健全な男女共同参画を考える!

健全な男女共同参画を考える!

男女共同参画基本法は根本から見直せ 4

男女共同参画基本法は根本から見直せ
―これでは家族の絆や地域再生など遠い夢だ―


別冊正論7月号、稲田朋美さんの論文から抜粋です

フェミニズム運動の司令塔 男女共同参画局

私も家庭裁判所の調停委員になるとき、研修を受けたが、「ジェンダーバイアス」による発言には気をつけるようにといわれた。
調停においてこの「ジェンダーバイアス」が言葉狩りお役目をしている。固定的役割分担にとらわれた発言をしてはいけないということなのだが、かなり調停委員は萎縮している。

お母さんの愛情の表現として、コミュニケーションの一方法として手作りのお弁当を作るというのは母親の自然な行動だし特権でもある。

家事は他人でも充分できる。食事の世話もお弁当作りも乳幼児の世話も全部お金さえ出せば他人が代わってくれる。
しかしそれを母親がすることまったく違う意味がある。赤ちゃんが母乳を飲んでいて、ふと途中で動作を止め、目を上げて母親と目と目が合う、その一瞬、なにものにも代え難い満ち足りた母と子の絆を感じたという経験をしたという人は多いと思う。
役割分担だとかジェンダーだとかを家庭に持ち込むのではなく、もっと自然体でいられないのかと調停委員をしていて思った。

「男女共同参画」といわれて反対する人はいない。しかしその美名に隠されたイデオロギー運動には敏感にならなくてはならない。

果たして「男女共同参画」なるものは、強大な国家権力と莫大な予算をつけて、推進すべき事柄なのかどうか、今一度考え直すときにきているのではないか。


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