まっぺいの下町ラジオ

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K子とは、学園祭のスタッフとして知り合った。
メガネをかけていて、一見地味な感じなのだが、話してみると予想以上に華があって、きっとメガネを外したらかわいいんだろうなって勝手に想像したりしていた。


やがて、K子は学園祭の仕事をしていくうちに、同じスタッフだった僕の親友Nに恋をした。
しかも、偶然にも、彼女の幼稚園から高校までずっと一緒だった幼馴染のEも、同時にその彼に恋をしてしまった。


当時、僕も片思いながら恋をしている子がいたし、当然彼女たちから見れば僕は意中の彼の親友なわけだから、二人の相談に乗ったりしていた。


余談だが、当時Nは僕のもう一人の親友Tと一人の女性Mを争っていて、しかもその女性が選んだのは、何と僕ら3人の共通の後輩!
しかし、Wはまた僕らと仲がいい同級生とすでに付き合っていたため、Mを振る。
結局後輩と付き合えなかったMはNより一日だけ早く告白したTと付き合うことになるが、それも長くは続かず・・・・


こうやって振り返ると、随分と複雑なことをしていたのだと。
若さゆえか、高校時代という狭いカオスの中で生きていたからなのか。



話題休閑

K子とEの相談に乗るうちに、情が移ってしまったのか。ある日、K子から僕への想いを伝えられた時、僕にはもう迷いはなかった。


2人は恋におち、いつの間にか、すっかり彼女に夢中になってしまっている僕がいた。


1日の起きているのが約17時間だとして、そのうち飯を食ったり移動をしたりを省いた有効な時間が13時間。その中の10時間をも彼女について考えていたのではないか。



「今頃あいつ何しているんだろう」

「今度会う時はどんな事話そうか」

「どこに連れて行ったらあいつ喜ぶかな」

「オレ以外の誰かの事好きになって、どこかに行ってしまわないか」



当時、「君がオレを想うより、オレは君の事を想っている」って真剣に考えていたし、現に彼女にもそういって憚らなかった。




重く、頑なで、可憐で、そして痛い恋。


ずっと、永遠に続けばいいと思っていた二人の甘い時間は、そう長くは続かなかった。

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