クッキーのおうち

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新人ナースの健康管理の巻

genkina-su



新人ナースの健康管理の巻



それは、私が新人ナースだった頃のこと。
 就職して4ヶ月。そろそろ、仕事にも慣れてきました。
「そうだ。今までずーっと気になってたあれ、やってみようかな?」
「あれ」とは。。。。
 私は、生まれてからず~っと、便秘がち。ずーっとなので、みんなそんなもんかと思ってたけど、内科学の授業で、毎日出るのが普通だと知ったのです。
 看護学校では、いつも、看護婦は自分の健康管理に気をつけなさい。と何度も叩き込まれていたものですから、いつか、快便な人になろうとは考えていたのです。
でも、就職間もないころは、それどころではなく、やっと落ち着いて、そろそろやってみようかな。と思ったわけです。
 それで、手っ取り早く、治す方法として思いついたのが、下剤でした。
 CMの「前の晩のんで、朝さわやか」なのを、購入し、服用しました。
 翌朝、「効いてくるはず。。。」が、ちっともその気配なし。
「私のは、頑固なのかな?また今晩試そうっと。」
と考えて、元気にご出勤!
 いつもどおり、朝の申し送りを終え、その日の担当のお部屋へ。。
 その日は脳外科の手術後の患者さんでした。まだ、意識はなく、頭からもたくさんの管がのびています。少しすると、脳外科の回診が回ってきました。
 その病院では、救命救急センターの脳外科の患者さんは、必ず、教授はじめほぼ全員の脳外科医が参加して回診していました。この患者さんはは、術後なので、ただ診るだけでなく、包帯交換という消毒も教授の手で行われていました。
「おはようございます」
 私は元気にごあいさつしました。「回診車持ってきま~す。」さすが新人。愛想よく消毒の道具を持ってきました。周りの先生たちもとってもにこやか。
 さて、ガーゼをはがして。。。。
「。。。先生。。。。」
「なに?(笑顔)」
「ちょっと、待って~(真っ青)」
 トイレに走る私。。。。。。
 そう、こんな大事な時に、おなかが~。。。。。。。
 数分後。
「すみませんでした」と、すっかり顔色の良くなった私。
「。。。。。」
 教授ったら、本当にじ~っと待っててくれたんです。
 もちろんほかの先生たちも。
 ありがと~。教授!やさしい方で良かったあ~!
 て、おいおい、あとにも先にも教授回診で、自分のトイレを待たせたナースっているのか?
 はい、それは私です。
 こうして、新人ナースの快便計画はおわりを告げたのでした。チャンチャン。




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