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2007.01.24
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カテゴリ: この歌が好きだ!
CDはアナログに比べて大量生産しやすい?のか、CD時代に入るとアナログ時代に廃盤になっていたアルバム、マイナーで人気が無かったアルバムなども一度はどんどんとCD化されていたようだ。

しかし、やはりレコード会社も商売。一度はCD化するけども、売れ行きの悪いものはあっという間に廃盤になってしまう。そんな風にお蔵入りになったアルバムは星の数ほどだろう。

80年代にきら星の如く出現した女性シンガーソングライターも、そんな風に一旦CD化されながらも消えていった人たちは多い。
僕の好きな稲葉喜美子や豊島たづみもそうだ。
再度のCD化を望みたい。

そして、一度もCD化されていないミュージシャン、アルバムもある。
これは恐らくマイナーすぎる以外に原盤が無くなってデジタル化出来ないと言う問題も含んでいるのでは?と思っている。まあ、アナログ盤があればそこまらデジタルに直すと言う手はあると思うけど。

例えば、金子マリさんのアルバムは殆どCD化されているのに、バックスバニーをバックに従えたマリ&バックスバニーの同名ファーストアルバムは一度もCD化されていない。
このアルバムの1曲目の「あるとき」と言う歌は日本のロック史上に輝く名曲、名演奏、名歌唱だと思っているのだが。発売元のCBSソニーの怠慢か、それとも原盤が無いのか?


で、前置きが長くなったけど、同じようにCD化されていないミュージシャンに白季千加子が居る。この人の歌を始めて知ったのは、大学生の頃で、ラジオから流れるのを偶然聞いたのだと思うが記憶が曖昧ではっきりしない。ひょっとしたらジャケット買いしたのかも知れない。

始めて聞いたアルバムはこれだ。

白季千加子1

1曲目、「ケイへの手紙」の冒頭、ケイ~いつまでも、泣いてないで~と歌い出した彼女の声にノックアウトされてしまった。ちょいと憂いを含んだアルトの声。少しブルースっぽくフラットに裏返る高音域。凛とした清潔感のある声だ。

そして次に手に入れたのがこのアルバム。

白木千加子2

これはベスト盤になる。

今聞けば、多分可愛らしい、少女から大人へ変貌して行く女性の歌と聞こえると思うけど、当時は大人っぽくかっこいい女性の歌に聞こえたものだ。

彼女は数枚のアルバムを残して音楽シーンから消えた。
と、言うかあまり売れなかったので東京から故郷の青森に帰っていったと言う方が正確らしい。
作詞家の岡本おさみさんは、彼女のような歌手が売れないなんて、もう自分は詞を書くのを止めようかと思ったと、何かの本で読んだ。

最近、彼女の事をネットで検索してみると、少ないながらもいくつか情報が。
彼女は故郷の青森県弘前で結婚して引退したけど、また年に1-2回ぐらいのペースで独身時代から出演していたライブハウス蔓灯籠(まんどうろう)で歌っているらしい。当時と同じく裸足でステージに立っているそうだ。


こら!ポリドール!
早くCDを出せ!と言いたい。
そうせんと、ワシはアナログプレーヤーを買わなあかんようになるやんか!

白季さんについての情報があったらまた教えて欲しい。待っているよ。





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Last updated  2007.01.25 11:56:14
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