明芳の交易日記   ~お気に入り大公開~

明芳の交易日記 ~お気に入り大公開~

明家の書斎

全員集合
明 家 の 家 訓
吾身を敵になり替えて思ふべし


【出 典:五輪書 】
敵とバトルする時には敵の身になって、つまり立場にたって判断せよ。
攻城戦では敵は強いものと思い込んで慎重ななりがちである。しかし、こちらが敵に撃ち勝つ要領を心得ているならば恐れることはない。心配は無用だ。
PT戦でも敵の身になって考えれば勝機が見えてくる。およそ大分の兵法でも一分の兵法でも、先入観の迷夢を払い相手を客観視すれば、敵の実体・強弱・大小を確認することができる。


時勢を見抜いて商機を逃すな
【出 典:本嘉納商店家憲 】
 菊正宗酒造の前身は本嘉納家商店、その六代目当主嘉納治郎右衛門尚保が残した全七か条の家憲の中で最も重要な条目が、第三条のこれ。
 この教えは幕末から維新への時代の荒波の中で八代嘉納治郎右衛門尚義に引き継がれている。大凶作による不況をおしての事業拡大で1896年には昨対160%の醸造石高を記録し、積極的な海外進出によって1902年には輸出比50%を達成するなど、産業基盤が揺らぐ逆境を見事克服している。


商売は見切時の大切なるを覚悟すべし
【出 典:三井家家憲正鑑 】
 三井家家祖「三井高利」は1622年に伊勢の松坂で八人兄弟の末っ子として生まれている。長兄の死亡で江戸出店が可能になると、京呉服を仕入れて売る越後屋を開店。商慣習であった屋敷売りではなく、資金回転率のよい「現銀掛け値なし」商法を生み出したり、卸売りの「諸国商人売り」商法を編み出したりして繁盛させたので天才商人と呼ばれることもあるんだって。
   彼が残した遺訓は大正時代になって見るとができるようになった。見切時については高利の教えを受け継いだ二代目高平が補足説明しているわ。
  「商売には決断力が最も必要である。見切ることによって、たとえ一時的な損出があっても、後日に至ってより大きな損出を受けるよりましである」


まずは突き出たる所をさわるべし
【出 典:五輪書 】
 敵とバトルする時にはまず敵の突出部分を攻撃せよ。対個戦では先行した敵を各個撃破することで攻撃力を削ることができるし、突出部分が団子状態であっても全体が弱まり崩れやすくなる。
 集団での攻城戦にあっては、敵の布陣をよく観察し突出部分を攻め立てる。突出した敵が弱まってくれば全体の勢いもなくなり、士気が振るわなくなる。後は出たところ出たところを次々に衝いて勝利を収めてゆく。
 かならずしも相手の急所を衝けるとはかぎらない。そんなときには、どこか触れやすい部分を少しでも切りつけておくとよい。



素性が分からず相場より安いものは買うな
【出 典:文殊院旨意書 】
 住友財閥の始祖「住友政友」が、晩年に家人の勘十郎に当てた書状「文殊院旨意書」からの抜粋。商いは言うまでもなくあらゆることに心をこめて取り組むこととし、その第一条として「何にしても、世間相場よりも安いものが持ち込まれた場合に、その素性がわからないようなものは絶対に買ってはならない。そのようなものは盗品だと心得よ」と戒めている。のちの住友精神「浮利に走らず」に通じるものがありそうね。
   巨商伝でも、かつてチートやマクロが横行した時期に不正行為によって生産されたレア・アイテムや不当にレベル上げされた傭兵が露店売りされたし、今だと垢ハックで不当に入手された高額品が売り出されるかもしれない。不正は根絶しなきゃね、そのためには需要をつくらなきゃいいのよ。安いからといって飛びついてはならない。


  ただその行先の人を大切に思ふべし
【出典:中村治兵衛書置】
近江商人二代目中村治兵衛が息子に当てた書置の一節。
商いに出かける時には、お客様がみな気分よく、商品を買って使えるように心掛けること。
自分のことばかり思うのではなく、損得は天道の恵み次第だと考えて、高い利益を望まずお客様を大切にすること。 こうした心がけにより心が安らかになる。


勝たんと打つな負けじと打つべし
【出典:島井宗室遺言状】
 戦国時代末期に対朝鮮貿易で活躍した博多の三傑のひとり「島井宗室」が元服間もない外孫で養子にした徳左衛門にあてた遺訓。「徒然草にも双六上手の戦術に、勝とうとして打つな、負けまいとして打つべしとある。家計を慎ましくすることを日々考えて商売に励め。そうすれば失敗しても、残った資金で商売えお立て直せる」と教えている。
 宗室が言っているとおり交易では大きく損しないようにが肝要である。戦いでも死んでは経験値を失い元も子もなくなるので、負けないように励むことが重要であろう。
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明 家 の 家 訓
ただその行先の人を大切に思ふべし


【出典:中村治兵衛書置】
近江商人二代目中村治兵衛が息子に当てた書置の一節。
商いに出かける時には、お客様がみな気分よく、商品を買って使えるように心掛けること。
自分のことばかり思うのではなく、損得は天道の恵み次第だと考えて、高い利益を望まずお客様を大切にすること。 こうした心がけにより心が安らかになる。


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