではなかった。日も出ている。
 I君の調子も良い。
 そこでアユタヤ島を離れることに。バイクは橋を超え、日本人村の方へ。
 そのころ地平線の向こうで雷が光った。
 I君はそれを見たのだろうか?バイクの後ろに乗っていたぼくは、思えばこんなに広い大地を見たことがあるのだろうか?あの雷の光は現実なのだろうか?と考えていた。



【第6話】
「タイ2日目 アユタヤで時の流れを感じる」 09/AUG/1995

 I君の運転するバイクはアユタヤ島を離れ、南下する。この先には日本人村があるはずだ。。。。
 あれ?ない。。。。今は管理されている日本人村は当時はそれほどでも。夕方近くになり
少し暗くなりかけていたのか、これ以上行ってもないだろうという距離まで走った。
 I君も同じことを感じていたようだ。バイクを止める。
「戻ろうか?」
I君が音をあげた。
 ぼくは同意した。その一番の理由が、地平線に光る雷だった。すごく不安がつのる。
 雷は刻々とこちらに近づいていたことをぼくは感じていた。時の流れともに、遠方から来る。
 空気も変化してきていた。
 風の流れも変わった。
 I君のバイクの速度は余り変わらない。
 少し取り残された感じがする。回りは時間の流れがあるのに、、、、
 そして、最初の雨が降った。
 タイに来て始めての雨だった。
 その雨は間をおかず激しく降り始める。瞬く間に服がぬれ始める。
 バイクが減速した。
「雨だ。どこかに」とぼく。
 でもI君の回答はまったく違う種類だった。
「バイクの調子がおかしい」
 ん?何言っているの?
 減速したバイクはバス停そばで止まった。そこは待合用に屋根がついている。
「何?バイクの調子おかしいの?」
「だめみたい」
 そして、雨が地面にたたきつけられる音が激しくなった。
 雷は頭上で光る。その直前一瞬目の前が輝く。その3秒後、雷が。
 なんと衝撃的な。なんと調和のある感覚。
 このときぼくはタイの雷が好きになった。
 もっと光れ。そして雨よ降れ。
 びしょぬれのぼくが言う言葉か
 でも雨の音を聞くうちにもう一人の自分が、「これは良い舞台じゃない」といっているみたい。
 まったくもってその間の取り方、空気の流れ、強弱、落ち度がなかった。
 雨は40分くらいで落ち着いた。初めてのマンゴーシャワーは人生観を代えさせてくれたみたい。
 一方、I君はもっと現実的だった。
「どうしようか」
 そう二人には取り残されたバイクふが一台。
 宿には距離がある。
 目の前には地平線がある。
 背後にはいにしえの産物、遺跡がある。
 路面はぬれている。
 風の向きが変わっている。 
 そして、、おなかも空き始めている。
 ここはどこ?なんともすばらしい舞台。

アユタヤ その4(イメージ図)


【第7話】
「タイ2日目 雨上がりのアユタヤ」 09/AUG/1995

 雨はやんだ。風も冷たさから熱気のある状態に戻りつつある。ぼくとI君はずぶぬれ。バイクは調子悪し。
 ここはどこ?言葉が通じない外国のさびしい一本道。
 I君が雨宿りをしていた場所の後ろにある民家を指差す。
「あそこ、バイクあるよね」
 確かに、バイクが2台ほどあった。まさか?
 こういう時のI君のアクションには拍手を送ります。彼は調子の悪いバイクをその民家に持って行き、家の人に見てもらった。この家の人が優しかった。思えばぼくらのタイ語能力なんてないと同じ。一応、ぼくのポケットには単語集があったけど、雨にぬれた単語集を読んでも、そう伝わらない。
 こういう時はジェスチャーに限る。身振り手振りで説明し、民家の人がちょちょっと見る。するとバイクの調子が戻ったらしい。ぼくにはバイクの仕組みはわからない。でもこんなに簡単に調子が戻るもの?
 このときぼくはこのシチュエーション、「ドラマだ!」とメモをしていた。確かに、ドラマだ。
 民家だと思っていたその家はバイク屋だったらしい。
 気をつけてみれば部品が色々転がっている。
 ぼくらはただで直してもらい、日本人を代表して元気良く「コップン・クン・クァップ」という。言葉は通じなくても気持ちは伝わったようだった。
 その直してもらったバイクでOld B.Jに戻る。
 背後に控えている夕日がなんとも怪しかった。あのぎらぎらはなんだろう。
 途中、New B.Jの前を通る。こちらも日本人が多そうだったが、正直雰囲気はOldの方に票を入れたい。宿に到着したが、宿の人にバイクのことを話すタイ語能力を知らないぼくらは、報告なしで一度部屋へ戻り着替える。宿の人はあら、ずぶぬれになって、、、と思っていたのでしょうね。あのね、貴方のところのバイクが原因ですよ。
 さて、夜ご飯何にしようか。振り返るとタイに来て2日目。すでにドラマを体験していたが、まだちゃんとご飯を食べていない。宿のチャーハンがおいしいとのことだけど、ここは街に出かけることに。
 街といっても、宿を出て、大通りの左に曲がり、デパートの中を見学。おっ映画館もある。。と思いつつ、何食べる?と男二人問答。結局デパートに隣接のタイスキに入る。もしかしたらMKかもしれない。
 初めて食べるちゃんとしたタイ料理はタイスキとなった。一緒に度胸ためしでタイサラダ(確か春雨のヤム)を頼むが辛かった。。。

 今、当時の写真を眺める。すでに両腕両脚は日に焼けている。タイの日差しが強いということが理解できる。
 雨が降ったあとの蒸し暑さも忘れがたい。
 部屋にはべッドが2つあったが、ぼくのべッドはタイ語の本やなんだかんだで散らかっているのに、I君のべッドは散らかっていない。これで、旅のプランニングが誰かわかる。I君はその場で判断する係りのようだった。
 この日はアユタヤに宿泊。
 古都アユタヤ。亡くなった方も多いのだろう。幽霊を見ないようにと願う。でもそれは心配無用。元来ぼくは幽霊を見ないタイプだったし、幽霊を見てもタイ人と思おうだけ。知らないタイ人なんでここにいるの?と思うかも知れないが、こういう時外国は心強いと思った。
 ここで1つ幽霊対策を見につけた。

アユタヤ その5(イメージ)



(続く)



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