日々云々。

日々云々。

手を繋ぐ


なかなか手を差し伸べてはくれなかったよね
あたしからだなんてできるわけないのに
そう、だから食事してちょっぴりお酒も入ったあの日
気持ちがほわーんとなって走り出したあたしを捕まえたあの手は
紛れもなくあなたの大きな手だった
その大きな手で繋がれてあたしは歩いた

あなたに合わせようと必死で考えた慣れないヒール
おぼつかない足取り・・・
今考えると笑っちゃうよね
終電を気にしてしきりに時計を見るあなたがもどかしくて
時計を取り上げてあたしのバックにしまった
どれもこれもあたしがコドモだからやっただけのこと




・・・そんな数年前の出来事を思い出したのは
手を繋いで寝てたから?
あたしたち、あれからずっと一緒にいるんだね

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