世界の中心で格闘技を叫ぶ

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カポエラを極めたい!

カポエラとは
 カポエラ(Capoeira)は、もともと武器を持たない奴隷階級の、素手による攻撃・護身術としてうまれた。格闘技とダンスをまぜたカポエラのスタイルは、とてもかっこいい。

 奴隷たちが格闘技の練習をしている事が農園主にばれると殺されてしまうため、ダンスに見せかけた格闘技として発達してきたという特異な歴史を持つ。ブラジル生まれだが、ストリートダンスとして現在世界中で人気が高まっている。カポエラは400年以上にわたり、秘かに伝えられてきた。そして1930年代になりやっと陽の目をみたのだった。

 弦楽器ビリンバウの旋律に合わせた動きと、目にも止まらぬスピードの足技、バック転や側転、旋風脚など汗で黒光りする黒人たちの惚れほれするような動きは、とてもエキサイティングだ。しかし奴隷制度下では反抗の手段とみなされ、この演技はたびたび禁止された。リズミカルな音楽の伴奏をつけたり、踊りの様に見せかけて、続けられてきたのである。

 カポエラにはゆっくりとした動きで行う様式的な「アンゴラ(Angola アフリカのアンゴラのカポエラ、の意)」と、素早い動きを連続して行う派手な「ヘジョナル(Regional 地域のカポエラ、の意)」のふたつの流派がある。






二大流派

 カポエラ・ヘジォナウ・ジャポンのぺージを定本にしています


アンゴラ  創始者=メストゥレ・パスチーニャ(Mestre Pastinha)
 アンゴラは比較的ゆっくりとしたテンポで動き、アフリカの土着格闘技に近い形のものを継承。儀式的な雰囲気が強い。逆立ちなど頭を低くする動作や手を地面につけて行う動作、動物の動きからヒントを得た動作が多いのも特徴である。
 実際に闘う場合は相手を牽制しつつ隙をついて一気に接近し、鋭い蹴りを放ったり足をからませて倒すといった攻撃をする。騙しあい、ふざけあいの遊戯的要素もつよい。

公式URL

ヘジォナウ  創始者=メストゥレ・ビンバ(Mestre Bimba)
 アンゴラに比べて動きのテンポが速く、華麗な蹴り技とアクロバティックな動作が多いのが特徴。メストゥレ・ヴェフメーリョ27、メストゥレ・バンバらをはじめとする後の継承者達の手により、空手、サバット、テコンドーなどカポエラ以外の格闘技や体操やダンスからたくさんの技が取り入れられ、高度に体系化された。
 実際、メストゥレ・ビンバのカポエラを撮影したフィルムがあるらしいが、その動きは現在のものに比べるとシンプルなものだという。
 現在、ショーやスポーツとして一般的に定着しているカポエラは、ヘジォナウの方である。できた順番も、ヘジォナウの方がはやい。

公式URL



主な用語

Roda
 カポエラの現場はまるで宴をしているようにに見える。集まってカポエラすることホーダ(Roda:集い)という。ホーダでは、ビリンバウ(berimbau)、タンバリン(pandeiro)、アゴゴ(agogo:アフリカのべル)、コンガ(atabaque)といったパーカッションで音楽が演奏される。ビリンバウは木、ひょうたん、ピアノ線で作られており、三味線のような乾いた音がする。マリの楽器「シュケル」とそっくりな籐で編んだカゴ、カシシー(caxixi)をシャカシャカ言わせながら演奏する。

Jogo
 カポエラのプレイヤー(2人組)は音楽にあわせ、地面に近いひくい体勢で流れるようにゲーム(組み手)を行う。これをショーゴ(JOGO:組み手、試合)という。ショーゴでは、プレイヤーは自らを左右にゆらずジンガ(ginga)という基本ステッブに、変化のはやいリズムで遊びや攻撃されやすい態勢をつけたり、相手をかわしながら敗北に追いやる。ただし、勝敗は明らかにされない。
 カポエラ・アンゴラのショーゴの開始と終了はビリンバウの音で知らされる。又、試合のスタイルやスピードはこの演奏で決まる。


伴奏はカモフラージュのため、は本当か
 1888年の奴隷制度廃止後も、カポエラは違法とされていた。それどころか黒人たちは、夜中に外を出るさえも禁止されていた。

 カポエィリスタ(カポエラ使い)たちはいう。逆立ちを多用したり、必要以上にアクロバティックな動きや伴奏はカポエラをダンスに見せ掛けるためにうまれたのだと。たとえばビリンバウ。警官の目が届かない時はカポエラのリズムを、見まわりの警官等が現れたときは即座にサンバのリズム(カバラリーア)に切り替えて演奏したという。

 しかし黒人達の格闘技をひろく見渡したとき、筆者はどうも「違うのでは」と考えるにいたった。なぜならアフリカのセネガル相撲やマルティニク島の「ラジア」でもやはり楽器の演奏が欠かせないものになっているからだ。セネガル相撲ではジンベ(Jimbe)やサバール(Sabar)が、ラジアではグロ・カ(Gros ka/Gwo ka)という太鼓がつかわれる。特にセネガル相撲では30分から1時間にもおよぶドラム合戦や選手のダンスやパフォーマンスの末、やっと勝負が始まるのだが、試合は2~3分で決まってしまうという。試合中ずっと太鼓が演奏され、試合の流れに応じてリズムが次々変化していくところなど、カポエラと実に良く似ている。

 おそらく楽器の演奏ははじめからカポエラとセットだったに違いない。警官があらわれた時に云々、という言い伝えももちろん正しいのだろう。しかしカムフラージュのために変化したのはアクロバティックな動きの方だけなのではないか。(勝敗をつけない、というカポエラのあり方も、もしかしたらカムフラージュの為だったかも)

 いずれにせよ、真実は闇の中である。
 カポエラが合法となるのは、奴隷制度廃止から実に半世紀近く後、1937年。ヴァルガス大統領の時代のことである。



pic:www.psg.com/~walter/ capoeira.jpg
カポエラを体験する
1バイーアで
 カポエラの実演は、メルカド・モテーロ裏のステージでほとんど毎日(10:00-14:00)見ることができるが、土曜がいちばん見物人も多く、活気がある。

ほかには、下記の道場(ヘジォナウの総本山)でも見学できる。
Academia de Meste Bimba
R.Francisco Muniz Barreto 1。Andar Pelourinho 月~金曜 9:00-12:00、15:00-21: 00


2東京圏で
Capoeira Angola(横浜)
Capoeira Angola Centerの日本版。
入会金\5,OOO(Tシャツ込み) 
1クラス\1,500 ビジター\2.O00(または月謝\10,OOO)
教室では基本の動作・演奏・合奏・ショーゴなどを学べる。
毎週月曜日横浜のJR根岸駅徒歩1分 スタジオ Step JOY 20:15-22:OO

URL
jerjef 

Capoeira Regional Japa~o
(Associaca~o de Capoeira Mestre Bimba Tokyo Japa~o)
カポエラ ヘジョナウ ジャパォン(東京)

カポエラの技を動画で見たり、ビリンバウの演奏を聴いたりできる。

カポエラの教室は爆発的に増加している。詳しくは下記リンクを参照してください。

リンク
ABC de カポエィラ ド ジャパォン 東京の「グルーポ・テンポ」が主催するサイト。全国のカポエラ団体を網羅した総合情報的サイト。
http://capoeira.room.ne.jp/

カポエラ入門 名古屋で活動するカポエイラ・ヴァジアソンの団体。カポエラの歴史などに関する非常に詳しい解説あり。リンクも充実している。
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/9701/index.html


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