高千穂の夜神楽(岩戸神楽)


みんな並ぶのだろうと思い、30分くらい前から行って会場が開くのを待ちました。
会場が開くとどんどん人が入ってきて、始まる前には人で埋め尽くされるほどの満員になりました。




高千穂地方に伝承されている神楽は、天照大神が天岩戸に隠れられた折に、岩戸の前でアマノウズメが調子おかしく踊ったのが始まりとされていて古来、高千穂地方では、先祖代々長い間この神楽を伝承してきているのだそうです。






神楽殿






毎年11月の末から翌年の2月にかけて、各村々で33番の夜神楽を実施して秋の実りに対する感謝と翌年の豊穣を祈願するものだといわれています。




その33番の中から代表的な4番を見ることが出来ました。





【1】手力雄の舞(28番)

天照大神が天岩戸にお隠れになったので、力の強い手力雄命が天の岩戸を探し出すため静かに音を聞いたり、考えたりする様子を表現してあります。







手力雄の舞








【2】ウズメの舞(29番)

天の岩戸の所在がはっきりしたので、岩戸の前で面白かしく舞い、天照を岩戸より誘い出そうとする舞です。






うずめの舞







【3】戸取りの舞(30番)

天の岩戸も岩戸の戸も所在がはっきりしたので、手力雄命が岩戸を取り除いて、天照大神を迎えだす舞で、勇壮で力強く舞う舞であります。



手力雄命が天岩戸を押しあけ、ほおり投げたのでその岩戸は長野県の戸隠まで飛んで行ったのだそうです。




戸取りの舞






【4】御神体の舞(16番)




一名国生みの舞と申しますが、イザナギ・イザナミの二神が酒を作ってお互いに仲良く飲んで、抱擁しあい、極めて夫婦円満を象徴している舞です。



御神体の舞



最後の御神体の舞は、本当に楽しく面白く会場全体が何度も大笑いに包まれました。


最後の御神体の舞があんまりおもしろくて、最初の三つを忘れないでくださいねといわれましたがそれは、難しいことだと思いました。



内容はちょっと詳しく書きにくいのですが本当に愉快なのです。
興味をもたれた方は是非、御自分の目で見て大笑いしてほしいと思います。



次回は、高千穂町のいくつかの神社のお話です。
良かったら是非、読んでくださいね。

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