日々云々。

日々云々。

再会



12年ぶりに逢ったあの人。
再会したのは去年の初夏。
12年という歳月の中で「好きだ」何てこれぽっちも想ってなかったし
ましてや忘れていた存在だった。

久しぶりに逢ったその人は
12年前と何ら変わらない風貌であたしの前に突然現れた。
しかも偶然。

偶然とは奇妙なもので
必然という恋が芽生えたのは真夏のこと。
彼はあの頃とちっとも変わっていないはずなのに
彼と再会して変わったのはあたしの心。
あたしの気持ち。
あたしの中に芽生えた小さな恋心。



『再会』
それは小さな偶然。
あたしに落ちてきたものは大きな必然。




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