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昨日、息子の療育手帳の再判定の面接へ行ってきました。
以前から書いているけど、
ハタチ過ぎると、もう大きな成長とか見られなくなるので、
ハタチ過ぎてから、判定されたものが最後になり、
その結果とともに、そこからの人生を歩んでいくのです・・・
午後1時からだったので、
通所施設は早退させていただきました。
「どこ」へいくのか、
ある程度、見通しがつくように、
行き先を告げてあげたいけど、
なんせ、前回の判定面接は 4年前
(高1の時)。
病院でもないし、遊びに行くわけでもない。
「どこ」って場所の名前を言ってもわからないし、
「目的」を言っても、通じないし、
それでも苦し紛れに、
「めんせつ」って言葉を使ってみました(^_^;)
ああ、面接だなんて、わかりにくいよね。ごめんよ・・・
というわけで、
行くとすぐに、担当の方が案内してくださり、
面談室のような部屋へ通されて、始まりました。
その面接の担当の方が、
これまた、おっとりとしたおばちゃんで(笑)
話しているだけで、眠くなっちゃいそうな感じ(^_^;)
私が、生活適応度合いをチェックする用紙に記入している間、
かえでは、そのおっとりおばちゃんと、
発達テストみたいなのをやっていましたが、
その説明の仕方しだいで、
できるテストもできない状態が続いていました。
例えば、男の子の全身を描いた絵を見せて、
「足はどこですか?」
「髪はどれですか?」
などと聞いています。
かえで、自分の身体でなら、
顔の部位など答えられるけど、
イラストを見せられて、
その位置を指差すことはできない。
あと、
「おしっこがしたくなりました。どうしますか?」
「眠くなってきました。どうしますか?」
おしっこがしたくなれば、自分でトイレにだって行けるけど、
こうして、質問されても答えられない・・・
ほとんどのテストが、
ルールがわからずに撃沈・・って感じでした(;´Д`)
この子、全然わかっていない・・と思われたのか、
「ふ~~ん・・・これもダメかぁ」
とか、小さな声でため息まじりにも漏らしています。
で、最初はね、
どうせ、どう答えたって、
判定はA(重度)だし・・と思っていたけど、
どうせAなら、かえでの名誉のため(?)
少しでも「できる」ところを見せてやりたい!( ̄‥ ̄)=3 フン
なーんて思い始めて、
おっとりおばちゃんが質問したあと、
かえでがチンプンカンプンでいるところに、
ちょこっとだけ、違う聞き方をしてみせると、
かえで、すんなり答えられたり、図形を合わせたりしています( ̄ー ̄)
ほんとは、
普段の生活でもそうだけど、
自分で自分のことができないとダメ。
指示待ちではダメだってことはわかってる。
この面接だって、
面接官の決められた質問の仕方があって、
その質問で、ちゃんと意味がわかって答えられるかどうか、
そこが問われるのだと思う。
パズル系(幾何的なもの)や、
手先の器用さはピカイチなので、
それだけは、
「すごいね~~」
と、おばちゃんビックリでしたが(≧∇≦)
そんなわけで、
私がチェックした用紙と、
かえでの発達テストの様子を合わせて、
集計してきます・・と、
おばちゃんは一旦部屋を出ていきました。
少しして戻ってきたおばちゃんから、
集計結果をもとに、お話を聞きました。
前回の発達テストでは、
「測定不可能」で、
数字が出せなかったんだけど、
今回は、ちゃんと数字が出せました。
それだけ大きく成長しましたね^^
・・・とのこと。
集計すると、
「全体の発達レベルは、2~3歳くらいになりますね。」
(当然、判定はA)
そう。
もちろん、わかっている。わかっていた。
でも・・・
数字で表すためには、
こうして判定されるわけで、
あくまで、それは目安であり、
目に見えるもので表すとしたら、
「数字」しかないのである。
わかっていたけど、
やっぱり切なかった。
ハタチになる青年の息子に、
それも最後の判定だっていうのに、
「2~3歳のレベル」
って言われる気持ち。
それが仕事だから仕方がないし、
責めるつもりはないけど・・
最後の手帳の判定、
少しでも足掻いておいてよかった・・なんて思ったり(笑)
小さな小さな成長を積み重ねて20年。
(身体は大きくなったけど^_^;)
やっとここまで来れたんだし、
健康で元気に通所できることだけでも感謝だよな~
約1時間で終わって、それでもまだ14時。
今から帰るんじゃ、夜まで長いなあ。
買い物・・・ちょっとドライブがてら遠出しよう。
と、土砂降りの中、
少し走って、遠くのスーパーへ。
行く途中、
なんだか切なくて泣けてきた。
鼻の奥がツーンとしてきて、
涙がジワリと出てくる。
こういう時って、
鼻をかんでもいないのに、
どうして鼻が赤くなるんだろうね。
鼻を見ただけで、こいつ泣いてるな?
ってわかっちゃうよ( ̄▽ ̄;)
そんな私の表情を見ていたかえでが、
「めんせつ?」
と、顔色をうかがうように聞いてきた(^_^;)
「もう、面接は終わり。面接ないよ」
「めんせつない!」
「うん、もう面接はないね」
そう、
もう面接(療育手帳の)は、一生やらないんだよ。
日がかわって、今日は、
施設で、市営プールへ遊びにいくというイベントの日。
お昼ご飯は、外食になるので、
給食セット(歯みがきやコップ)が要らない。
前夜、
「明日はみんなでプールへ行くよ。
バスへ乗って行くよ。
給食はないよ。レストラン(外食のこと)だよ」
と告げておいた。
かえでも、
「プール。バス。レストラン」
と、何度も聞いてきて、楽しみにしているみたいだった。
で、今朝は、
私がうっかり忘れて、
給食のコップをテーブルに出していたら、
かえでが、
「きゅうしょくない。レストラン」
と言ってきた。
ちゃーんとわかっているんだよね。
2~3歳の子にはできないことだもんね^^
かえでは、立派なハタチなのさ(^_-)☆
20年生きてきた経験は、
ちゃんと積み重なっているんだよね