迷鴎亭 ★BAKERY FESTE★

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虫日記2007

虫日記2007

5月2日
暖かくなって、虫たちが活発に動いている。
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ベランダに来たアゲハ。春型で小さい。この世代が卵を産んで、そこから夏型のアゲハが育つ。

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ちょっと変わった模様のテントウムシだが、ナミテントウだと思う。

5月5日
夜、いきなり虫が飛んできてパソコンのキーボードに着地した。飛ぶ虫(ハエやハチ)だとしたらかなりの大きさなのでびっくりしたが、止まってみたら甲虫だった。

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べつにうちのパソコンのメーカーを宣伝するのが目的ではありません・・。
最初、コメツキムシに似てると思った。ちょっと幅が広くてつやがないけど。体長16mmぐらい。
コメツキムシなら、逆さに置いたらパチンと跳び上がるだろうと思って、ひっくりかえしてみた。そうしたら、脚を縮めてまるで死んだふりをしてるみたいで、跳ぶどころかぴくりとも動かない。コメツキムシじゃないのかと思って見ていたら、1分ぐらいしてやっと脚を伸ばし始めた。でも、起き上がれない様子。なんかどんくさい虫だ。

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しかし、やっぱりコメツキムシだったのだ。
正確には、コメツキムシ科の「サビキコリ」という虫。ぱちんと跳び上がらないコメツキムシの仲間もいるんだな。

しかし、似たような形の昆虫はたくさんいる。サビキコリだという100%の自信はない。80%ぐらいはあるんだけどね・・・。

5月8日
今年初めてアゲハのアオムシを見た。
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よく太っている。もう2、3日で蛹化体勢になるだろう。
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5月10日
前にも言ったけど、小型の爬虫類もヒメにとっては虫である。
庭に生息していることはわかっているが、なかなか出会えないカナヘビ君。
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花の写真を撮っていたときに見つけた。マンホールの蓋の上にいる。カメラとの距離は30cmぐらい。もちろんこちらに気づいている。このあと私がちょっと動いたら、ちょろっと草むらに逃げ込んでしまった。

6月26日
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テントウムシの幼虫。キアゲハが毎日せっせと産卵していたが、こういう子やクサカゲロウの幼虫らしき子たちがたくさんいたので、1齢幼虫はかなり食べられてしまったと思う。まあ自然の摂理だね。あんなに卵を産みつけられて、全部育ったらたいへんなことになるから。

7月5日
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カナブンという種名のカナブン。こういう形状の虫は多いので、よくわからないと適当にコガネムシとかカナブンとか呼んでいるが、コガネムシとカナブンもれっきとした種名である。(余談だが「トカゲ」という種名のトカゲもいる。)
珍しい虫ではないが、妙に大きかったので撮影した。図鑑には22~30mmとあるが、30mm以上あった。でもカナブンだと思う。

7月15日
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ぱっと見にモンキアゲハかと思ったが違うようだ。ベランダから庭にいるのをズームで撮ったので不鮮明だが、後ろ羽に突起がなければナガサキアゲハだ。もともと南方の蝶で、北上中だそうだ。東海地方にはふつうにいるらしいが、この近所では珍しい。
幼虫はミカン科の葉を食べるそうだから、うちに産卵してくれるといいのに。成虫も大きいが幼虫も雄大だという。憧れ。

(このあとまもなく、ナガサキアゲハの幼虫を育てることになる。)

8月25日
708-25-003.jpg.ベランダにツマグロヒョウモンが来た。メスである。
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ツマグロヒョウモンはよく来る。秋にはうじゃうじゃいる。パンジーを植えておくと卵を産んでいく。幼虫で越冬するそうだ。

9月3日
709-3-001.jpg.庭のネズミモチにシモフリスズメの幼虫(終齢)がいた。10cmぐらいある。

709-3-002.jpg.あと2匹いた。
シモフリスズメは飼ったこともある。大きくなるので、飼っていて楽しいのだが、なぜかアゲハを飼うほど楽しくはない。やることは同じなのだが・・・。
成虫は黒っぽく地味だが、よく見るとおしゃれである。
9-15shimo3.jpg.小さい画像しかないけど・・・2004年にうちのアパートの階段にいたやつを捕獲して撮影。

9月6日
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夏にキアゲハの幼虫を食べていた個体だと思われる。無事生きていたのだ。翅のある立派な成虫になった。うちの子たちをあんなに食ってくれたんだから、無事大きくならなかったら怒るよ(笑)。
709-6-001.jpg.ハラビロカマキリという種である。
翅に白い点があるのが特徴。

9月29日
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セスジスズメの幼虫が、道路を歩いていた。右が頭。お尻にトゲがあるのはスズメガの仲間の特徴。
この時期、あちこちで歩いているのを見かけた。蛹化する場所(土にもぐる)へ移動しているのだ。植物を食べていたのだから、その根本の土にもぐればいいと思うのだが、なぜかコンクリートやアスファルトの上を移動するやつがいるのだ。そうしたいのならしかたないが、車に気をつけろよ・・・。

10月8日
710-8-001.jpg.シモフリスズメ。
コムラサキシキブを食べていた。シモフリスズメは食草の種類が多い。大きさの違う個体が少なくとも3匹はいた。これは最大級に育った終齢幼虫。

11月13日
チビヤモリをつかまえた。
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気温が低くて動きが鈍いのに加えて、これはまだ子供だから経験が浅いので、追い詰めると簡単につかまる。

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カナヘビもそうだが、つかまえてしまうと手の上でじっとしている。暖かいからだろう(笑)。
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