市場へ行こう!




でんぱさーる


食べるのも料理も好きなので、常日頃から食料品売り場やスーパー、食材店を
徘徊するクセがある。料理関係の本もかなり集めている。私が好きなのはただ
料理のレシピが書いてあるだけではなく、写真も綺麗でちょっとしたエッセイ
や文章がついている物だ。私が子供の頃、日本の出版会社が出している料理本
は写真も冴えてなかったしちょっとダサかった。子供の頃から神田神保町界隈
をうろうろしていた私にとって、写真も綺麗で装丁も美しい洋書の料理本は、
高価で手の届かない、憧れの品だった。最近は日本の料理本もこれに追いつき、
とても美しい物になった。嬉しい限りである(*^-^*)

それに伴い、知る事の出来る料理のジャンルも広がり、世界各地の、とても一生
のうちに行けそうもない国や地方の料理についても出来るようになった。
私の旅の準備は、次に行く国の食べ物について調べる事から始まる(^-^;
最近のガイドブックには必ず、その国や地方の料理が写真付きで紹介してある。
とりあえず最初にそれをチェック。そして目が止まった料理についてとことん調
べる。どんな所で食べれるか?現地では何という名前か?発音は?等々。
現地物志向が強いので、興味を持つ食べ物は観光客目当てのお店で食べるよりも
屋台や市場に売っている、という事が多い。食料品売り場が大好きなくらいで、
市場や屋台街に突入するのも大好き!そんな私でも、はじめからそういう場所に
抵抗なく行けた訳ではない(^-^;;

最初に「あ~市場って楽しいかも!」と思ったのは海外ではなく、実は大阪で
だった。始めて自分の稼いだお金で行った始めての本格的な旅行で、大阪の鶴橋
駅の近くにあるコリアン市場へ行った。同行の友人2人の目的は、その頃一世を
風靡していた『ブラック・レイン』という映画に出てくる、大阪の入り組んだ
路地を探す事。で、この鶴橋辺りじゃないか、という事で連れてこられた。
複雑に入り組んだ細い路地の両脇には、当時まだ馴染みが薄かったキムチ屋や、
いろいろな部位の肉を売っている店、色鮮やかな布地を並べたチマチョゴリを作
る店。見た事もないようなお菓子を扱っている店の軒先では、盥でもやし?が育
てられ、知らない言葉が行き交っている。日本なのに日本じゃない、その雑然と
した雰囲気に、すっかり魅入られてしまった。この旅では他にも黒門市場やら何
やらにも行って、行く先々で全く違った傾向を見せる「市場」の魅力にハマッて
しまったのだ。
その後、築地の中央卸売市場、金沢市内の近江町市場、鳥取の米子の水産物即売
所、京都の錦市場等々、市場徘徊がヤミツキになり、旅先では必ず市場に行く様
になり、そこで各地の珍しいモノ、特産品とたくさん出会った。

海外ではじめて行った市場はどこだったろう。。?多分、プーケット島のパトン
ビーチから少し引っ込んだ、幹線道路沿いにある屋台街の脇の小さな市場だった
と思う。そこで初めて山積になって売っているマンゴスチンを発見し、1kg単位
で買え、というおばちゃんと攻防戦の末、ちょっとだけ損をして数個分けてもら
った記憶がある。その時食べたマンゴスチンは、日本で食べる冷凍物とは明らか
に別物で、めちゃめちゃ美味しかった(*^O^*)

今まで行く機会が多かったのはバリ島のウブドの市場や香港の小さな裏路地にあ
る市場通り。一回しか行ってないけどインパクトが強かったのはプーケット島の
中心地、プーケットタウンの市場。なんとここでは、大きな象が人間と荷物を運
んでいた。見世物ではなく、本当に働く象さんが、市場横の道をのっしのっしと
歩いて行くのを、何頭か見た。うわ~すげ~~!とただただ見惚れた(^-^;
あとはバンコク市内の市場。とってもローカルなこの市場の片隅にはなんと!!
昆虫コーナーがあった(@。@)~~ タガメ(しかもでっかい!)やごっき~みたい
な色艶(でもあの触覚はない)の甲虫、とっても怪しいカブトムシの幼虫のような
虫や何かの蛹。。。しかも茹でてたりして、しかも試食させてくれようとする!
気絶寸前で退避(T.T) 
香港・台湾辺りの市場でも、ゲテモノ系の物には巡り会える。漢方薬の原料だっ
たり、薬膳料理の材料だったり。。むむむ!なモノに出会う率高し(-"-;
そういう特殊な物を売っているエリアは独特な雰囲気があるので、予感に従って
回避する事も出来る。すごい臭いがしたり、怪しいモノが吊るしてあったりした
ら近づかなければいいのだ(*o*)」

こういう、アジアンな雑然とした市場と、整然とした欧米の国の市場は雰囲気を
全く異にする。ヨーロッパやアメリカにはほとんど行った事がないのであまり
知った口は利けないのだが、少なくともオーストラリアやイギリス、バンクーバ
ーの市場は、じっとりと湿り気の多い少し暗めなアジアの市場と違い、からっと
明るい感じがして、市場に行く事に抵抗感がある人でも楽しめそう(^-^)
オーストラリアでは20日間、レンタカーを借りて旅して旅していたので、市場
やスーパーにはよく行った。とにかく何もかもがものスゴイ量だったのを記憶
している。だって肉のパックがkg単位なんだもの(^。^; どか~ん!って感じ。
牛乳やチーズやヨーグルト等の乳製品が特に美味だった。
ニューカレドニアの本島にある市場は、流石におフランスの香り(^-^; 
マルシェの中にあるカフェでは、大振りのご飯茶碗(どんぶり?)くらいある器
に入ったカフェ・オ・レと、丸ごとの焼きたてバゲットにチーズやハムを挟んだ
シンプルなバゲットサンドがいただける。これは値段も手頃で美味!(^○^)
お惣菜コーナーに春巻やら中華まんみたいなのもあって、キッシュもあって、
こういうのを買って街中の公園や山の上の植物園に行って食べるのも楽し。

市場は普通、扱っているモノによってエリア分けされているので、生鮮なら生鮮、
乾物なら乾物、香辛料やらお土産やら、まずは一周してみれば欲しい物が売って
いる辺りがどこなのか分かる。客引きがすごかったりもするので注意は必要だけ
どね(^-^; あと、自分の荷物には気を配っていた方がいい。スリもいたりする。
じ~~っと見てるといろいろ試食させてくれたり説明してくれたり、目が合うと
手招きされたり商魂逞しく売り込みされたり、市場は駆け引きの場(^-^;
現地の相場や貨幣価値を下調べして、なんとなく分かってきたら早速市場へ。
欲しい物があっても興味無さそうにして吹っかけられたら「じゃいらない!」
と引いてマケさせるテクニックや、言葉が分からなくても強くアピールして押し
まくる強気で大きな態度にだんだん慣れてくる。この駆け引きが欲しいものを
妥協できる値段で買えた時の充実感に繋がるのだ(^-^;;
でも基本はフレンドリー。にこやかに戦うのが私の手(笑)
こうやって手に入れたものが美味だったり、掘り出し物だった日にはしあわせ♪
普通のお店で買うより高かったり、結構ハズレもあるけどね(-_-メ 
ま、それはそれ、なのだ(^-^;;
食べ物に興味なくても、雑貨だけの市場や蚤の市なんかもあるので、現地のガイ
ドブックや情報ペーパーを入手してチェックして行ってみるのも楽しい。

さ~!市場へ行ってみよう!その国の「本当」が見えるかも。。。



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