折れず曲がらず良く斬れる

折れず曲がらず良く斬れる

2008.09.24
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 4月25日、越前国の朝倉義景領に侵攻した織田徳川連合軍は、同日の手筒山城を皮切りに敦賀郡の朝倉氏側の城に攻撃をかけ、翌26日には金ヶ崎城の朝倉景恒を下す。これに対し、朝倉軍は敦賀郡を半ば放棄するように戦線が狭く防御に向いた地形である木ノ芽峠一帯を強化し、防衛体制を整える。これには、敦賀郡の郡司で一門衆筆頭であった朝倉景恒と、本家である朝倉義景や、同じ一門衆である朝倉景鏡・朝倉景健らとの序列争いが背景にあり、景恒への援軍を故意に遅らせたとする説もある。

 このように当初は織田方が優勢に合戦を進めていたが、信長の義弟である盟友北近江国の浅井長政が突然裏切り、織田・徳川軍は越前と北近江からの挟撃という危機にみまわれた。織田軍が長政の裏切りを察知した理由については、近江・若狭方面の外交・諜報を行っていた松永久秀が浅井方の不審な動きに気づいて通報したと朝倉記には記載があるが、信憑性に疑問が持たれており実際には不明。お市の方が、両端を紐で結んだ小豆袋を信長に送り長政の裏切りを知らせたと言う逸話が知られているが、俗説のようである。

 通説ではこの時殿軍に自ら名乗りをあげたのが、木下秀吉(後の豊臣秀吉)であったと言われている。しかし、実際は殿軍に摂津守護の池田勝正がいたため、秀吉が殿軍の大将だったとは考えにくい。勝正は信長の家臣団を率いても問題のない人物であるため、機動力の高い織田家馬廻衆に二匹両旗など朝倉軍に奪われた場合に将軍家の権威が失墜するおそれのあるものを持たせて逃がし、本隊を池田勝正が率いて撤退戦を行ったとみられている。

 織田信長が撤退した後の織田諸将の行動は非常に統率のとれたものであり、朝倉軍につけいる隙を与えず撤退時の被害を最小限に食い止めた。

金ケ崎の退き陣オールスターキャスト

P9140401 金ケ崎の退き陣キャスト.JPG

金ケ崎宮拝殿

P9140391 金ケ崎神社.JPG

 延元元年(1336年)5月、九州で再挙した足利尊氏が京都に攻め寄せると、後醍醐天皇はこれを比叡山に避けられたが、同年10月に至って一旦尊氏の請を容れられ、京都に還幸されることになり、その際天皇は別に新田義貞(にったよしさだ)に命じ、尊良親王・恒良親王を奉じて北陸道の鎮撫、官軍再興のために下向せしめられた。

 新田義貞一行は雪中の木の芽峠を越えて敦賀(つるが)に着き、氣比神宮(けひじんぐう)の大宮司氣比氏治に迎えられその居城、金ヶ崎城に入った。一方足利尊氏は高師泰(こうのもろやす)を総大将として兵六万余もって陸海より金ヶ崎城を攻撃、延元2年正月、杣山城(そまやまじょう)の瓜生保、里見時成等兵五千余も金ヶ崎の急を救わんとしたが、迎撃に遭い、保、時成等戦死、3月6日遂に落城、尊良親王は新田義顕(新田義貞嫡子)以下将士三百余人と共に亡くなられた。尊良親王御年27歳、義顕18歳であったと伝えられる。

 恒良親王は、氣比氏治が子息斎晴によって脱出されたが、後に捕らえられて京都に幽閉され、延元3年4月13日毒薬を盛られて亡くなられた。御年15歳であったという。



 昭和57年本殿等の破損著しく改築、桧皮葺の本殿、瓦葺の拝殿等が銅版葺に改められ、現在に至る。

P9140393 金ケ崎城.JPG

 両端を紐で結んだ 小豆袋 の形のユニークなお守りが困難に勝つと受験生に特に人気だそうで私もひとつお土産に買いました。







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最終更新日  2008.09.24 21:03:07
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Re:金ケ崎の退き口で有名な金ケ崎城址と金崎宮(09/24)  
saltyfish  さん
あの小豆袋は俗説でしたか。ドラマに最高に面白い話ですよね。殿の話も、新知見でした。 (2008.09.24 19:47:07)

Re[1]:金ケ崎の退き口で有名な金ケ崎城址と金崎宮(09/24)  
masterhiro  さん
saltyfishさん
>あの小豆袋は俗説でしたか。ドラマに最高に面白い話ですよね。殿の話も、新知見でした。
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江戸時代あたりで誰かが考えたシナリオでしょうか?

 小豆袋の話はちょっと出来すぎですね。
(2008.09.26 17:28:28)

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