日々云々。

日々云々。

まねかねざる客


「うん?何?」
ちょっとした沈黙、じっと顔を見つめられ
徐々に顔が近づいてきて、あたしはそっと目をつぶった

くいっと大きな手であごを持ち上げられたとき・・・
『ピンポーン』
インターホンの音が虚しく鳴り響いたのだった

何かに弾かれたように身体をハッと離すと
玄関へと歩いていって穴から来客を確める
ドアのロックを解き、チェーンを外すと後輩が立っていた

「あれ~、まゆさん来てたんだ」
あたしは機嫌の悪い顔をしてるのにこいつは気付きもしない

彼は後輩に尋ねる
「何の用だ?」
「あ、先輩聞いてくださいよ~」
後輩はあたしの存在なんかお構いもなしに入ってきたと思ったらどかっと座り込む

苦笑いをしながらあたしを見る彼・・・
あ~あ、せっかくいいムードだったのにぃ
おあずけかぁ
ふん、あとでいっぱい甘えてやる!!

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