
そして、北埼玉地域で親しまれている「すみつかれ」
中身はほとんど同じなのに、栃木県のほうが有名です。
具材は、鬼おろしでおろした大根と炒り大豆。
地域によっては人参や酒粕、鮭――鮭の頭を使うところもあるそうです。
味付けは土地ごとに違うようで、正直よく分からない(笑)
私の住むあたりの「すみつかれ」はもっとシンプルで、鮭は入りません。
実は、ここに来るまで食べたことがありませんでした。
もちろん、自分で作ったこともない。
でも、子どもたちは学校給食で郷土食として食べていたそうで、
「え、知らないの?」と言われたことがあります。
10年以上前のこと。
近所のおばあちゃんに「うちのすみつかれ、食べてみない?」と声をかけられ、初めて食べました。
具材は大根と大豆だけの、とても素朴でやさしい味。
昨日、スーパーで久しぶりに見かけて、なんだか懐かしくなり、思わず手に取りました。
本来は、2月の初午の日に、節分の残りの炒り大豆で作る冬の料理。
地域によっては「しみつかれ」と呼ばれることもあります。
桜の便りが聞こえ始める3月、冬もそろそろ終わり。
もう会えなくなってしまった“あのおばあちゃん”の優しい笑顔がふっと浮かびました。
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