Maro's Poetic World

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コボのアトピー記録



アトピーって何なのでしょう。
人間に、今のままじゃいけないということを知らせる、神様からの警告かもしれません。私自身は、子供の時、小児喘息で、それを治すために空気の良いところに引越しをして、喘息が良くなったと思ったら、今度はアトピー性皮膚炎にかかりました。その頃は、アトピーという言葉があまり一般的でなかったので、「湿疹」とか「ぶつぶつ」とか言ってましたけど。

色んな病院へ行き、色んな薬を試し、「年頃になれば治るよ」と言われたけど、18歳になっても治らず、「18って”年頃”と違うんかな?」なんて・・・
結局、母が高血圧の為、漢方薬を処方してもらっていた薬局で、私も漢方薬を出してもらって、飲み薬と塗り薬とを丸1年くらい続け、少しずつ良くなっていったのです。

でも、アトピーとの戦いは、これで終わりではなかったのです。
2番目に生まれてきた子供が中程度のアトピーと診断されたのです。最初は顔、その後手足、そして、全身と、湿疹が出てきたのです。しかも、この子は、喘息まで出てきてしまっているのです。アレルギーの検査をすれば、ほとんどの項目で陽性反応。最悪でした。
今、この子も、漢方薬を飲んでいます。でも、漢方薬は、すぐに効き目が出てくるものではありません。長く根気強く苦い薬を飲みつづけなければなりません。かわいそうです。私のせいでもあるのです。

でも、次男のアトピーのおかげで、良いこともありました。
それは、生活の見なおしです。食べるものに特に、気を遣うようになりました。外食を避け、添加物や、農薬を避け、なるべく手作りのものを与える。それから、洗剤は、合成ではなく、石鹸を使う。そのことによって、私自身の手あれも治まってきたのです。
アトピーの原因となるものを一つずつ取り除いていくと、最終的には、昔の日本の生活に行きつくのです。私は、そこまでは到底行きついていませんが(多分、努力しても無理でしょう)。

人間が、便利さだけを追い求めて、昔の良い習慣を捨て、自然を壊し、汚しつづけている今の生活に、警鐘を与えてくれているのが、「アトピー」なんだと思います。全てのことに、神様の計画があるのですね。子供のおかげで、そのことに気付かされました。まだまだ、アトピーとの戦いは続きそうですが、焦らず、無理をせず、神様からの声に、耳を傾けながら、付き合っていこうと思っています。

<その後>

現在、次男のアトピーは、食物によるアレルギーがおさまり、スギ花粉やハウスダストによるアレルギーが酷くなっています。春先から5~6月頃まで、湿疹が悪化して、とてもかわいそうな状態になります。夏場から冬場にかけては、嘘のように綺麗になるんですが・・・
長男も、軽度のアトピー性皮膚炎とアレルギー性鼻炎があります。

                                <終>


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